酷暑の夏

投稿日時 2018-08-04 08:57:09 | カテゴリ: TOP

 毎朝ニュースで「命にかかわる暑さ」と言っているがあまり外に出ないのでさほど気にしていなかった。しかし今週は外回りが多くかなり消耗した。熊本出張ではgoogleではバス停から大学まで徒歩10分と出たので歩くことにした。ところが着いたのは大学病院で、研究所のビルはずっと先のようだ。道に迷って結局30分くらい歩いたろうか。熊本は九州のなかでもひときわ暑い。刺すような日差しを堪能させていただいた。英語でのセミナー。冒頭アドリブで「熊本は暑いがこの研究所は研究への熱気でもっと暑い」と言ったつもりだが全く伝わらなかったようだ。
セミナー終了後郷土料理の店に連れて行ってもらった。最初に出てきたのが「人文字グルグル」。ネギを巻いて味噌で食べるもののようだ。私は九州出身なのに初めて知った。実はネギではなくワケギで江戸時代に細川藩で開発された由緒あるものらしい。名前の由来はこちら。一度聞いたら忘れられないネーミングだ。
   数日後の眼科の研究会で「免疫応答」を説明するのに初めて「はたらく細胞」のキャラを使って説明してみた。もう十分大人の先生たちが相手だったせいか全くウケなかった。さらにここで時間を使いすぎたか予定時間を超過してしまった。かなり自己嫌悪に陥る。

この夏、近々自分自身の研究者としての人生を左右するヒアリングがある。落ちたらほぼ研究終了とも言える。こちらも熱い。
土日の全てを費やしてヒアリングの準備をする。夜中一人で作業をしていると夜回りの警備員さんに声をかけられる。やっぱりこんな仕事、若い人には敬遠されるよな。家に戻り一人で麻婆豆腐を作る。小さじ一杯味見するとこれがすこぶる美味い。そのまま3人前位くらいを平らげてしまった。ストレス食いか。でも今回はだいぶ気持ちが落ち着いている。どうあがいてもあと5年しかないのだ。自分が本当にやりたいことをストレートに伝えたい。最後の5年でやりたいと思っていることを10分で審査員に理解できるように伝えられなかったら全く自分の責任。潔く研究の世界から引退するのもやむなし。

 






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