2016年
6月4日
本日と明日はお茶の水で国際マクロファージ研究会。松島先生が25年会長を務められて来た由緒ある会で今回で会長の任を退くというので私も参加。会場はソラシティというニコライ聖堂のすぐ前のビルで景色も中もすばらしい。当教室からは七田君と駒井さんお参加する。しかし私はすでに自転車が倒れており、締め切りを過ぎた原稿をいくつもかかえ、講義の準備も十分できていない。なので午後から参加することにしていた。といいつつ昨晩学生らとビアガーデンに行ってしまってそのあとも飲んで午前中はソファーで寝ていたのだった。我ながら意思の弱さにあきれる。今晩から本気を出すしかない。
研究会のシンポジウムでは最初のBogunovicという女性研究者が腸管マクロファージをCX3CR1の発現レベルで非常に明快に分類してくれてかなりすっきりした。我々のTGFβ産生DCと思っていたのはCX3CR1強陽性のIgA産生を誘導するマクロファージなのかもしれない。IgAのクラススイッチに関与するならTGFβが高いことも納得出来る。それでは田中先生のCD169+マクロファージはどれに相当するのだろうか。この分野はまだまだいろんなひとがいろんな分類をしていて混乱させられる。ぜひ早く統一して欲しいものだ。七田君の話は皆に好印象を持ってもらったようで質問も相次いだ。こんなに完成度の高い仕事なのになんで論文にするとなかなか通らないのか?やっぱり教授の筆力の差なんだろうか。
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。