2014年

12月22日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2014-12-22 12:46:48 (4053 ヒット)

 いや〜長かった。4年ほどをかけた森田君の労作。学会発表から1年半もかかってしまったがようやく論文受理までこぎつけた。なんでこんなに長くかかったかというと当然著名雑誌に蹴られるなどいろいろあったからだ。特に途中で3遺伝子で出来るとCellに出されたのが痛かった。森田君のはETV2という転写因子たった一個で線維芽細胞を血管内皮細胞にdirect-reprogramingできるという話。これまでdirect-reprogramingは多々あったが一個だけというのは珍しいのではないか。またリプログラミングの安定性についても突っ込んだ解析を行っており、EVT2の発現をなくすともとに戻る細胞と安定な細胞があることもわかった。direct-reprogrmaingの安定性はこれまであまり考慮されて来なかったが、将来の臨床応用には安定性は重要な形質だ。本論文の成果は血管をつくるという医療目的にとどまらず、血管内皮細胞の発生分化の機構を理解する上で有用なツールを提供してくれるだろう。

12/24クリスマスイブの日にon-lineに出ることになった慶應のプレスリリースサイトはこちら原稿はこちらを参照。 

23日の日経新聞朝刊に出てました。

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