2014年

5月10日

投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2014-05-10 14:51:36 (4147 ヒット)

  情けないが自分のところからの論文はrejectばかりなので卒業生の論文でも紹介しないとNewsにならない。first-authorのNMさんはうちで学振PDを経て、佐賀大学医学部で助教を経験した後、3年間MDアンダーソン癌研究所での留学し、ASCT2というグルタミントランスポーターの欠損マウスを用いてT細胞におけるグルタミン代謝とT細胞分化に関する研究を行なった。成果はこのほどImmunity誌に掲載された

Inflammatory T Cell Responses Rely on Amino Acid Transporter ASCT2 Facilitation of Glutamine Uptake and mTORC1 Kinase Activation

内容はグルタミンが細胞内でmTOCR1を活性化してTh1やTh17分化に向かわせるというものでアミノ酸代謝とT細胞分化を結びつけた画期的なものだ。特に注目すべきはASCT2は平常時は細胞内膜系にあるものの、TCR刺激時にCARMA1と会合して細胞膜に移動してグルタミンの取り込みを促進しmTOCR1を活性化することだろう。このことはASCT2がTCRシグナルの新たな特異的シグナル伝達経路であることを示唆するも。免疫と細胞metabolismは今後も盛んに研究されるだろう。

 

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