2022年
11月11日
とにかく忙しくて更新もできないので、手短に久々の「予言」を一つ。巷では第8波襲来、7波を超えるとか、インフルとの同時流行で重症者倍増といつものように煽りまくっている。買ってしまった7億回分のワクチンの在庫処分をしたいのか、補助金が無くなるのが怖いのか一部の人の言っていることは科学や論理とはほど遠いと思われる。海外を見ると第8波に相当する波はその前に比べるとはるかに小さい。預言します。第8波のピークは少なくとも7波を超えることはない。もうじきピークを迎える。その次にまた別の波が来るかもしれないがさらに小さいであろう。ワクチン打って感染した人が増えれば変異株でも感染しにくくなる(Nature論文を紹介した記事参照)し、もとより重症化はしない。外れたら削除。
松本先生、宗旨替えかと騒がれている。もう第8波以降はないような予言。コロナ対策は科学ではなく宗教ということだろう。オミクロンになって致死率は0.1%を切るようになった。インフルエンザの方が要注意なくらい(厚生労働省のデータも参照)。しかし政府は検討を加速するどころか最早やめてしまったそうで、第20波くらいにならないと5類にはしてくれそうにない。アメリカの中間選挙では若い世代が共和党やトランプにNoを突きつけたのだそうだ。日本もそうなって欲しいものだ。若い人たちにばかり苦難を押し付ける政策にNoと言えるのは若い人達だけだと思う。
年寄りはともかく20代、30代の若者が4回目のワクチンを打って副作用を上回る、ものすごい効果があったのか?もしそんな報告を知っている人がいたら教えて欲しい。もういい加減「子供や若い人たちは老人のために我慢してワクチン打て」はやめにしてはどうか?
今日は熊本でリウマチ学会の若手研究会。もともと若手の勉強の機会のためだそうで、異分野や新技術の紹介もあり自分にとっても非常に勉強になった。再来週は同じく熊本で免疫学会。感染状況はやはりそこまで増えそうにない。専門家の先生、インフルとダブルじゃなかったんかいな。インフルよりも致死率も重症度も下がったコロナ。いつまで続けるんだろう。緩和を望む意見は黙殺されたのだそうだ。多分日本と中国だけは第20波まで続けるのだろう。
ワクチン接種後の死亡例も増えてきた。アナフィラキシーの例も、脳脊髄炎の例も。もちろん因果関係は不明とされる。しかし同じ抗原で何度も免疫すると1型アレルギー(アナフィラキシーショック)、もしくは3型アレルギー(アルツス反応)の危険性が、接種回数が増えるほど高くなるのは免疫学の教科書に書かれているし、学生実習でもやるし、医師国家試験でも出てくること。「専門家」と言われる人たちが何の躊躇もなく5回も6回も打てと言っているのが私には理解できない。免疫学は学生に最も嫌われている科目の一つだからか。免疫反応の詳細は知らなくても副反応はゼロではないのだから、接種回数が増えれば副反応の件数が増えるのは算数でわかりそうなものだが。。。
以前老人と基礎疾患のある方は免疫応答が弱いので何度打ってもいいみたいな発言をしてしまったが、最近死亡した方々は基礎疾患があったそう。基礎疾患のある方はむしろ危ないのかもしれない。情報がないので訂正します。
免疫学者は口には出せないが「若い人たちはワクチン打ったらさっさと〇〇してこのばか騒ぎを終わりに」と思っているはず。海外はすでにそうなっているのなぜ日本と中国だけ異世界なのか。似たようなことを考えている先生もおられた。臓器移植実験で大変お世話になった。