2016年

7月27日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-07-27 23:41:42 (2549 ヒット)

 NHKの『総合診療医ドクターG 』をよく見ている。いや録画している。ポリクリ中の実子に見せようと思って録画しているのだが、見ろと言っても必ず拒否される。まあそれが正常なreactionで気持ちはわかるが親はそれでもきっといつか役に立つと信じて録画を続けている。最近、数年前に学生だった子が研修医役で当番組に出ていたのには驚いた。
それはともかく、今日のドクターGは微生物学免疫学の講義で学生に録画を見せたいものだった。今回の患者は検査中に突然ショック症状に襲われた女性。ドクター-Gは患者の腹部の傷から脾臓摘出を疑い(脾摘は国内で年間1500件あるという)、それによる感染症を疑った。脾摘によって増えやすい菌は大きく3つある。あえて答えは言わない。XXX染色で区別できる。ドクターGが、出演していた研修医に『やったことがあるか』と聞くと『ありません』。おいおい君は実習をサボっていたことを告白したのだぞ。どの大学もXXX染色は必ずやるぞ(と思うのだが)。結局肺炎球菌と確定し、適切な抗生物質を投与することでことなきを得た。もし担当医が脾摘に気がつかなかったら、もし脾摘で増える可能性のある菌を知らなかったら(免疫学のなかでは免疫不全のところでとりあげた)、もしXXX染色を知らなかったら、もしその菌に適切な抗生物質を知らなかったら、どうなっていたかわからない。まさに微生物学免疫学の知識面目躍如というところだろう。来年ぜひ学生に見せたい(ちゃんとNHKに許可もらって)。いや少数ながら再試があったな。免疫学の再試の学生は再放送を見ておくように、と思ったら再放送は9/3。再試の後だった。

 

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