2018年

7月19日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2018-07-19 09:16:17 (3723 ヒット)

 Gyao無料動画に「はたらく細胞」というのがあってちらっと見てみたら細胞を擬人化していろいろな病原菌に対抗するシリーズのアニメらしい。もちろんほとんどの登場人物は免疫系の細胞だ。T細胞が胸腺大学で教育を受ける回もあるらしい。
アニメの第二話で白血球が壊れた血管内皮からすべり落ちる際に仲間の白血球が「Lセレクチンを出してなかったのか!」と叫ぶシーンがあった。原作者は医学とは無縁の方らしいが相当に勉強していると感心した。

アニメやマンガで微生物学と免疫学(の基本)を学ぶのはとっつきやすくていい考えだろう。他にもWebでは「免疫のシゴト」とか「マンガ免疫学」とかいろいろある。「新抗体物語」は免疫の解説よりも主人公の人生ドラマが面白い。河本先生の「マンガでわかる免疫学」というのもがあるが惜しむらくは絵がちょっと。。(河本先生は本業界きってのアニメーター。なぜ彼自身が絵を描かなかったのか?)「はたらく細胞」のほうがはるかに絵がきれいで今風だ。細胞の擬人化という意味では東大の学生さんが作った「免疫劇場 MEN-EKI BLACK」が秀逸で毎年講義でも見せている。来年は「はたらく細胞」を見せようかと思ったがちょっと長すぎるな。「免疫劇場」は4分くらいなのでちょうど良い。「はたらく細胞」のキャラで「免疫劇場」を作ったらきっとウケるだろう。

免疫学の本試験。「丸暗記よりも理解」を大事にしてほしいと持ち込み可にしてみた。もちろん広い範囲から情報を集めて解くような問題なので何処に何が書いてあるのかくらいは覚えておかないといけない。「試験は合否を決めるためではなく勉強して理解を深めてもらうためにある」というのが私の信条。持ち込み可であってもある程度は勉強しないと解けない。しっかり勉強してくれたのか多くは大変よくできているので「持ち込み可」の試みはよかったのではないか。
でも講義に全く出ないで免疫学を教科書だけ読んで理解するのはかなり大変で膨大な時間がかかると思う。特に教科書では何が重要で何が瑣末なことなのかわかりにくい。概論講義は全部で12コマ=18時間程度である。「エッセンシャル免疫学」を全部読んで理解するのに必要な時間よりもずっと短くて済むと思う。

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