NHKの夜のニュース番組NEWS WEBを見ていたら『ノーベル賞梶田さんが危惧…日本の「研究開発」先細りの危機?』と題して若手研究者の置かれている現状について問題提起があった。もちろん『非正規、任期制、雇い止め』問題である。派遣社員ではなく大学院を出て学位を取得した若者の話だ。現状では将来に展望を持てないだろう。アカデミアで研究職をめざす若者が減っている。何度か言ってきたことだが、なにか抜本的な解決策が必要だろう。20年前は科研費は人件費に使えなかった。当然ポスドクはほとんどいなかった。今更そんな懐古的な方法は使えないだろうが。それだと無給のオーバードクターが増えてかえって悲惨と言われるかもしれないが。