2019年

7月20日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2019-07-20 14:37:57 (1158 ヒット)

 神戸から戻るとすぐに学部免疫学の試験である。私の試験は「勉強する契機に」して欲しいという意味から講義資料と自作のノートは持ち込み可にしてある。つまりアンチョコ持ち込みOKなのだ。この試験は「暗記ではなく理解したかどうか」を確認するものだ。新作かつ応用問題なので一応勉強しておかないと、少なくとも何処に何が書いていあるのかを知っておかないと解けない。講義に出てしっかり聴いているか、あるいは教科書で勉強して自分でノートをまとめたら何のことはない問題だ。しかし試験開始後に初めて見たかのように資料をめくっている連中がなんと多いことか。そもそも講義にも出ないで答えられると思うのは甘すぎる。まずターム(用語)の意味がわからない。アンチョコを作成することさえ面倒なのだろう。招聘講義ではお忙しい中来ていただいた教授と質疑応答をして「ここは大事」と念を押したところをそのまま出題しているが、聞いてなかったのだろう。こんな試験をすると面倒臭い免疫学がますます嫌いになり、私は学生からイヤな教師のレッテルを貼られると思う。しかし学生は自分が病気になった時のことを考えてみるといいと思う。「こんなに勉強しない医者」に診てもらうことになったら戦慄するだろう。浪速大学のN先生が最近自分の所の学生を「こんなに勉強せん学年は初めて」と嘆いていたそうだが何処も同じか。最先端のiPSを使った再生医療に興味を持つものも大いに結構だが、移植拒絶の原理も知らないで再生医療ができるはずがない。再試験には勉強の跡を示すノートの提出を義務付けることにした。さらに嫌われるだろうが別に気にしない。

講義に出るのは話を聴くだけではなく質問できるという貴重な機会だ。デジタルコンテンツ化(録画で何処でもいつでも見られる)で講義がなくなることはないとはないとは思うが、「免疫学」は教科書を読むだけではやはりスラスラ理解することは難しいので1日も早くデジタルコンテンツ化を進めていただきたいものだ。来年は自分で録画し必要な学生に貸し出そうかとも思っている。まあ再試験に備えて四苦八苦するよりも講義15回に出るほうがずっと楽だったと思うけど。

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