2015年

5月11日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2015-05-11 00:34:45 (4138 ヒット)

2014年ほど論文に苦しんだ年はない。あまりにも落とされまくるのでもう研究はやめるべきかと思うことも何度もあった。それを大学院生の伊藤さんが救ってくれた。私のほうが御礼を言いたいくらいだ。

本研究の詳細は後ほど。キモは新規のインフラマゾーム制御因子としてBTKを見つけたこと、さらにすでに抗がん剤として認可済みのBTK阻害剤がインフラマゾームに依存する急性炎症性疾患である脳梗塞を抑制することを示したこと。こんなストレートですごい話はない。ほとんどは伊藤さんの努力と講師の森田君と七田君の指導のたまもの。私のアホさを乗り越えて伊藤さんは見事にやり遂げた。脳梗塞モデルは極めて難度の高い実験でこの系をマスターしただけでもすごいのに、さらに新機構の発見と結びつけてその阻害による治療の可能性を示した。藍は青より出て藍より青し(なんか変?)。このまま伸びやかに育ってくれることだろう。

We are delighted to accept your manuscript entitled "Bruton's tyrosine kinase (BTK) is essential for NLRP3 inflammasome activation and therapeutic for ischemic brain injury" for publication in Nature Communications. Thank you for choosing to publish your interesting work with us.

それにしてもNCの掲載料はあこぎではないか?on-line journalなので印刷費はかからないのに5000$くらい。円払いだとX0万円を超える。一日もはやく商業誌をありがたがる風潮を改めるべきである。

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