インターフェロンサイトカイン学会@東工大

投稿日時 2015-07-18 08:13:30 | カテゴリ: TOP

 金土と日本インターフェロンサイトカイン学会。東工大は初めてである。立派なホールが大岡山駅の目の前にある。田川先生が会長で、彼のラボのシンポルマークが『タガワクワガタ』。右から読んでも左から読んでも『タガワクワガタ』。受付で参加費を払おうとすると、受付嬢「当日参加いくらだっけ?」と要旨集を開いていた。手作り感満載の会だった。この学会は参加者が減っている。一応評議員なのでちょっと心配だ。
自分の発表は久しぶりのTreg。前日の失敗からつけ込み過ぎはやめてTGFβの部分は削除。NR4aのみ話す。質問で『変異Treg』は『野生型Treg』で抑制されるのはどうしてか?cell-autonomousとは言えないのではないか?と聞かれた。言われてみればその通りだ。しかしX染色体のFoxp3の片方に変異があっても通常は平気である。つまりFoxp3のないTreg?ですら野生型Tregで抑制される。それくらい野生型Tregは強力なんだろう。
宮島先生は肝臓の再生についての講演。きっかけは私がクローニングしたオンコスタチンMだった、と言って、昔のHPに掲載していた『DNAX研修の思い出』の文章を披露して下さった。昔は『遺伝子ハンティング』だけで生きて行けてよかった。『DNAX研修の思い出』はそのうち復活させます。-->復活させました!
このところ出張、外出ばかりで締め切りの迫っている(あるいは過ぎている)仕事や論文が溜まっている。なんとかしなければ。
ニューホライズンからの冥王星の鮮明な映像。9年以上宇宙を旅して到達した。これはすごいことだ。

DNAX研修の思いで、を再度掲載するにあたって、読み返していたら鹿児島を去った日のことを思い出した。当時私たちはNTTの官舎の近くに家を借りて住んでいた。小さな子供が多く、うちの子供らもよく一緒に遊んでもらっていた。鹿児島を去る日、車に家財道具を積んで借家をあとにした。その友達だった小さな子供たちが走って車のあとをいつまでも追ってくれた。このときの光景を今でもよく思い出す。鹿児島って本当にいい町だった。






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