2015年

10月6日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2015-10-06 23:23:22 (2786 ヒット)

 ノーベル賞、昨日の医学生理学賞に次いで物理学賞も日本人だった。こちらはニュートリノに質量があることを証明したものだそうだ。会見での梶田さんの言葉が興味深い。『これはすぐに役立つものではない。人類の知の地平線を拡大するような、そして研究者が個人の好奇心に従ってやるもの。』昨日の大村先生は『ともかく人に役立つことをしたい』という動機だった。奇しくもお二人が科学のもつ2つの重要な目的を的確に表現された。科学する動機は『自然の謎を解き明かす喜びと社会貢献』。どちらかひとつでもたいしたことだが、この二つを同時に実現できたら素晴らしい人生だろう。

ニュースで記者がスーパーカミオカンデの先生に『このお仕事はどんな役に立つんですか?』と聞いていた。そんな野暮なこと聞くなよ、と思ったがその先生はちょっと考えて『宇宙の成り立ちとか、これからもっとすごいことがわかる』とおしゃっていた。媚びない。筋金が入っている。科学者はこうでなくっちゃ。


『そのうちタイムマシンができるかもしれませんよ』なんて切り返してもらったら視聴者は喜んだことたろう。

印刷用ページ このニュースを友達に送る

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。