2021年

10月3日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-10-03 17:06:27 (3214 ヒット)

 

10/2 東京の感染者数は200人を下回るようになった。この急激な減少の原因も(自称)専門家にはわからないらしいが、それでも相変わらず「第6波は必ず来る」「リバンウンドを警戒せよ」「インフルエンザとのツインデミック(?昨年のキャッチフレーズと同じ?)と深刻な表情で訴えておられる。一方、ネットニュースのコメント欄では「専門家という人たちは競馬の予想屋と同じ」と手厳しい。いや競馬の予想屋の方がよっぽど当てているのでは?彼らは占い師、預言者、すなわち科学的にはペ○ン氏なので真剣に話を聞くだけ無駄のような。。。ではお前はと言われると私も同類なのだが、なぜ今回の第5波のピークを当てられたのか(予言者なので過去に外したことは無視)?彼らとただ一つ違うのは海外の波をいつもみていたことだろう。今回の波はデルタ株によるもの。図のように 元祖インドはだいたい3ヶ月間の急峻な波で収束し、その次に3ヶ月遅れてデルタ株に見舞われたインドネシアはやはり2ヶ月半で収束している。日本はそれにさらに一月遅れて増加し始め、なんと2ヶ月少々で収束している。一方でワクチン打っても感染爆発とよく槍玉に挙げられるイスラエルシンガポールであるが、ご安心を。イスラエルはおそらくワクチンによってデルタ株の蔓延が遅れたのであろうがちゃんと2ヶ月後に収束に向かっている。シンガポールはまだピークに達しておらずこれからだが、感染者数は3000人/日いっていない。死者は10名/日以下。ワクチン打っても怖ぞおっかないぞと脅したい輩に騙されないように。こうやって並べてみると見事な規則性があるような気がして来る(原因は不明だが)。
おおむね言えることはデルタ株は(ワクチンや自粛にあまり関係なく)2−3ヶ月で必ず収束する(イギリスはなぜか例外)。ワクチンやロックダウン政策で蔓延を遅らせればそのぶんスタートは遅れる(イスラエルやシンガポールでアルファ株の波(日本の第4波)がないのはワクチンのおかげではないか?)。しかしワクチン接種が進んでいればピークは低いように見える(すべての国に当てはまるわけではない)。なぜ日本の疫学者は海外の動向を取り入れようとしないのか不思議だ。「季節が」とか「報道で」とか情緒的な理由を挙げる「専門家」は海外でも同じというのだろうか?

すでにデルタ株が収束したと思われるインドでは毎日2万人とくすぶり続けているが、次の波は発生していないので日本で第6波が来る可能性はないわけではないが現時点ではその気配はない、と言ってそう間違ってはいないと思う(なんとも微妙な言い回し)。ええい、どうせ予言なので「第6波はない」といいきろう。外れたら削除。でも競馬の予想よりも当たらない他の専門家の言うことよりも少しは説得力あると思いません?

一つだけ競馬の予想屋よりも劣ると言われる「専門家」を擁護するとしたら、これら海外でもなぜ急激に減少したか科学的に納得できる解明はなされていない、ということ。インドで集団免疫が成立したと思われたのになぜか急激なデルタ株の蔓延が起きた、とか、イギリスで制限撤廃で医療崩壊するとした専門家の預言は当たらなかった、とかNatureに記事にされたくらいだ。結局、専門家=預言者があてにならないのは日本だけではないのだ。知事会は政府に「減少の検証を」と訴えているらしいが、ヒトは実験動物と違って可能性は言えても科学的に論理だった検証は難しいもの。預言者はやはり預言者にすぎす、競馬の予想屋よりも当たらないということを再認識していただきたい。


世界的も感染者数は急速に減少しており、日経新聞では120カ国で減少し、欧米を中心に経済活動が再開されつつあることを報じている。8月下旬に「明かりが見え始めている」と言った菅前総理は正しかった。そのときボロクソに言った連中は今何を思うだろうか。当然忘れているか、今もゼロでないと言い張るのだろう。あるいは第6波よ早く来いと祈っているのだろうか。たぶん出番がないと困る連中はそうだろう。

10/9 土曜日東京都82人。10/10 日曜日60人。もはや人流が〜という言葉を口にする預言者(=専門家)はいまい。ただ一体何が起きるいるのか?憶測だけで話をしても解明につながらないのでぜひ世界レベルでの科学的なデータと検証がほしい。(1)やはり一番の要因はワクチンではないか。ワクチンは重症化を抑制することはわかったが、ブレークスルー感染者は他人に移しにくい可能性はある。実際にはどの程度までウイルスの排出量を減らしたのか?シンガポールの陽性者の98%は無症状か軽症。これらの人のウイルス排出量は少ないのか。これはサンプルを集めるのが大変だが検査はできる。ただ、ではインドネシアのようにワクチン接種が進んでいない国はどうなのか?自然感染かもしれない。それなら抗体検査でどの程度蔓延したのかわかるだろう(2)流行時と現時点のウイルスの変異と変異したウイルスの感染性の検証。自壊説の検証。これも感染研なら可能では。(3)イギリスのように収束せず長期間毎日3−4万人陽性者が出続けている国と何が違うのか?逆にインドネシアも急速に減少したが、日本との共通点は何か?やはりアジアと欧米では違い(ファクターX)があるのか?年齢分布の違いか。PCRの検査数もあるかもしれない。血中抗体レベルやインターフェロンレベルも調べてみるとアジアと欧米では違うのかもしれない。

10/11 今日は49人。シドニーが100日間に渡るロックダウンを解除したという。オーストラリアはゼロコロナを目指し、ロックダウンは数十万円の罰金を伴うものだという。それでも現在1日2000人以上が感染し増加中。厳格な制限は結局は感染の増加を先延ばしするだけで、苦痛に見合った効果はない。それなのにオーストラリアの国民はよく耐えたものだ(日本人以上に従順?)。天然痘が撲滅できたのはヒトからヒトへの感染しかなかったからと言われる。コロナが動物を介しても感染するのであればゼロコロナは無理。それにしても東京で100人以下ならほぼゼロと思っていいような気がするが。10/12 77人。

10/12 しかし気になるのがイギリスとロシア。他のヨーロッパ諸国は下がっている。ただアジアと違って減り方が緩やかだったり、くすぶり続けたりしているが。それでもイギリスとロシアは他の国と違っている。イギリスは毎日3−4万人でくすぶり続けている。ロシアは3万人に迫ろうとしている。トルコも3万人くらいで増加中。イギリスの致死率は下がり続けているがロシアは上がっている。ドイツも怪しい動きをしている。もしこれらの国で流行している株がデルタ株でない新株だったら、要注意だろう。世界に広がり第6波になる可能性がある。。。え?!第6波は来ないんじゃないの?予防線、予防線。

10/13 東京72人。これはすごい。来週は平均50人くらいになるかもしれない。しかし海外をみてもここまで下がった例はないのではないか?欧米と比べるとワクチンだけではここまで減らことはなさそうなので、やはりワクチン+マスクの効果が大きいのではないかと思えてくる。
10/14 東京62人。この勢いだとゼロの日も出てくるだろう(ししかし無症状感染者がいるので完全にゼロになることはないだろう)。和歌山県のデータではワクチン接種者は8割は他人にうつさないという。非接種者でも7割なので差は10%なのかもしれないが、それで実効再生産数が1より上か下になるかで結果としては大きく響くだろう(N先生らの出番です)。今回の減少の原因のひとつはワクチンと言ってよいだろう。記事では「もう一段感染者数を落とすことが重要」と感染研の所長が言っているが、これ以上望むのはおかしい。子供がテストで98点を持ってきて「なんで100点でないんだ!」としかる親みたいなもんだ。おそらく人口当たりでみれば東京は中国以外では世界で最も押さえ込んでいる都市だろう(英国の記事参照)。都民も国民も菅前総理ももう少し褒めてもらっていいのではないか。そろそろ下げ止まりという話もあるが、東京で一日100人以下なら十分コントロールされていると考えるべきでこれ以上は医療や政治の方で努力すべき。彼らは子供の自殺が増えていることは全く気にならないのだろうか。

10/20 先月の大分県の小児科の会に続いて埼玉県の衛生試験所の依頼でさいたま市まで出かけてコロナの免疫学の講演を行う。皆さん楽しんで?くれたと思いたい。

10/22 金曜日なのに東京は26人。いずれはセロになりそうな勢いだ。それでも都内の某大学や地方のゼロの県の大学はいまだにリモート。小学生も「黙食」。大学は教員が楽をしたいだけのように思える。オンデマンドは時間に拘束されないので本当に楽なのだ。大学の現状をAREAが報告している。そんな大学や学校の教育環境で育った子供や若者にはどんな未来があるのだろう。例えば「黙食」が今後日本の若い世代にどのような影響があるのか教育系の学者は調べて欲しいものだ。いじめは増えていないのか?自殺は?「ゆとり世代」以上に「コロナ世代」はどんな影響がでるのか。専門家会議の医者は悪い方にしか予言しないし、外れても絶対に弁明しない。それはもう十分わかったはず。これからは10年20年先の日本の未来を見据えた政治的な大局観の問題のような気がする。

10/24 日曜日 東京19人。明日月曜日はヒトケタを伺う勢い。それでも(自称)専門家は全国的にはリバウンドの兆候あり、気を緩めず感染対策を、と言い続けるのだろう。しかしここまでの減少は正直私も予想していなかった。イギリスなどと比べるとやはりワクチン+マスクの効果だと思う。ただイギリスは検査件数は100万人/日。一方の日本は2−5万件/日。この違いは大きく、イギリス無症状陽性者をかなり拾っており、日本は見逃している可能性が高い。でもともかくマスコミはPCR陽性者数絶対主義なのでこの数はすばらしい。もしこの発表がゼロになってもマスコミと自称専門家は「無症状で検査を受けていない人が多数いる」と言い張って「真のゼロ、収束ではない」と言うに決まっている。マスコミは煽りたくても数字がなく、仕方ないので今はイギリス中国など海外がもっぱら貶している。いやいやこの成果は都民や国民の努力と菅前首相のおかげでしょう。もっと褒めてあげるべき。またもう次の段階「どうやって傷んだ経済や社会、特に子供や若者を救済し、立て直すか」に重点を置くべきだろう。そう言う視点での報道がほとんどないのはどうしてだろうか。ゼロコロナを目指していた人たちがいる。今本当に実質セロコロナになった。このあとどうするのか?彼らは考えがあるのだろうか?それともまだ本当にゼロでないと言い続けるのだろうか。今こそそれが問われている。

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