セミナーの週

投稿日時 2015-11-28 09:48:33 | カテゴリ: TOP

 今週は毎日セミナーだった。火曜日;慶應医学賞のDr.Gordonのプレ講演会。公衆衛生的な話が多くタームがわからずに困惑する。水曜日;慶應医学賞。Dr.Gordonと大隅良典先生。ともにトムソンロイターの予想ではノーベル賞候補。Dr.Gordonの講演はスライドに文字が多くて難解だった。何回聞いてもわからんから『なんかい』と言うのか。大隅先生の話はいつも通りすばらしい。電顕写真や顕微鏡写真が多数出てくるので分かりやすく興味をそそる。最後にまだ解かれていない重要な問題を列挙されて、この分野がまだ発展することをしっかり伝えられた。
木曜日;Nature Immunology(NI)のeditorのZoltanの講演。NIに通るには1にも2にもメカニズム、であることを強調していたように思う。投稿論文の70%は2、3日でeditor-rejectionでここを通過すれば50%は通ると言う。月に100報くらい来るそうだから実は通る確率はそう低くない。うちはほとんどがeditor rejectionだと言うとcover-letterが悪いんじゃないのと言われた。nature-medicine(NM)は月に1000報来るそうで毎月のaccept数はそうかわらないのでNMは10倍難しいことになる。もうNMに出す気がしなくなった。discussionの時間をとってもらってうちの現在進行中のprojectのうち4つを聞いてもらった。ともかくもeditorの壁を越えなければ。
金曜日;ワシントン大学で独立されている栄川先生のc-MycとT細胞,B細胞の話、そのあと免疫疾患研究会で三宅幸子先生のMAIT細胞と水島先生のオートファジーの話。水島先生の話は2年前にもシグナルネットワーク研究会で聞いているのだが2年でさらに進んでいる。どんどん新しいことがわかっていく様子をみていると『内科より面白いから』といって基礎研究に進まれた気持ちがよくわかる。全く持ってうらやましい。面白かったのは師匠の大隅先生と水島先生の話かたがよく似ていること。お二人とも今時珍しいブルーバックのスライドを多用されている。写真が多い(形態観察が多いので当然だが)。最後に未解決の問題を整理されて今後の方向性がよくわかる。実に見事な講演だった。






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