2016年

12月8日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-12-08 10:06:02 (1412 ヒット)

12/1は慶應医学賞。今年は人類進化学の権威でネアンデルタール人の全ゲノム解析で有名なペーボ博士と抗PD1抗体で有名な本庶佑先生。なんと私は司会進行役。もともと滑舌が悪いうえ上がり症、しかも本庶先生なのでかなりの重圧だった。式典はつつがなく終了したが、記念講演では両先生ともに予定より早く終了したので質問時間の調整に苦労した。一般のかたからの質問は何が飛び出すかわからないので気が気ではない。本庶先生の時は最後に数日前に私のところに見学に来た1年生が質問したのだがどうも免疫の理解が足りないようで話が噛み合ない。思わず『時間がなくなったのでまだ質問があるなら私のところに来るように』と言っってしまった。免疫に関する質問なら私のところに、というつもりだったのが、『本庶先生のところに』というべきところを『私のところに』と言い間違えたと思われたのか聴衆から笑いが漏れた。ドイツ大使館の来賓の名前も言い間違えたのだが皆さん気がつかなかったという。無事に終了してよかった。昨年の大隅先生は1年後にノーベル賞。来年が楽しみではある。
本庶先生は講演で『100万の種がまかれても芽を出すのはそのうちの1%、木になるのはっそのうちのさらに1%、実を付けるのはさらにその1%。ひとつの実を得るには100万の種が必要』と一見無駄そうでも継続的な基盤研究の重要性を強調されていた。全くその通りだと思う。私は死んで行く99万なにがしの種のほうだろうが、研究者になったからにはその覚悟は必要だろう。でも一方で研究は面白いから続けられるのだろう。
 

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