2012年

9月2日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2012-09-02 06:27:04 (4714 ヒット)

念のためアナウンス。学生課から連絡を受けた3年生は東校舎4F会議室の掲示板を見に来て欲しい。先日免疫の再試の時にアナウンスはしたのだが口頭で言ったきりなので伝わっているのかどうか。まあここまでして気がつきませんでした、なら私も免責だろう。というかオレはなんて甘いのだろうと自分にあきれる。

 君たち3年生は後輩(現2年生)2名以上に『微生物学と免疫学の講義は必ず出るべきである』と伝えるべきだ。君たちは”自分たちはゆとり世代の学生でかつ医学部定員もかなり増えている、そんな時代の学生である”ことを自覚すべきだ。講義なんて出なくて大丈夫、なんていう先輩らの戯言は今の時代通じない。呼び出しの学生の97%は免疫の再試受験に引っかかっていることを考えると複数の科目間の成績にはきわめて強い相関関係があることが容易に想像できる。3年生は今からでも遅くないから2学期からの講義には真面目に出席して聴講して欲しい。

来年は出席を厳しくとる。欠席はマイナス点。講堂の後ろ半分は封鎖する。講義中に寝ている者は減点。というふうに厳しく対処してみようと思う。多くの先生は慶應の学生は優秀で厳しい指導は必要ないと考えている。学生もそのように錯覚、誤解している。実態はゆとり世代なのでモル計算も満足にできないかもしれないということを教師も生徒も自覚すべきだ。また自分の子供を見ていても強く感じるのは予備校や塾で手取り足取り指導してもらうことに慣れ、家で自分で計画をたてて机について勉強する習慣ができていない。現代の学生には厳しくしてしすぎることはないと思う。微生物学はまさにそのようなコツコツとした地道な勉強が必要な科目である。

学生のひとりが”高校の同級生と話していると医学部だけが他の学部と違う、厳しい、楽しめない”というふうなことを言う。医学部は高等教育の場でもあると同時に職業訓練校でもあるのだ。専門学校と思えば当然だろう。ちと長くて学習量も多いのは同情はするが。。

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