2015年

10月13日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2015-10-13 17:15:55 (2251 ヒット)

 ドイツの世界遺産の街、Bambergで開催されている国際インターフェロンサイトカイン学会に来ている。もう晩秋の感じで街は美しいが夜は凍えるように寒い。もっと厚着して来るべきだった。
今朝の講演のひとつは眼の覚めるようなきれいな話だった。がん細胞のつくるPGE2が腫瘍内の樹状細胞などからのTNFやインターフェロンの産生を抑えること、COX1/2を抑制してこの経路を阻害すると抗腫瘍免疫が増強されること、PD1抗体とCOX阻害剤の協調作用が見られることを示した。Cellに最近発表され、新聞などでも『アスピリンで癌が治る』と広く報道されたそうだ。
はじめはがん細胞と樹状細胞を共培養するとTNFの産生が下がるという実験からスタートして、なんだそんなの何年も前に白石君がPGE2だと同定したではないかと思ったらまさかの展開で、やっぱり発想力が大事なんだと感心した。
この街では燻製ビールが有名で私にはものすごく美味いが、他の人には評判がよろしくない。酒好きのためのビールだという。

印刷用ページ このニュースを友達に送る

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。