2020年

8月26日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2020-08-26 10:59:44 (2054 ヒット)

 ここ数週間ストレスの溜まる仕事が続いたせいか全身に蕁麻疹がでるようになった。ストレスの原因は2つほど特定できるが、何が抗原なのか、暑くて汗をかくせいなのかわからない。痒みにはいい薬がない(IL-4抗体療法やJAK阻害剤はまだ早いか)という意味では痛みよりも耐えがたく夜眠れない。なので昼間ぼーっとしていることが多い(元来そうだったかもしれない)。
赤いポツポツが治らないので皮膚科に行くといきなり「毛虫や」と言われた。毛虫皮膚炎というのがあるらしいが、さすがに庭いじりはしてないのでそれはないだろうとステロイドの外用薬と内服薬をもらう。その後数日して発疹が融合して大きな島状になってしまった。これはまずいと大学の皮膚科の先生に相談したら多形紅斑だろうということでこのままステロイド内服外用で様子を見ることに。調べてみると薬疹かヘルペスなどの感染症から来るものらしい。自然消退するらしいので我慢して待つこととする。先生には飲酒は控えるように言われたがとても飲む気にもなれない。
2週間ほどしてかなり良くなった。依然原因は不明。

今日の西川先生の解説ではCAT-Tregが取り上げられていたCARの細胞内領域を10種類くらい変えて結局CD28が一番良かったらしい。これはうちの結果と同じ。それ以外は新しいことはないのだがScience系の上位の雑誌に載っておりすこし癪に触る。しかしCAR-Tregも実用に近づいているのかと実感する。私の蕁麻疹で試してみたいものだが、CARを何にすればいいのかが問題。案外IgE産生を抑えればよいならCD19でもいいのかもしれない。
それにしてもコロナ禍で世界的に研究が停滞し論文が減ったり質が落ちたりするのではないかと思ったがそこまではないような気がする。やはり中国からの論文は多い。先日あるインタビューでコロナに関する論文は世界からたくさん出ているになぜ日本からは少ないのか?と質問された。こちらの調査ではコロナ関連論文は世界で4万2748報出ているが日本からは839報でわずか2%だそうだ。「特にコロナに限ったことではないでしょう。日本からの論文は右肩下がりですから」と自嘲気味に答えると、ある本を紹介された。毎日新聞出版の「誰が科学を殺すのかー科学技術立国崩壊の衝撃」。全くもって衝撃的なタイトルだが、中身も国立大学法人化からムーンショットまでばっさばっさと小気味よく切り捨てている。だいたい知っている内容だったが、日本の政策で何一つ褒められているところはなく、ここまでどうしようもない有様ばかり並べ立てられると暗澹たる気持ちになる。現状はそうかもしれないが「ではどうしたらよくなるのか?」少し落ち着いて前を向いて考えるべき時なのだろう。

日本電産会長の永守重信氏。小さな町工場を年商1兆5千億円の大企業に成長させたカリスマ経営者だ。とにかくポジティブ思考で常にピンチをチャンスに変えてきた。世界をリードする技術力があってのことだろうが、嘆いてばかりでは何も変わらない。

新型コロナを指定感染症「2類相当」から見直すらしい。ようやく世の中が正常化するのだろうか。高校や大学でも休校や封鎖で苦しんでいる人たちは多い。彼らは重症化しないのであればある意味大人の都合で翻弄されている。危険度の高い人たちを重点的に予防措置するほうが経済的には理にかなっているような気がする。うまくすれば集団免疫もついてやがてコロナ禍は終わるのではないかと個人的には思う。
日本はすでに「ほぼ収束」という意見も出ているが、さすがに根拠が希薄で言い過ぎなような気がする。しかし多くの国で第二波のほうが第一波よりも死亡率が低いというのは統計表を見ていると事実のように思える。
漫然と二類相当を続ける根拠には乏しいとする川口先生の考察は首肯できる。

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