2016年

5月16日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-16 09:12:32 (1339 ヒット)

 5/13,14と長崎大学でのインターフェロン・サイトカイン学会に参加する。参加人数は少ないながらシンポジウムでは活発な議論が続き、ポスター発表も盛り上がっていた。ランチョンセミナーでは『これからのC型肝炎治療』と題して長崎大学消化器内科の中尾教授の講演があった。これまでウイルス性肝炎の治療法としてはインターフェロンが特効薬のように言われて来た。実際にそう講義でも教えて来たのだがこの5年で治療法は一変しプロテアーゼ阻害剤やさらにNS5A,NS5B阻害剤が現れてついにインターフェロン治療法は姿を消すと言われている。京都府立大学の角田先生(なんと本当にMBAを取得されているそうだ)は講演でインターフェロンは20年間使われたのでかなり薬としては長寿命であったが次ぎの世代にバトンタッチをした、と言われた。この学会はインターフェロンから始まって他のサイトカインも取り込んで会員を増やして来たが、インターフェロンが(少なくとも治療に関して)歴史的な役割を終えたのであればインターフェロンの名前は取ってサイトカイン学会としたほうがよいのかもしれない。
4月のウイルスの講義では相変わらずインターフェロンや新しいところでもプロテアーゼ阻害剤など5年遅れの話をしてしまった。講義レポートに『最新の話を聞きたい』とあったが今思えば講師の不勉強に対する強烈な皮肉だったのだろう。夜は長崎の夜景が見れる会場で懇親会。鹿児島大学のH先生と私に共通する(いや私は完治している)疾患で盛り上がった。飲み過ぎて朝会場まで歩く坂道がつらい。長崎は坂の町であることを実感した。

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