2017年

8月18日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2017-08-18 11:05:57 (1325 ヒット)

 またまたYahooニュースから(論文は読まんのか!)。オーストラリアの研究者らが臨床試験を行い、ピーナッツアレルギーを持つ子供らにピーナッツと「ラクトバチルス・ラムノサス」という乳酸菌の一種を同時に摂取することでピーナッツアレルギーを克服できたという。ニュースでは出典がなかったので調べてみた。原著はこちらLong-term clinical and immunological effects of probiotic and peanut oral immunotherapy after treatment cessation: 4-year follow-up of a randomised, double-blind, placebo-controlled trial(The Lancet Child & Adolescent Health).経口減感作療法をTregを増やす細菌と一緒に摂取すれば効果は加速されるだろう。ラクトバチルス・ラムノサス (Lactobacillus Rhamnosus)jは古くから整腸剤(プロバイオテクス)として使われていて、マウスモデルではTregを誘導したりTh17/Tregバランスを変えたりすることが報告されている。これをヒトで実際に臨床効果を確かめらたのはすごいことだと思う。Treg誘導菌といえばわれらのクロストリジム属菌も強力なはず。そう思って調べてみるとマウスではあるがクロストリジム属がピーナッツアレルギーを抑制するとする報告があった。この場合はTregも増えるがむしろIL-22によるバリア強化の方が重要そうに書いている。いずれにしろ様々な免疫疾に対してプロバイオ+抗原経口摂取というのがトレンドになるかもしれない。

 

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