心臓再生(筑波大・家田先生)

投稿日時 2019-10-11 12:42:12 | カテゴリ: TOP

今日のMCBは筑波大学の家田先生。臨床でも忙しい中を来ていただいた。嵐の前の静けさなのかまだ天候は悪くない。家田先生は慶應循環器の出身。以前かから線維芽細胞の心筋細胞へのダイレクトリプログラミンを研究されておりこの分野ではパイオニアかつフトンロランナーだ。講義では留学時代のきっかけの話から心筋梗塞の治療を目指した研究まで紹介された。非常に驚いたのは心臓のなかで実は心筋細胞は3割くらいしかないらしい。1割が線維芽細胞で他は血管内皮など。なので心筋梗塞領域の線維芽細胞のうち100%でなくてもある程度心筋になれば治療効果が期待できるのだそうだ。ただ老化した線維芽細胞はリプログラミン効率が悪い。なぜかCOXの発現が高く炎症を介した仕組みが関係するそうだが「老化」のメカニズムを考える上でも示唆に富む研究のように思われた。ダイレクトリプリグラミングを治療に、というのは夢だろうが家田先生は単に夢に終わらせず実際に可能にする努力をされている。それが伝わってくる講義で、学生からの質問もいつも以上に多かった。来ていただいてよかった講義の一つだろう。






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