分子生物学会@福岡

投稿日時 2019-12-07 23:55:57 | カテゴリ: TOP

12/1日曜日は市ヶ谷で幹細胞クラブ。須田先生の卒業生の多くが発表する。なんで須田門下からはこんなにPIが排出するのか。きっと須田先生が研究を楽しんでいるのをみて皆ああなりたいと思うのだろう。一方の自分は。。古稀のお祝いの会では乾杯の挨拶をすることになっていたが直前まで迷ってかなりコケた。
翌月曜日は精神神経センターの山村先生主催の国際シンポジウム。またまた「腫瘍免疫の次は神経免疫」のスライドを披露してこの分野の重要性をあおる。その翌日火曜日から福岡の分子生物学会。朝2番目くらいの飛行機で福岡に向かったのだが着いたのは発表ぎりぎり。伊藤さんに代わりにしゃべってもらう。私が話すよりよほど皆うれしいだろうと思ったが、想定以上にイントロをゆっくりしゃべって後半はしょることに。逆に午後のセッションでは早口で予定より5分くらい早く終了。講演は場数を踏むほど迷いが生じるもの。私も若い頃はそうだったが誰もが通過することなんだろう。何度も話しているうちに慣れてくる。と言いつつ今でも迷っているが。
発表の後はワークショップの発表者の懇親会。もつ鍋が美味しかった。留学帰り(あるいはまだ途中)の新進気鋭の若い人たちがほとんどで、そんな中にこんな爺さんが混じって申し訳なかったが若い人たちの本音が聞けて楽しかった。日本もまだまだ見捨てたものではない。そんな彼らがもっと羽ばたけるように研究費や環境のサポートしないとけないんだろうけど。。そのあといつもの「梨庵」で2次会。結局午前様に。懇親会の前に会場付近の博多山笠で有名なパワースポット櫛田神社に参詣。そいういえば最近神社に詣ってなかった。だからこの頃論文もなんとか賞も落ちてばかりだったのか。いつもの5倍のお賽銭を入れて気合いを入れて拝む。さておみくじは、、中吉なのに「学問」「就職」は厳しいご宣託。これはいかんともう一度引くと大吉。しかしそれでも「学問」は「脇目ふらずに一心に勉強すれば吉」「求職」は「目上の人の助を得る」どんだけ厳しいんや!櫛田神社には「大吉」の上があるに違いない。しかしにらまれても困るので大事に持って帰る。神仏に頼らずに人事を尽くせということだろう。
なお翌日太宰府天満宮に詣ったら「中吉」。でも試験も就職も安心してよい内容だった。太宰府は大量の受験生の面倒をみないといけないので甘い?いやそれより学会は大丈夫なんかいな。

12月1X日。一心に祈ったひとつの願いは叶った。神仏は本当にいるのか。普段の5倍のお賽銭の効果なのか。次の願いは年明け。もう一度櫛田神社に行くべきか。いや太宰府のご利益か。もはや祈ることしかできない自分の無力さを思いつつ、でもこうして神社やお寺が存続するのは何世紀もの人々の祈りがあるからなんだろうと納得する。

 






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