阪大内科での講演

投稿日時 2017-08-31 11:32:20 | カテゴリ: TOP

 8/30大阪大学第三内科の教授に呼ばれて講演に伺った。「内輪の会なので気楽に、若手をencouradgeするような話をしてください」というリクエストなので昔のJAKやSOCSの歴史の話をまずして残りを「サマースクール」の時のような「T細胞リプログラミング」の話をする。確かに聴衆は若い人たちが多い。教授の方からは「サイトカインのシグナル伝達機構解明の時代を切り開いたパイオニア」みたいな超過分な紹介を受けたので「いやいや私はJAKの発見競争では一敗地にまみれた。そのあとは遺伝子クローニング、ノックアウトマウスの作成と当時としては常に一歩遅れた全く精彩のないことをやっていた。自慢できるとしたら人よりちょっとだけ余計に働いたことくらい」といつもネガティブ発言で盛り下げてしまった。教授が聴衆に向かって「若い頃、吉村先生のブログを読んで勇気付けられた、君らもぜひ読みなさい」と言われたが「いやいや今はただぼやいているだけでブラックなことは書けません」。もし昔の話を見たいひとはこちらのページを。しかし懇親会では半分儀礼的かもしれないが「面白かった」と言ってもらえて質問がひっきりなしだった(料理があまり食べられなくてお腹が空いてしまった)。こんな熱心な若手がひしめいている阪大はやっぱりすごいと感心する。
夜、ホテルに着いたが疲れていたのか少しの酒でかなり酔ってしまったようだった。メールを調べると一月半前に投稿した某journalのofficeからメールが届いていた。速報誌を標榜しているのに一月も返事がないのはおかしい、どうなっている?とメールを送っていたのだった。返事は「reviewerからのコメントがまだ届いていない」「unacceptableとは思うが我慢してくれ」と書いていある。この雑誌は私自身は何度かreviewerとして奉仕(もちろん無償)したことがある。なんという仕打ちだ。何故か頭に血が昇って「9/5までに返事をもらえないなら取り下げる。2度とおたくの論文のReviewはしない」と送ってしまった。酔っていたのだろうが朝起きたらかなり後悔。やっぱり短気は損気だな。待てない人だから仕方ないか。渋滞に我慢できず抜け道に入ってさらに動けなくなる、そんな痛い目を何度も経験しているのに。。
東京に戻ると雨で気温が21度だった。涼しいというより寒いくらい。もう夏も終わりか。






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