のどもと過ぎれば

投稿日時 2020-03-03 14:22:00 | カテゴリ: TOP

3月は学会が軒並み中止となって出張が激減した。論文を読んだり書いたりできる。それに報告書も余裕を持って提出できるはず、と喜んだのだが、何故か締め切りに追われる生活は変わらない。余裕があるとタカをくくってつい飲んだり無駄なことをしてしまうものらしい。やはり「忙しくて論文も読めない」とぼやいているくらいが丁度いいのかもしれん。
新型と言えば調べてみると実は10年ほどまえ2009年に新型インフルエンザで大きな騒動が持ちあがった(らしい)。その時は今回のコロナどころではなく累計2000万人が感染して200人が亡くなった(日本国内で!)(そうだ)。「らしい」とか「そうだ」というのは実は全く記憶がない。その時は子供や若者を中心に感染が広がり休校が相次いで、やはり「マスク」も売り切れになった(そうだ)。そんな大混乱があったっけ?やはり人間は、いや少なくとも私は学習能力に欠けているらしい。時々院生に向かって「学習能力ないの?」とアカハラ発言するがもう人のことは言えない。
今日は新幹線で某研究所まで日帰り出張。この時期勇気ある行動と言える。この研究所ではついこの間まで「病院があるので常にマスクを着けろ」といわれていたそうだ。しかし最近病院でもマスクが手に入らなくなったらしい。「必要以外は着けないように」とお達しがあったそう。要るの要らんのどっちやねん。ただ買いだめに走るから棚に商品がなくなり、マスコミも報道するから余計に買わなきゃマズイと思ってしまうのだろう。多くの人が10年前と同じことを繰り返しているようだ。マスクは再利用可能だそうなので慌てることはない。もっとも私は単にずぼらの「使い回し」派なので、無いなら無いでたいした問題ではないが。
この時期に不謹慎!と思われてはいけないが、今シーズ、インフルエンザは昨年にくらべるとかなり少ないらしい。私は日本国民はかなり感染対策に注意していて、新コロナは思いのほか早く収束すると思っているのだが。。。

なおこれも不謹慎と言われると困るが、中国からのナゾのウイルスはこれが(私自身は)初めてではない。免疫がなければ長期化したり遷延化したりすることは十分考えられる。用心するにこしたことはないがパニックに陥ることは避けたい。






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