2019年

12月20日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2019-12-20 13:36:40 (1032 ヒット)

19日、慶應医学賞の授賞式である。来年度からは選考委員を辞することになっているので委員会委員としての最後のお勤め。今年の受賞者はユトレヒト大学のHans Clevers博士と大阪大学の岸本忠三教授である。岸本先生とはSOCSの発見の時をはじめ浅からぬ縁がある。昼食の時に「君に初めて会うたんは(30年くらい前の)アシロマの会議だったな」と懐かしい話になるのかと思ったら「あん頃が一番いい仕事をしとったな、今は。。」(pp130=JAKの発見の仕事を発表した)。まあおっしゃる通りでそれはしかたないにしても「あん時はスリムだったのにようけい太ったな」。30年前の話である。確かに今よりも15キロは痩せていた。それにしてもすごい記憶力である。
講演ではもちろんIL-6の発見から臨床応用まで、途中新しい研究の話も加えられて「80歳になってこの賞をくれるというのはもうしばらくは研究せいということやな」と意気軒昂である。質問では私が「先生は沢山の優れたお弟子さんを育てられた。人を育てる真髄かコツをお教えください」と問うと「そんなのは知らん。昔はぎょうさん叱って厳しく指導した。その頃の話をすると『先生今なら確実にパワハラですよ』と言われる」と答えられると会場は大爆笑。きっと厳しい中にも「一流のサイエンスをやれ」という強い信念があったからこそ皆さん付いてきたのだろう。
 

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