2018年

1月1日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2018-01-01 08:46:14 (1340 ヒット)

 2018年の幕があけた。今年はエピゲノムの資金も最終年で集大成とすべき年。同時に次の目標に向けて新しい一歩を踏み出したい。
今後の免疫関連の研究の動向を占うと、ひとつは「多臓器連関」。腸と精神疾患などの遠隔臓器間の相互作用には液性因子だけではなく身体を動き回って集積できる免疫細胞が欠かせない。臓器を繫ぐ重要な鍵となるだろう。また腫瘍免疫の研究はさらに加速されると思われる。新たなチェックポイント阻害療法は出てくるだろうか。腫瘍免疫を含めて「細胞療法」はますます盛んになるかと思われる。T細胞は「対象を認識」し「その場へ移動して」、「目的を果たす、すなわちがん細胞を殺傷したり過剰な免疫を制御したりできる」と3拍子揃った究極のマイクロマシンだ。我々も新しい視点を提供したいと思ってエピゲノムの支援で安定化制御性T細胞やTscmの研究を行って来た。最近は免疫メタボリズムの研究も盛んだ。免疫老化と加齢についても新展開があるかもしれない(結局自分が今興味をもっていることを羅列しただけじゃないか)。。
一方で次世代シークエンサーを使った遺伝子解析やメタボロームなど自分たちだけではなかなか難しい技術も増えて来た。これからますます共同研究が重要になってくるだろう。AIが仮説をたててくれる時代がそろそろ来るのでは。AIに使われるのではなくうまく使いこなせるとよいが。

うちの教室では久しぶりに大学院生が入ってくる。また卒業する者も数名いる。留学を考えている者もいる。若い人たちが夢を描いて実現できるように手伝いができるように、彼らとともにもうひと頑張りしたい。災害も事故もなく平穏に研究に集中できることを祈りたい。

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