免疫治療学会@東大

投稿日時 2020-02-23 07:29:58 | カテゴリ: TOP

22日土曜日。朝から東大伊藤ホールでの日本免疫治療学会に呼ばれる。行きがけ薬局の前に長蛇の列を見かけた。9時の開店と同時になだれ込んだ。マスクが入荷したのだろう。
NHKでマスクの正しい使い方のビデオが放送されていた。私は同じマスクを使い回したりポケットに入れたりと「ありえない」といわれたことを随分やってきた。

学会の中止や延期がアナウンスされるなか、主催の先生の英断には敬服する。ただ参加者は全員マスク姿。寄ると触るとコロナの話。感染者の増加が報道されている北海道からの参加者は何だか申し訳なさそう。自分は「私も微熱がありますが花粉症です」と宣言するも冗談のつもりで言うと炎上するかもしれない。アメリカは日本への渡航の注意レベルを上げたという。6月にはカナダでの学会参加が予定されておりアメリカはトランジットでも入国しないといけない。入国拒否になったらどうしよう。余裕のある先生は「どこか安全な国で2週間休暇を楽しんでから行けばいい」と言われるが、、貧乏性なのでとても。
講演では座長の大会長から「皆さんを笑わせる楽しい話を期待します」と言われるも急に言われても河本先生のようにはいかない。全く持ちネタなし。いつものように目一杯詰め込んで未発表のCAR-Tregのデータも紹介したので時間をオーバー。確かに大半はいつもの話なので何か用意しておくべきだったか。

25日、政府の基本方針が発表になった。大方の予想通りこれまでの方針とは大きな違いはない。ニュースに出ていた専門家の先生は「日本はまだ感染拡大の瀬戸際。まだ爆発的な連鎖になっていない」とおっしゃる。多くの人が疑念を持っているように「感染数が低いのは検査してないからじゃないの?」。これは払拭できていない。
それでも不思議なのは日本人の死亡者数が少ないこと。致死率は中国、韓国と比べると低いように思える。ニュースではイランの死亡率はかなり高い(12/61)。日本の医療が優れているからかもしれないがMHCとの関係も大きいのではないだろうか?その観点での報告はまだないような気がする。






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