2022年

4月6日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2022-04-06 20:08:33 (4835 ヒット)

 国際サイトカイン学会(ICIS)から今年のICIS-ファイザー賞をあげる、という連絡があった。以前はSeymor&Vivian Milsten Awardと呼ばれていたもので、これまで日本からは1988年に谷口維紹先生、2006年に藤田尚志先生、2007年に審良静男先生らが受賞されている。国際的な賞をもらうのははじめてで大変名誉なことである。ついては今年の9月にハワイで国際学会があるときに来て受賞講演をせよという。ハワイなんて留学時代に一度行ったきりだ。ぜひ行きたいが、相変わらずの日本のゼロコロナ政策を見ていると永久に海外の国際学会には行けないのではないかという暗澹たる気持ちになる。

日本は第7波か?なんて言われているが、世界的に見てもオミクロンの変異型BA2の波は大きくはない。それどころか死亡数はどんどん下がっている(4/16ついに4000人を下まわった)
。この死亡者数の図をみると以前にも予言したように終わりが見えている。極めて明るいのは全世界的に感染者も減少傾向なこと。根拠があるわけではないが多くの国ではすでに一通り感染が済んでいてもう何も恐れることはない状況かもしれない。預言通り世界は夏には終息(ただし日本と中国を除く)。
政府は若者への3回目接種を進めると言う。ウイルスの性質は変わるのに変わらないのは政府の方策だけか。全体の感染者数ばかりを気にする。重傷者、死亡者数を問題にしようという話はどこかに行ってしまった。オミクロンやBA2に対してはワクチンは感染そのものはそんなに抑えない。アメリカでは3回目は30%からほとんど増えていないが、それでも下のように収束に向かっている。2回目を済ませた若者は感染しても重症化しないがワクチンの副作用は強く出る。もちろん高齢者や、若くてもこれまで風邪をこじらせやすかった人や基礎疾患のある人は打った方がいいだろう。リスクと利益を秤にかけて個人が判断すべきと思われる。若者に負担を強いずにいかに重傷者を減らすかが政府や分科会の腕の見せ所ではないのか。

NHKの首都圏ニュースで「子供たちの異変」を取り上げていた。コロナ対応によって精神的に不調をきたす子供が増えているという。
「コロナで日本はおしまいだね」と子供が不安がるそうだ。政府の初めての調査でも特に20代、30代で孤独感を持つ人が4割を超えている。それでも松野官房長官は「最大限の警戒を保つ」と宣言。医師会の中川会長は頑なに5類にするなというマスクは終息するまで外すな。海外と日本は違う、とも。一応理系ならどう違うのか、なぜ違うのか根拠を示すべき。インフルエンザと同じで完全ゼロはない。一生つけれてればいい。マスクの子どもの発達への影響が懸念されていることも知らんのだろう。こんな輩がいるからやっぱり海外は無理なのかな。(自称)専門家は「10代、20代の増加が顕著」としているがいつもと言っていることは変わらない。この人たちに「あなたの方策では子供達や若者が辛い目にあっているが、それをどうしたら解決できるが提言してください」と言っても多分「それは私の仕事ではない(知ったことではない)」と言うに違いない

コロナではなくコロナ対応で日本をおしまいにしている大人が悪いんだ。中国ではコロナによる死亡は今はゼロなのにロックダウンで食糧難で飢える人々や死亡者が出ているというゼロコロナ禍。それでも無謬主義の政府は始めたことを途中で変えられない。日本の政策も似たような無謬主義で、一部の辛酸を舐めている人たちにとっては中国と同様だろう。


それにしても不思議なのはオミクロンの後でさらにBA2(かどうか定かではないが)の別の波がくる国、例えばイギリスやフランス、とそういう兆候のない国、例えばアメリカやインドなど、2つのパターンにわかれるのはどうしてだろうか?やはり一通り感染し終わった国がBA2に相当する波がないのか?あの一日40万人が感染していたインドが今や1000人程度で再上昇の兆しもない。やはり一通り感染し終えないと終わらないのか。何れにしてもBA2と思われるピークはそう大きくはなく、規制を撤廃して死亡者数が格段に増えた国もなさそうである。日本の第7波ももうすぐ減少に転じるだろう。大リーグの大谷の放送を見てもアメリカではマスクをしていない人がほとんど。国民性の違いと言ってしまえばそれまでなのだが。
暴論と言われるかもしれないが、
日本では現在5万人前後で横ばいが続いている。これで医療崩壊が起きないのであれば、このまま静かに感染が進行していけばいつかはアメリカやインドのように終わるはず。もちろん重症化を防ぐために危険度の高い人のワクチン接種と抗ウイルス薬の早期投与は必要。上海の全員検査の結果、実に96%が無症状だという。これは驚くべき数字で、ごくごく少数の老人を守るために、こんなウイルスと正攻法で戦う方法は考えられない。日本も今の20倍無症状感染者がいるとするとあと3ヶ月くらいで一通り終わる。
注目すべき論文を見つけた。先月のNew England J. Medicineに出されたもので、ごく少人数ながら3回目追加接種とワクチン後オミクロン自然感染
(N=7)での抗体値が出ている。直接の比較の図ではないが、中和活性のある抗体のタイター(抗体価)はワクチン+オミクロンの方が、ワクチン3回目よりもかわらないかむしろ高い。さらにオミクロンBA1,BA2どちらに対しても強い中和活性を有している。ワクチンは武漢型なのでオミクロンに対しては中和活性が低いのは当然とも言えるが、ワクチン+オミクロンの方が有利であるという結果にみえる。もちろん感染による後遺症などのリスクとワクチンの副作用のリスクの比較になりどちらがよいかは個人によってかなり異なると思われるのでこれをもって若い人は感染した方がまし、などというつもりはないが、「感染は悪」「何が何でも減らせ」という考えには疑問を呈する結果と思われる。

岸田首相が5類への見直しを検討を指示したそうな。ガソリン税のトリガー条項と同じで「検討」を指示するだけで実際はやらない「するする」サギなんじゃないか。高橋先生は首相のことを何もしない「検討使」とこき下ろしている。まあそうなんだろう。可能性は限りなくゼロに近い。いやゼロだった。
あれから数週間経ったがやっぱり検討会の検討も始まっていない様だ。高橋先生の解説

オミクロンでも後遺症があるという。無症状でも後遺症があるなんていう人もいるが、それは無症状ではないだろう。なぜ後遺症が出るのか、解明は遅れている。免疫応答の残存を疑う声は多い。特に感染部位とは異なる脱毛などは交差免疫反応が疑われる。
多くの場合はワクチンは重症化を防ぐので後遺症も減らすだろうが、もし抗体やT細胞の交差免疫のせいならば感染後にワクチンを打つと後遺症を増強する可能性もある。ワクチンを7億回分購入するくらいなら(多くは廃棄は確実。。)後遺症のメカニズムと対処法の研究にもっと金を使うべきだろう。

「5類を検討するかどうかの検討を加速します」という発言はやはりガセネタだった模様。首相は「現実的ではない」と答弁。コメントでは多くの失望の声が。特に大学3年生の子をもつ母親の嘆きは至極最も。大学は必須でないという理由でオンラインを続ける。学生に選択させるとしてハイブリッドでやっている大学もある(実質オンライン)。まあ講義なんてオンラインで十分と思うけど、実習とサークルと文系ならゼミはもう普通にやらせるべきだろう。やっぱり「日本はコロナでおしまいだね」。

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