2017年
5月4日
会議は土曜日で終了。日曜日は遠足。紫禁城(故宮博物館)と万里の長城を巡るツアーで主催者がちゃんとツアーコンダクターまで用意してくれていた。どちらも歴史好きのオヤジにとっては垂涎、感涙もののコースだ。特に万里の長城は死ぬまでに一度は訪れたいと思っていた。しかし日曜日は労働節の中日で季節も最高にいい時期。以前ネットで万里の長城からひとがはみ出して落ちそうなくらいの混雑ぶりを見たことがあった。大渋滞を恐れていたのだが幸いなことに紫禁城も長城もそんなに混んでおらずほぼ時間通りに観ることができた。紫禁城から高速で1時間半ほどで万里の長城(Great Wall)に着いた。
我々は「男坂」と呼ばれるキツいほうに登ったのだが、頂上の第12敵楼(望楼)まで急峻な階段が続き途中で心臓が破裂するのではないかと思うくらいきつくて、時々休んで1時間くらいかかった。オランダから来た参加者も「何処まで続くんだ」と途中で呆れていたので「ヨーロッパまで続いてるんだ」と言ってやった。幸い12敵楼以降は壁はなかった。万里の長城は世界の七不思議のひとつである。秦の始皇帝が構築したことで有名だが現存するのは明代のものらしい。しかしあちこちにある落書きをみるとそんなに古いものではない。きっと現代に整備し直したのだろう。それでもこんだけのものを2000年以上前にどうやって造ったのだろう。頂上まで行けて感激したがあまりに急な階段で降りるときのほうが怖くて膝を痛めそうだった。イタリアから来たオジサンはこのあとさらに「女坂」のほうまで行っていた。体力も実力か。
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