感染爆発

投稿日時 2021-01-11 15:18:49 | カテゴリ: TOP

 成人の日。街では晴れ着を着た女性をちらほら見かけたが、都内23区で成人式を開催したのは杉並区だけだそうだ。今日はよく冷える。雪の地方では成人式どろこではないかもしれない。未来を創る若い人たちはこの日を覚えておいて将来笑い話にしてほしいものだ。
ここ数日都内ではPCR陽性者は2000人を超え、全国でも7000人を超えている。日本は何かの力(ファクターX)で守られているとか、スウェーデンは集団免疫で成功したと信じていた自分が恥ずかしい。このままでは感染爆発が起きる(起きている?)可能性があるらしい。欧米並みのロックダウンに近い厳しい対策をとるべきとの声もあるが本家のイギリスではロックダンしても感染者数は増え続けている。ある程度の数を超えてしまうとロックダウンでは効果が薄いのかもしれない。台湾やニュージーランドなど世界で成功している国を参考にするしかないが、シンガポールは感染者数の割には死亡数が少なく参考になるのではないだろうか。しかし徹底した検査と強力なリーダーシップがないと難しい。そうなると一日も早いワクチンの普及が望まれるが、菅首相は2月下旬の開始を目指しているという(遅くないか?)。モデルナに至っては5月以降という話もある。死者数が日本に近いイスラエルでは首相が猛烈に働きかけて3週間で2割の国民が接種を終えたという。接種後2週間経過した人は感染率が低下したそうで希望の持てる結果ではないか(ただ記事は何人中何人といった正確な情報を伝えていない)。こちらは1回の接種でも60%の感染率の低下がみられるという。我が国では昨年安倍前首相がPCR検査を早急に1日2万回以上にすると言いながら、何処かで目詰まりして数ヶ月かかったことが気になる。嫌な予感がする。
案の定都内では既に準備が難航しているそうだ。もっとひどい予想では4月以降という話がある。管総理はここでリーダーシップを発揮できなければ内閣支持率はとんでもないことになるだろう。管総理は厚生労働大臣ではなく行革担当の河野大臣をワクチン担当相に任命した。厚労省の動きが鈍くなかなか官邸の言うことを聞かないからとも言われている。ここは本当に2月下旬には始まって欲しい。

東京都は3つのコロナ専門病院を指定するという。これも随分前から早くやれと指摘されていたと思うが。。政府はPCR陽性者が入院拒否した場合に罰金懲罰を課すらしい。ところが東京都では入院先が見つからない患者が7000人を超えているという。入院したくてもできない人にも罰金を取るのだろうか?まずはコロナ専門病院を作って十分な入院先を確保してから言うべきことでは?PCR検査と同様お尻に火がつかないと動けないか。

インドでは感染者が急激に減少している。公式には1000万人の感染者数であるが実際には3〜4億人、人口(13.5億人)の20-30%がすでに感染している可能性があるそうだ。さすがにここまで広がると集団免疫が近づいているのだろう。ワクチン接種も始まるらしいので多くの犠牲を出しながらも最も早くコロナを克服するのはインドかもしれない。そのほかイラク、サウジアラビアなど中東の国でもかなり感染者数が下がっており何か理由があるのではないだろうか。イベルメクチンのおかげではないかという説もある。なるほどアフリカで感染者が非常に少ない理由もそれか。

このコロナのやっかいな点は、ロックダウンなどの閉鎖、隔離を優先すると経済が回らずに感染者以上に苦しむ人が出ることもだが、もうひとつは閉鎖によって感染の収束が遅くなることだと思う。台湾や中国やニュージーランドはうまくっていていると言われるが、感染者を出さないようにすれば窮屈な生活はいつまでも続き感染して免疫を得る機会は減る。もちろんワクチンがそれに代わることが期待されているのだがスパイクタンパクだけのワクチンで集団免疫が得られるかどうかはまだわからない(ワクチンを打った人は重症化しないがそれが他人にうつさないかはわからない)。アメリカの研究者は10年後にはコロナは普通の風邪になりインフルエンザよりも軽症になるだろうと報告している。子供が軽症なところをみると確かにそうだろう。しかしそれは多くのひとが感染して免疫を得ることと、おそらく並行してウイルスが変異して毒性が低下することが必要なのだろう。隔離政策はその速度を確実に遅くし、本当の収束を遅らせる可能性がある。あちらを立てればこちらが立たない。コロナは非常にやっかいな問題を人類に突きつけている。私は高齢者を率先して隔離もしくは自粛させよという木村先生の意見に賛成だ。

 






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