2018年

9月28日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2018-09-28 22:24:12 (1107 ヒット)

 本当に久しぶりに癌学会に参加する。これまでは一般演題で若い人に行ってもらっていた。今回はシンポジウムと教育講演に呼ばれたので自ら出向くことにした。久しぶりに参加して抗腫瘍免疫も存在感を示していることに驚いた。一日いても途切れることなく聞きたいシンポジウムやワークショップがある。日本のがん研究もようやく世界の潮流に追いつきつつあることを実感した。注意を引いた発表で、水素吸引によってT細胞の疲弊化が減ってPD-1抗体の効果があがるという。マウスではなく実際の患者さんの話だ。実臨床に基づいた臨床の先生の話には説得力?がある。

これでも一応がん学会の評議員である。評議員を続けるにはCancer Scienceという学会誌に論文を定期的に出さないといけない。これが結構大変で常にクビの危機と背中合わせだった。評議員懇親会にも久しぶりに顔を出した。なんと出し物が「南こうせつ」のミニコンサート。なんでも会長先生が彼の親族の主治医だった関係だったそうだ。南こうせつ、歌もうまいが話もうまい。印象に残った話。「夢一夜」の講釈のあとで。こうせつの親父さんは大変やさしい父親だったそうだ。「父に怒られたことが一度もなかった。でもいつも父は母に怒こられていました。」父が亡くなって火葬されて骨壺が家に帰ってきた時のこと。母は骨壺を前に正座して寂しそうにしている。「夫婦ってこうやって終わるんだな」。子供たちもしんみり。「気落ちしなさんな。これからはオレたちがお母さんのことしっかりサポートするから」と励ました。母はそこで天井を見ながらぽつりと一言。「あんまり好きじゃなかったんだよね。。」オーマイガー!

シンポジウムでは近藤君のiTscmの話をはじめて英語でやった。発表者ツールにテキストを書き込んでいたので大丈夫と思っていたが、とても発表時に読めるものではない。自分でも情けなくなるほどグタグタの発表だった。何事も軽んじることなく練習して十分な準備が必要だ。
一般演題も英語のセッションが多い。英語のせいかなかなか質問が出なくて座長の先生が四苦八苦されていたのが可哀想だった。
 
 

 

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