鈴木さんのILC2関連論文がJ.Immunol.にaccept

投稿日時 2015-06-03 08:16:11 | カテゴリ: TOP

 Congratulations! I am pleased to inform you that your manuscript titled "Spred1, a suppressor of the Ras-ERK pathway, negatively regulates expansion and function of group 2 innate lymphoid cells" has been accepted for publication in The Journal of Immunology.

大学院生の鈴木さんが取り組んできたのはSpred1というRas-ERK経路の阻害分子のノックアウトマウスを用いた肺の気道炎症(喘息モデル)の解析である。現在ではSpred1はRas-GAPのNF1を細胞膜にリクルートすることが明らかにされており欠損細胞ではRas-ERKの活性化が亢進する。Spred1欠損マウスはもう随分前にアレルギー感受性が高いことがわかっていた。このときIL-5やIL-13の産生が高いことも報告していたのだがその原因は不明だった。鈴木さんは肺のILC2に着目してT細胞の関与しない急性の肺傷害モデルを用いてSpred1欠損マウスではILC2が増加し、IL-5やIL-13を高産生することを示した。さらに阻害剤を用いてERK経路がILC2に重要であることを明らかにした。このときGATA3がERKによって安定化されることも示した。Ras-ERK経路はシグナル経路の古典でありすでに地味な分野になりつつあるが、まだまだ新たな発見がある。ILC2は細胞数が極めて少なく困難な実験も多かったが、地道にコツコツとデータを積み上げて来た鈴木さんの頑張りは立派なものだ。






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