2015年

6月8日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2015-06-08 13:08:31 (1780 ヒット)

 先週木曜日より免疫学講義がはじまった。講義中さっそく寝ている学生をつっついて起こしたらどよめきが起きた。寝るくらいなら半ページでもいいから出席代わりのレポートを出して有意義なことに時間を使ったほうがいい。しかしさすがに2こま続けての講義は私も疲れる。歳のせいか昨年に比べると消耗が激しい。話すペースも遅れて講義が予定よりもどんどん遅れて行く。所々スライドの間違いに気がついて立ち往生する。
今朝は9:15頃学生が『先生、講義は?』と呼びに来た。は?一瞬何のことかわからなかった。なんと1,2コマ目を午後からと勘違いしてのんびりしていたのだった。相当にヤキがまわっている。日頃学生に厳しく言っているだけにめちゃめちゃ恥ずかしい。しかし今年の学生は偉い。普通『休講だぁ!』と喜んで帰るだろう。よく呼びに来てくれたものだと感心する。でもさらに講義が遅れて遺伝子再構成の話の途中で終わってしまった。何度話してもMHCとTCRのところは、理解してもらえるように話すのが難しい。ここが面倒くさくて免疫が嫌いになるのだろう。
さらに教科書で言っていることが違うことがある。補体のC4bC2aは最近はC4bC2bにしようという動きだが教科書によってはどちらも出てくる。isotype switchingも class switchingも同じものだし、CD8TをキラーT細胞ということも細胞傷害性T細胞ということもある。用語くらいは統一しないとますます嫌われる。今朝はNK細胞がT細胞と同じ前駆細胞からでてくるのか、B細胞と同じ前駆細胞から出てくるのか、教科書によって図が違うことを発見してまた固まってしまった。どうもまだどちらが正しいのか定説になっていなようだ。そんなの教科書にのせんなよ、と言いたくなる。

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