投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-12-02 08:13:25 (1391 ヒット)

 イギリスの経済新聞CITY A.M.に出ていた記事。この頃英語を読むのも面倒になってきているのでDeepLで翻訳すると、『WHOとコロナウイルスの専門家は、新型オミクロンは「超軽度」であり、これまでのところ、南部アフリカのどこでもCOVID19による死亡率は上昇していないとの確信を深めています。
WHOは今朝、渡航制限をやめ、集団ヒステリーを終わらせるよう各国に呼びかけていますが、南アフリカからの報告では、新しいオミクロン変異体は以前のデルタ変異体よりも致死率が高くないとの報告が増えているため、慎重に楽観的になる必要があります。実際、オミクロンと診断されたことによる入院や死亡の報告はありません。
南部アフリカの病院や医療関係者によると、ほとんどの患者は、激しい頭痛、吐き気、めまい、高い脈拍を経験するだけだという。
しかし、南アフリカで最初に報告されたこの新しい変異のニュースは、世界中で大規模なヒステリーを引き起こしました。市場は混乱し、イギリス、ドイツ、イタリア、チェコ共和国、イスラエル、オーストラリア、日本など、数十カ国で渡航制限や追加検査が実施されました。
南アフリカ医療協会の会長であるアンジェリーク・コッツィー医師は、この反応は "医学的に見て、正当なものではない "と述べています。30年以上にわたり開業医を務め、南アフリカ医師会の会長でもある彼女は、アフリカの医師として初めて、COVIDが新しい株に変異したことを地元当局に指摘しました。
コッツィー氏は、英国を含む多くのヨーロッパ諸国からの反応を "単なる誇大広告 "と呼んでいます。「我々が目にしている症状の軽さを見ると、現在のところ、重篤な患者を目にしていないので、パニックになる理由はありません。」
南アフリカのジョー・ファハラ保健相も、同国の医師が目にしたオミクロンの症例の大半は「軽度」であったと述べています。オミクロンに感染した人の体調不良についての見解を聞かれたファハラ保健相は次のように答えた。「我々の臨床医は重篤な病気を目撃していない。陽性の人の大半が若者であることも一因かもしれません」。』


パンデミックが終わるには2つの方法がある。ひとつは免疫によって個々人が耐性になること、もうひとつはウイルスが変異して弱毒化すること。まだ高齢者に感染していないので断定はできないが、希望的予言を言うとオミクロンが普通の感冒程度でデルタ株を駆逐してくれたら2年にわたるこの騒動は終わる。むしろ渡航制限はその終焉を遅らせているのかもしれない。いや「陰謀論」の立場からすると実は各国はヒステリーではなく某国の国際的イベントを潰したいがために。。。

同じことを考えている人はいるもので、ドイツの次期保健相の有力候補者のカール・ラウターバッハ教授は「オミクロン株は新型コロナを終息を早める「クリスマスプレゼント」になるかもしれないと語ったそうだ。日本は残念ながらクリスマスプレゼントをもらい損ねそうだ。

Nature誌でも記事にしている。しかし12/1の情報に基づいているので何も新しいことはない。重症度に関しても、これまでの南アフリカの感染では、若い人、すでにCOVIDに感染したことがある人が中心なのでまだわからないとしている。初期に「オミクロンは子供に重篤な症状を引き起こす」という報告もあったが現在それは否定されている、というのが新しい話なくらい(出典不明)。PCRの時にデルタ株とオミクロン株を見分けるなど手間がかかるので、重症度の判定にはまだ時間がかかるだろうという。

もし感染拡大中のヨーロッパでオミクロンがデルタを駆逐して致死率が今以上に下がってくれば(今でも以前に比べると十分低いが)これで騒動は終わる。来年こそはおおっぴらに花見ができるかもしれない。ヨーロッパの置換率と致死率に注目したい。

12/5 Guardian誌の期待を高めるニュースから。コロナが終わってくれたら困るマスコミや(自称)専門家は「時期尚早。まだ断定的なことを言ってはならぬ」と顔をしかめる話だが。普通の人は希望がなくては生きていけない。

『シンガポール在住のナイジェリア人研究者、ジョナサン・オバジェ博士によると、アフリカン・オミクロンの発見以来、世界の診療所のデータでは、COVID-19ウイルスの亜種は初期の亜種よりも致死率が低いことが確認されています。オバジェ氏によると、「アフリカのオミクロン」が発見されて2週間目になりますが、これまでに世界中のクリニックのデータから、COVID-19ウイルスのオミクロン変異体は、デルタ変異体やその他の初期の変異体よりも致死率が低いことが確認されています。

オバジェ氏は、「2002年の重症急性呼吸器症候群ウイルス(SARS-COV)が、人間の生まれつきの免疫力によって、最終的に一般的な風邪にまで弱体化したことを忘れてはならない」と述べた。「オミクロン・バリアントがデルタ・バリアントよりも致死率が低いかどうかを、あと1週間で確認できるだけの科学的な能力を我々は手に入れました。これまでのところ、世界中からの多くの報告がそれを示しています(あと1週間もかかるんかい。。)。
「オミクロン・バリアントがデルタ・バリアントよりも致死率が低いことが確認された場合、科学的に好都合な行動として、全員がゲートを開き、オミクロンが急速に広まって世界的に支配的になるでしょう。そして、オミクロンは新しい無害なCOVID-19ウイルスになります。
「このようにして、人類をCOVID-19の悲劇から救うことができるのです。現在のメディアによる否定的な宣伝、パニック、政治的な対策は非科学的であり、私たちはおそらく「アフリカのオミクロンとのメリークリスマス」を迎えることになるでしょう。』
ファウチ氏も認めつつあるらしい。
ワクチン開発者が警戒を強めよ、と煽っているのは如何なものか。今のうち在庫一掃しないと、と焦っている?

12/7 今日のCITY.AMの新聞記事。「新型コロナウイルスがデルタウイルスの2倍の速さで拡散しているにもかかわらず、オミクロンの死亡者数はまだゼロ。」『南アフリカをはじめとする地域の科学者や政策立案者は、急速に広まっているOmicron変異体が大惨事を引き起こすことはないだろうと慎重に考えています。これまでのところ、この新しいCovid変異体に関連した死者は出ていません。この5日間で4万人以上が陽性と判定されるなど、記録的な数の新規感染者が発生しているにもかかわらず、今朝、南アフリカのメディアが報じた新しい研究結果は、オミクロンが比較的軽度の変異体であることを裏付けるものとなっています。
プレトリアのSteve Biko/Tshwane District Hospitalで行われた研究では、Omicronに感染した患者は軽度の症状しか出ないことが判明し、研究を主導したFareed Abdullah博士は、ほとんどの患者が補助酸素を必要としないとニューヨーク・タイムズを含む複数のメディアに説明しています。』ネットや株式市場ではすでに「オミクロンは普通の風邪」という認識が広まているようだが、頑なに「感染がものすごいスペードで広がっている。悲惨なことになる」と不安を煽っているのは一部の政府と(自称)専門家とマスコミだけか。楽観論を煽ってはいけないとは思うが、悲観ばかりで世の中を暗くするよりは。。悲観論には何かそれなりの理由があるのだろう。

ファウチ氏はオミクロン株の重症度はデルタ株以下と認めながら「確実なことはあと数週間、あるいはそれ以上かかるだろう」と言う。石橋を叩いて渡る。羹に懲りて膾を吹く。大山鳴動して鼠一匹。オミクロン騒動は年を越すのだろう。

 

 

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-11-25 09:11:21 (1377 ヒット)

 11/24 東京はPCR陽性者5名ということで「日本だけなぜ急激に減ってさらに低下傾向にあるのか謎」というコメントが多い。いえいえそんなことはありません。欧米の再拡大とくらべるとアジア諸国は多くが収束に向かってリバンドの兆候がない。サウジアラビアだって1日およそ50人以下を2ヶ月にわたって維持し続けている。 むしろ、なぜか韓国だけが拡大しているのが謎。南米はやや増加傾向がみられるものの大票田のブラジルは下がり続けている。こうしてみてくるとワクチンの効果は大きいものの、何らか地域の違いがあるように思えてくるが、それは(自称)専門家の私にもわからない。少なくとも、よく調べもしないで「日本だけ」というのは学者としてはいただけない。


   日本だけが減っているのはGDPではないか?欧米はプラスなのに日本はマイナス。収束を維持するために多くを犠牲にしていないか。もう6波の兆候が見えている、もっと自粛せいと根拠もなく煽る(自称)専門家がいる。彼らはその発言のせいで多くの若者が困窮し、生徒が希望を奪われ、自殺者が増加していることを何とも思わないのだろうか?たぶん気にもしてないだろう。科学の分野でも学会は未だオンラインが多く議論は低調である。特にポスターなどの交流によって新しいアイデアや情報を得られる機会がなくなってしまった。若い研究者らにとっては誠に厳しい状況で、ますます世界との格差が広がるのではないか。感染が落ち着いている今こそポストコロナの時代をどうすべきか政治が指針を示してほしいがそれはほとんど見当たらない。困窮学生に給付金の話はあるがそれは必要なことではあるが、一時的なことで長期的、根本的に考え直さないと状況は改善しないのではないか。抗体や経口薬は早期に投与すればかなりの効果がある。ある程度のPCR陽性者が出ることは仕方ないが、重症化しないように早期に投薬するシステムをつくればインフルエンザ以下になる可能性は十分あると思う。

11/26 南アフリカで生まれたN株(オミクロン株と命名)はデルタ株のに比べて感染力が2倍に増し、スパイクにも32個もの変異が入っているそうだ。さっそくマスコミ各社は嬉々として「最凶株出現」と危機感を煽っている。ネットでコロナで検索するとこの話題ばかり。しかし記事には致死率が出ていない。これまでのところ南アフリカでの症例はすべて普通の風邪のような軽症だそうだこちらの動画も。極端な言い方だが、もし旧型コロナ程度の軽い症状なら弱毒ワクチン株の出現と歓迎すべきかもしれない。とりあえずは最悪も想定して日本に入れないように入国規制は必要だろうが、科学的な情報なく「最凶」と怖がる必要はないだろう。しかし免疫学的に興味深いのはこの変異株はひとりのHIV感染者の体内で出現した、と書かれていた点(出典不明の都市伝説かも)。HIV患者ではCD4T細胞の活動が鈍い。抗体が存在するがT細胞がいないことで持続感染になり、抗体を回避する変異が蓄積したのだろうか。感染した当人はどうなっかたのか?続報がないが、もし生存しているならウイルスは免疫不全状態でも宿主を殺さずに共存を選んだ可能性がある。私のような老人もある意味免疫老化による免疫不全の状態だから、高齢者でも致死性が落ちる可能性も十分ある(全部可能性の話)。

全くの願望の話だが、もしオミクロン株が致死率が極めて低く、デルタ株を駆逐してくれるのであれば福音ではないか。そうであって欲しい。

WHOまで危機感を煽っている。「可能性」の段階でここまで言うのは自分たちの存在意義を示したいのだろうか。そんな暇があったらウイルスの性質や重症化の有無を早く調べたら?今の所どの記事を見ても明確に「オミクロン感染で死亡」は出ていない。記事にもそう書いてある。南アフリカで急激に増えているのはデルタ株がほぼ消滅するくらい下火になっていたからだろう。置き換わるかどうかは現在デルタ株が再興しているヨーロッパでどうなるか見ないとわからないはず。その時死亡者数がどうなるか注視したい。そのくらいのことは素人でもわかりそうなものだが。本日東京は8人。オミクロンショックで自粛が進んでさらに下がると(自称)預言者は予言する。また泣きを見るのは立場の弱い若者や女性なのに。南アフリカでもじきに感染者1日1万人を超えると警告する(自称)専門家がいる。科学的根拠もなく煽るだけの預言者は世界中何処にでもいるらしい。
いずれは新変異株は入ってくる。第6波は変異株によって起きることは想定内のはず。遅れて始まるよりもまだワクチンの効果が高い今のほうがよいという考えかたもある。しかも未だ死亡の報告はなく(あったらマスコミが嬉々としてとりあげるはず)少なくとも「毒性が高まった」可能性は低い。バイデン大統領の言うようにパニックになる必要はない。

WHO、今度は国境封鎖を批判。危機感を煽って「各国は対応を」と言っておいて、それはないような気がするが。。彼らが「重症者がでておらず、弱毒株である可能性もあることこと、すでに多くの国でウイルスは市中に存在すること」などきちんと説明せず「懸念すべき株」としか言わないからこうなる。WHOのオミクロンのHPは11/28から更新されていない。。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-11-03 13:10:53 (2643 ヒット)

 11/2秋の褒章が発表された。紫綬褒章はオリンピック金メダル関係者がこぞって受賞したので90名と過去最多だった。そのなかで思いがけず私も紫綬褒章を頂けることになった。オリンピックに出た記憶はないので学術枠だろう。免疫分野の長年の功績らしいが、もとより自分自身のやったことはほんの最初のひとかけらで、それを発展させて形にしてくれたのは一緒に研究してくれた大学院生、スタッフ、研究補助員らのおかげ。またさらにこの分野を拡充してくれた共同研究者や競争相手たちのおかげである。感謝してもしきれない。上原賞のときと同様にこれまでの30年にわたる地道な努力が認められたことを皆と喜びたい。オリンピックの金メダルくらいの価値があると思えば誇らしくもある。

お祝いのメールもたくさんいただいた。昨日は返事書きに一日費やしたが久しぶりに連絡する人もいてそれはそれで楽しんだ。祝電も多数いただいた。この場を借りて御礼申し上げたい。特にノーベル賞の山中先生からの祝電は皆に見せびらかして自慢した。
ただ非常に残念なことにコロナが怖いという理由で伝達式(授賞式のようなもの)もそのあとの皇居での拝謁も中止。11/29に塾長から手渡していただいた。それだけでも十分感激ものだったが、金メダリストに直接あってサインをもらえることを心の底から楽しみにしていただけにその点は残念きわまりない。都民の努力で感染者数1日30人を切っているというのに。。。これではいつになったら日常が戻ってくるのかわからない。感染者ゼロになってもリバウンドが怖ければ決してもとにもどることはないかもしれない。

というわけでまたまた世界の感染状況をみてみる。遺伝研の先生がコロナウイルス の自壊説を支持する結果を学会発表したそうだが、アジア系は変異を促進する遺伝子APOBECの発現が高いので変異が蓄積やすいという(こちらの記事はやや詳しい)。確かにアジアと欧米を比べてみると日本、インド、インドネシア、イスラエルと落ち方は急激で今の所リバウンドはない。特にインドネシアは島国なのに日本と同じような状況なのが不思議だ(離れた都市でもシンクロして減っているように見える)。一方でイギリスは相変わらず高値安定、ドイツは急激に増加、フランス、イタリアもリバウンドの兆候が見られる。アメリカは下がり続けているが減少スピードが緩まっている。初期に山中先生が唱えられたファクターXはやはり存在するのか。それが急速な減少のみならずリバウンドの抑制に働いてくれたら、こんないいことはない。第6波はないと大ミエを切ったので祈るような気持ちでいつもチャートを見ている。

ロンドンの小野先生は「自壊説は自己矛盾しており有害」と言われる。小野先生は自壊説の矛盾を突き、第5波の急激な収束の主な原因は「ワクチン接種が急速に広まったことと人々の行動自粛」と言われる。もっともだと思う。今週号のNatureにはイギリスの現状について解説があった。イギリスは毎日3−4万人の感染者で増減を繰り返している。そろそろ全国民がワクチンか感染で行き渡りそうなものだが何故か下がらない。「ワクチン+ソフトな公衆衛生対策」が鍵だという。こちらももっともだと思われる。イギリスでも相変わらず人と人との接触回数(人流説?)を重視する学者もいるのは「専門家」に国の違いはないのだと思わせる。私は日本においては小野先生の説をおおむね支持するのだが、「ワクチン+自粛」ではインドネシアは説明できないのではないか。インドネシアの接種率は30%程度。やはりそう単純ではないような気もする。(ただし首都ジャカルタはほぼ100%とのことでインドネシアの統計は首都近辺だけの可能性もあるが。。)


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-10-20 10:00:32 (1972 ヒット)

 大学院生の安藤君が長年取り組んでくれたフィーダー細胞を使わないCAR-iTscm作成に関する論文が10/19付のCancer Reserch Communicationsに掲載された。タイトルは「Rejuvenating effector/exhausted CAR-T cells to stem cell memory-like CAR-T cells by resting them in the presence of CXCL12 and the NOTCH ligandプレスリリースはこちら
腫瘍免疫の効果をあげるために、T細胞疲弊の解除し、若い幹細胞メモリーTscmを誘導する方法の確立は激しい研究開発競争が繰り広げられている。つい最近もIL-2を改変したpartical agonistがTscm誘導に効くという論文がNatureに発表された。おなじみ西川先生の解説はこちらチロシンキナーゼ阻害剤がよいという論文もScienceに出されている。そんななかで我々は一旦活性化されて疲弊関連遺伝子の発現が上がったT細胞からCXCL12, Notch-L, IL-7, IGF-1という4つの因子でTscmが誘導できることを示した。決してこれらの論文に遅れをとっているとは思えないが実績の少ないラボからトップジャーナルに論文を通すことはやはり難しい。この雑誌はアメリカ癌学会の機関紙のひとつで今月号が記念すべき第一号である。どのくらいのインパクトある雑誌になるかは2年くらい待たないとわからない。それでもできるだけ早く世界に成果を示してさらに発展させたいという思いをこめてこの雑誌に発表することにした。安藤君は固形がんでも効果が出るようにさらに改良を進めており次はもっとインパクトある雑誌を狙いたい。一方でTscm化のメカニズムの解明も重要だろう。T細胞の疲弊はNR4aが重要なのだがTscmのマスター因子は何か、まだ不明な点は多い。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-10-17 08:42:33 (1279 ヒット)

 10/17 本当の専門の話。Rasの抑制因子SPREDファミリーは2001年に大学院生だった脇岡君がクローニングした。以来細々と研究を続けてきたが、2007年にSPRED1がヒト神経線維腫症1型に似た疾患(Legius症候群)の原因遺伝子であることがわかり2012年にNF1との結合が報告されて分子機構の解明も進んだ。このような流れでRas病の概念が形成されていった。しかし注目を集めるのはヒト疾患との関連が明らかなSPRED1のみでSPRED2の理解は進んでいなかった。SPRED2もSPRED1と同様にNF1に結合しRasを抑制することは明らかだったが、がんでの変異は多数見つかっているもののヒト遺伝性疾患との関係は報告されていなった。SPRED2はSPRED1よりも発現が広範囲なので私はSPRED2の変異は致死性かもしれないと疑っていたが、ついにヒトでの変異が3つの家系で発見された。Legius症候群と違って心疾患を特徴とするNoonan症候群に近いという。またLegius症候群はSPRED1のヘテロ変異(優性遺伝)に対してSPRED2はホモ変異(劣性遺伝)だ。症状の違いはSPRED1/2の発現部位の違いを反映しているのだろう。それでも全てを説明できるわけではない。ヒト胎児期の発生にも関わる問題のようでなかなか難しい。SPREDをはじめ多くのRas経路の(後天的)変異はガン化に直結している。一方でRas病の話は先天性の変異であり、おそらく胎児期の発生の過程でのRasの過剰活性化によってもたらされるものだ。原因がわかればMAPK阻害剤を投与するなどの方法はあるかもしれないが発生過程なので時期が難しい。我々のSPRED欠損マウスはよいモデル系を提供してくれるに違いない。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-10-03 17:06:27 (3213 ヒット)

 

10/2 東京の感染者数は200人を下回るようになった。この急激な減少の原因も(自称)専門家にはわからないらしいが、それでも相変わらず「第6波は必ず来る」「リバンウンドを警戒せよ」「インフルエンザとのツインデミック(?昨年のキャッチフレーズと同じ?)と深刻な表情で訴えておられる。一方、ネットニュースのコメント欄では「専門家という人たちは競馬の予想屋と同じ」と手厳しい。いや競馬の予想屋の方がよっぽど当てているのでは?彼らは占い師、預言者、すなわち科学的にはペ○ン氏なので真剣に話を聞くだけ無駄のような。。。ではお前はと言われると私も同類なのだが、なぜ今回の第5波のピークを当てられたのか(予言者なので過去に外したことは無視)?彼らとただ一つ違うのは海外の波をいつもみていたことだろう。今回の波はデルタ株によるもの。図のように 元祖インドはだいたい3ヶ月間の急峻な波で収束し、その次に3ヶ月遅れてデルタ株に見舞われたインドネシアはやはり2ヶ月半で収束している。日本はそれにさらに一月遅れて増加し始め、なんと2ヶ月少々で収束している。一方でワクチン打っても感染爆発とよく槍玉に挙げられるイスラエルシンガポールであるが、ご安心を。イスラエルはおそらくワクチンによってデルタ株の蔓延が遅れたのであろうがちゃんと2ヶ月後に収束に向かっている。シンガポールはまだピークに達しておらずこれからだが、感染者数は3000人/日いっていない。死者は10名/日以下。ワクチン打っても怖ぞおっかないぞと脅したい輩に騙されないように。こうやって並べてみると見事な規則性があるような気がして来る(原因は不明だが)。
おおむね言えることはデルタ株は(ワクチンや自粛にあまり関係なく)2−3ヶ月で必ず収束する(イギリスはなぜか例外)。ワクチンやロックダウン政策で蔓延を遅らせればそのぶんスタートは遅れる(イスラエルやシンガポールでアルファ株の波(日本の第4波)がないのはワクチンのおかげではないか?)。しかしワクチン接種が進んでいればピークは低いように見える(すべての国に当てはまるわけではない)。なぜ日本の疫学者は海外の動向を取り入れようとしないのか不思議だ。「季節が」とか「報道で」とか情緒的な理由を挙げる「専門家」は海外でも同じというのだろうか?

すでにデルタ株が収束したと思われるインドでは毎日2万人とくすぶり続けているが、次の波は発生していないので日本で第6波が来る可能性はないわけではないが現時点ではその気配はない、と言ってそう間違ってはいないと思う(なんとも微妙な言い回し)。ええい、どうせ予言なので「第6波はない」といいきろう。外れたら削除。でも競馬の予想よりも当たらない他の専門家の言うことよりも少しは説得力あると思いません?

一つだけ競馬の予想屋よりも劣ると言われる「専門家」を擁護するとしたら、これら海外でもなぜ急激に減少したか科学的に納得できる解明はなされていない、ということ。インドで集団免疫が成立したと思われたのになぜか急激なデルタ株の蔓延が起きた、とか、イギリスで制限撤廃で医療崩壊するとした専門家の預言は当たらなかった、とかNatureに記事にされたくらいだ。結局、専門家=預言者があてにならないのは日本だけではないのだ。知事会は政府に「減少の検証を」と訴えているらしいが、ヒトは実験動物と違って可能性は言えても科学的に論理だった検証は難しいもの。預言者はやはり預言者にすぎす、競馬の予想屋よりも当たらないということを再認識していただきたい。


世界的も感染者数は急速に減少しており、日経新聞では120カ国で減少し、欧米を中心に経済活動が再開されつつあることを報じている。8月下旬に「明かりが見え始めている」と言った菅前総理は正しかった。そのときボロクソに言った連中は今何を思うだろうか。当然忘れているか、今もゼロでないと言い張るのだろう。あるいは第6波よ早く来いと祈っているのだろうか。たぶん出番がないと困る連中はそうだろう。

10/9 土曜日東京都82人。10/10 日曜日60人。もはや人流が〜という言葉を口にする預言者(=専門家)はいまい。ただ一体何が起きるいるのか?憶測だけで話をしても解明につながらないのでぜひ世界レベルでの科学的なデータと検証がほしい。(1)やはり一番の要因はワクチンではないか。ワクチンは重症化を抑制することはわかったが、ブレークスルー感染者は他人に移しにくい可能性はある。実際にはどの程度までウイルスの排出量を減らしたのか?シンガポールの陽性者の98%は無症状か軽症。これらの人のウイルス排出量は少ないのか。これはサンプルを集めるのが大変だが検査はできる。ただ、ではインドネシアのようにワクチン接種が進んでいない国はどうなのか?自然感染かもしれない。それなら抗体検査でどの程度蔓延したのかわかるだろう(2)流行時と現時点のウイルスの変異と変異したウイルスの感染性の検証。自壊説の検証。これも感染研なら可能では。(3)イギリスのように収束せず長期間毎日3−4万人陽性者が出続けている国と何が違うのか?逆にインドネシアも急速に減少したが、日本との共通点は何か?やはりアジアと欧米では違い(ファクターX)があるのか?年齢分布の違いか。PCRの検査数もあるかもしれない。血中抗体レベルやインターフェロンレベルも調べてみるとアジアと欧米では違うのかもしれない。

10/11 今日は49人。シドニーが100日間に渡るロックダウンを解除したという。オーストラリアはゼロコロナを目指し、ロックダウンは数十万円の罰金を伴うものだという。それでも現在1日2000人以上が感染し増加中。厳格な制限は結局は感染の増加を先延ばしするだけで、苦痛に見合った効果はない。それなのにオーストラリアの国民はよく耐えたものだ(日本人以上に従順?)。天然痘が撲滅できたのはヒトからヒトへの感染しかなかったからと言われる。コロナが動物を介しても感染するのであればゼロコロナは無理。それにしても東京で100人以下ならほぼゼロと思っていいような気がするが。10/12 77人。

10/12 しかし気になるのがイギリスとロシア。他のヨーロッパ諸国は下がっている。ただアジアと違って減り方が緩やかだったり、くすぶり続けたりしているが。それでもイギリスとロシアは他の国と違っている。イギリスは毎日3−4万人でくすぶり続けている。ロシアは3万人に迫ろうとしている。トルコも3万人くらいで増加中。イギリスの致死率は下がり続けているがロシアは上がっている。ドイツも怪しい動きをしている。もしこれらの国で流行している株がデルタ株でない新株だったら、要注意だろう。世界に広がり第6波になる可能性がある。。。え?!第6波は来ないんじゃないの?予防線、予防線。

10/13 東京72人。これはすごい。来週は平均50人くらいになるかもしれない。しかし海外をみてもここまで下がった例はないのではないか?欧米と比べるとワクチンだけではここまで減らことはなさそうなので、やはりワクチン+マスクの効果が大きいのではないかと思えてくる。
10/14 東京62人。この勢いだとゼロの日も出てくるだろう(ししかし無症状感染者がいるので完全にゼロになることはないだろう)。和歌山県のデータではワクチン接種者は8割は他人にうつさないという。非接種者でも7割なので差は10%なのかもしれないが、それで実効再生産数が1より上か下になるかで結果としては大きく響くだろう(N先生らの出番です)。今回の減少の原因のひとつはワクチンと言ってよいだろう。記事では「もう一段感染者数を落とすことが重要」と感染研の所長が言っているが、これ以上望むのはおかしい。子供がテストで98点を持ってきて「なんで100点でないんだ!」としかる親みたいなもんだ。おそらく人口当たりでみれば東京は中国以外では世界で最も押さえ込んでいる都市だろう(英国の記事参照)。都民も国民も菅前総理ももう少し褒めてもらっていいのではないか。そろそろ下げ止まりという話もあるが、東京で一日100人以下なら十分コントロールされていると考えるべきでこれ以上は医療や政治の方で努力すべき。彼らは子供の自殺が増えていることは全く気にならないのだろうか。

10/20 先月の大分県の小児科の会に続いて埼玉県の衛生試験所の依頼でさいたま市まで出かけてコロナの免疫学の講演を行う。皆さん楽しんで?くれたと思いたい。

10/22 金曜日なのに東京は26人。いずれはセロになりそうな勢いだ。それでも都内の某大学や地方のゼロの県の大学はいまだにリモート。小学生も「黙食」。大学は教員が楽をしたいだけのように思える。オンデマンドは時間に拘束されないので本当に楽なのだ。大学の現状をAREAが報告している。そんな大学や学校の教育環境で育った子供や若者にはどんな未来があるのだろう。例えば「黙食」が今後日本の若い世代にどのような影響があるのか教育系の学者は調べて欲しいものだ。いじめは増えていないのか?自殺は?「ゆとり世代」以上に「コロナ世代」はどんな影響がでるのか。専門家会議の医者は悪い方にしか予言しないし、外れても絶対に弁明しない。それはもう十分わかったはず。これからは10年20年先の日本の未来を見据えた政治的な大局観の問題のような気がする。

10/24 日曜日 東京19人。明日月曜日はヒトケタを伺う勢い。それでも(自称)専門家は全国的にはリバウンドの兆候あり、気を緩めず感染対策を、と言い続けるのだろう。しかしここまでの減少は正直私も予想していなかった。イギリスなどと比べるとやはりワクチン+マスクの効果だと思う。ただイギリスは検査件数は100万人/日。一方の日本は2−5万件/日。この違いは大きく、イギリス無症状陽性者をかなり拾っており、日本は見逃している可能性が高い。でもともかくマスコミはPCR陽性者数絶対主義なのでこの数はすばらしい。もしこの発表がゼロになってもマスコミと自称専門家は「無症状で検査を受けていない人が多数いる」と言い張って「真のゼロ、収束ではない」と言うに決まっている。マスコミは煽りたくても数字がなく、仕方ないので今はイギリス中国など海外がもっぱら貶している。いやいやこの成果は都民や国民の努力と菅前首相のおかげでしょう。もっと褒めてあげるべき。またもう次の段階「どうやって傷んだ経済や社会、特に子供や若者を救済し、立て直すか」に重点を置くべきだろう。そう言う視点での報道がほとんどないのはどうしてだろうか。ゼロコロナを目指していた人たちがいる。今本当に実質セロコロナになった。このあとどうするのか?彼らは考えがあるのだろうか?それともまだ本当にゼロでないと言い続けるのだろうか。今こそそれが問われている。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-09-28 18:27:45 (1855 ヒット)

 緊急事態宣言は9月末で終わるものの、飲食店への時短要求は続くそうだ。ネットでは、なぜ人数制限ではなく一律9時終了なのか?科学的な根拠はあるのか?などと騒がれているが、ニュースは総裁選挙と小室氏のことばかり。なんともつける薬もないとしか言いようがない。小室さん、バッシングに負けず初志貫徹して欲しい。サイレントマジョリティーは祝福か無関心。(読売新聞の調査では53%がよかったと。やっぱりね)。ゼロコロナや東京オリンピックと同じ構図のように思える。マスコミや叩いている人たちももし自分がその立場になったらここまでできるのか?少し冷静に考えてみるといい。


さて感染者数が激減でマスコミの関心もすっかり冷めたコロナ(頃な;;)。相変わらず激減の理屈は不明。児玉先生のコロナが感染を繰り返すことで自壊したという説もあるがどうなのか?イスラエルもアメリカも多くの国で減り出している。ワクチンが行き渡っていない同じアジアのインドネシアも制限を緩めても激減し続けているし、戒厳令に関係なくタイでは上昇し現在下降中。なので児玉先生の説もありのような気がする。しかしイギリスをみると制限撤廃後、増えこそしないが毎日3−4万人の感染者を出し続けており(それでも制限なしはすごい。ジョンソン首相は現代のチャーチルと私は絶賛している)減る気配がない。この国は自壊説では説明できないのではないか。しかし他によい説明があるわけではない。この説を実証するには制限撤廃し人流を増やしても感染者が増えないことを確かめるしかないのでは。確かに制限がほぼないスウェーデンデンマークでも大きなリバンドはない。スパイク以外にも変異が入っているのだろうか。せめて試験管のなかででも感染性を調べれば確信が持てるだろう。もしこの説が当たっていれば、新たな強毒株がでてこないかぎり第6波はないのではないか。追記)感染研の先生が毒性を変えるような重大な変異はないと言っているようなので自壊説もどうなのか。

さてもうすぐノーベル賞。前哨戦とも言われるラスカー賞はmRNAワクチンのカリコ博士らが受賞した。慶應医学賞もカリコ。この頃ノーベル賞も時流を追うことが多いのでmRNAワクチンは大いにありうると思う。医学生理学賞ではなく化学賞もありだろう。共同受賞者に私は京都大学の藤田尚志先生を挙げたい。藤田先生はRNAウイルスのセンサー、RIG-Iの発見者だ。コロナウイルスももちろんRIG-Iを活性化しインターフェロン応答を引き起こす。RIG-Iの発見はこの分野の画期的な出来事でその後のcGAS-STINGなどのDNAウイルスセンサーの発見にも貢献し、藤田先生はHighly cited researcherに何度も選ばれている。ノーベル委員会は時々、下馬評としては注目されていないけど実はすごい(一番最初に見つけた)ひとに賞を出している。島津製作所の田中氏、GFPの下村氏もその類だろう。もちろんこれは私の預言です。毎年予想し外し続けています。しかし外れてもこれは十分考慮されてよい受賞対象だし多くの人に知ってほしいので削除はしないつもり。
   

医学生理学賞は「温度と触覚の受容体の発見」に。やはり外した。。。
物理学賞に「地球温暖化の予測」これは予測すらできなかった。真鍋博士はなぜ国籍を日本からアメリカに変更したのかと聞かれて「日本は協調性を重んじる。アメリカでは他人の気持ちを気にする必要がない」と語ったそうだ。「私は同調する能力がない」とも。自分が米国に留学中に、残るか帰るか悩んだ時のことを思い出した。おそらく優秀で研究に専念したい人にとってアメリカは天国なのだろう。しかし主張する時ははっきり言わないと「何も考えていない」と判断されるし成果がでなければすぐに切られる。生活の上でも主張や交渉しないと無視されたり不利益を被る。日本人というかアジア人と違って「察し」や「気遣い」「あうんの呼吸」はあまりなく、私は真鍋先生とは真逆で馴染めなかった。まあ自分は秀でた能力も自信もない、英語もできないことはよくわかっていたので(当時は)終身雇用だった日本を選んだ。もしかしたら日本は本当はアメリカのような個人プレーを重視する体制をお手本にするよりも「チームプレー」を重視したほうがいいのかもしれないが。でも研究は「同調」していたら確かに進まないかな。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-09-06 21:27:25 (5640 ヒット)

 Yahooニュースで新型コロナの終息時期に関するニュースがあった。ワシントンポストの記事を転記したものらしい。3年以上かかるという意見もあるが注目したいのは’楽観的’な意見。抜粋して訳すと、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の医学教授で、感染症の専門家であるモニカ・ガンジー氏は、「私は本当に、本当に終盤に入ったと思っています」と語る。「9月中旬から下旬にかけて患者数が減少し始め、10月中旬には、医療従事者にとってはウイルスが気になるが、一般市民にとってはあまり気にならないような、管理しやすい状態になるでしょう」。ガンジー氏は、これまでの呼吸器系ウイルスの流行は、ワクチン接種や自然感染による免疫の獲得によって終息してきたという事実に基づいて、楽観的な見方をしている。ウイルスは常に変化し続け、人々の防御力を回避できる可能性があるが、「ウイルスは自分自身を犠牲にして素早く変異し、時間とともに弱体化していく」という。デルタ型が米国で大流行したため、今年の夏がこのウイルスの強さのピークになるだろうと考えている。

これまでの経験から専門家の予言は多くは外れる。そもそもウイルスが弱毒化したという証拠はないし、アメリカはまだ増加傾向なのでガンジー氏の自信がどこから来るのかよくわからない。しかし確かにインドもブラジルも理由はよくわからないが感染者数はピークから比べるとかなり減少している。医療崩壊すると予言されたイギリスも1日4万人以下で推移している。日本もなぜか急速に減って来ている。ウイルス自身というよりは免疫の力(ワクチン)が大きいような気はするが、このスピードはワクチンや自然感染だけでは説明できるような気がしない。最も強力な要因はワクチンだとしてもプラスアルファがあるのではないか?感染を回避する無意識の知恵や何か社会的な要因があるのかもしれないがそういう専門家(社会心理学?)の意見も聞こえてこない。まあ減って悪いことはない。最も楽観的な予言は日本でいう第5波(デルタ株)を最後に感染がフェードアウトすることだろう。ガンジー氏の言うように終わりが見えたら勇気も湧くだろう。スウェーデンもデルタ株により感染者は増加傾向だが死者は1名とかゼロとかで近々すべての規制を解除するという。


(自称)専門家で「(東京では)人流は減っていないから感染者数が減るのはおかしい」と堂々という人がいる。もちろん気を緩めないように警告することは重要だが、科学者なら事実に基づかない憶測で物を言ってはいけない。都の発熱相談は確実に減っており、モニタリングも減少傾向が続いていることを見れば実際に感染者数も減っていることは正しいと推論される。逆にもし感染者数は偽りの報告だとすると発熱相談やモニタリングが減っていることはどう説明するのだろうか?他のデータも捏造された可能性は否定できないが、全国的な他県の傾向まで捏造することは難しいだろう。逆に言えば「人流と感染者数には相関がない」ことは論理学的には間違っていない。よって人流を抑えればすべてよし、とする対策は誤りであると言える。医者でも数学の勉強が足りない人がいるように思う。
stay homeの効果検証については西川先生のNature Med論文の解説がある。結論は微妙で、少なくとも驚くべき効果があるわけではないらしい。
もっともなぜ急激に減りつつあるのか?はまだ誰も合理的に正しく説明できていないように思う(今回に限らずこれまでもできていない)。こちらの先生はちゃんと現状を正確に把握しておられる。全く同感。しかしやはり減少の理由は憶測の域を出ず正確にはわからない。
9/9今日も先週よりも1000人以上減った。コメント欄では「なぜ減ったのか、科学的な説明のできない(自称)専門家は呼ぶな」と手厳しい。おっしゃる通り。正確に答えられる人はいないと思う。
最も典型的なのはインドネシア。デルタ株によって1日5万人以上が感染していたのになぜか急激に収まった。これも規制緩和後増加に転じておらず、外出制限だけでは説明できないほどの減少速度のように思える。

コロナに関しては私も含めて(自称)専門家は皆「占い師」。「占い師」は外したことは一切言及せず、当たったことだけ自慢する。私は第5波は5000人程度でピークアウトすると予言し当てた(と胸をはる)。某N先生のように43万人死亡というのは外しすぎの様な気がするが。というか当たったことあります?

日本もwithコロナをめざす?本当なら希望が持てるが。。。さっそく(自称)専門家は「再拡大する」と懸念を表明しているがイギリスの例を知らないらしい。いや彼らは心の中では永遠にこの状態が続いて欲しいと思っているのだろう。早速コメント欄では「女性と寿司屋でワインを飲むのはいいんだ」と突っ込まれていた。

私の予言。コロナの感染拡大は今回の第5波で終わり。さざ波レベルでくすぶり続けるも終息に向かう。冬の第6波はない(あってもさざ波。死者はごくわずか)。海外も同じ。来年正月開けから世界的にほぼ日常が戻ってくる。予言なので外したらこっそりと削除します。ミュー株?元祖コロンビアもほぼ終息しつつあるので過剰に恐れる必要はないというのも私の予言。

ようやくアメリカも下がり始めた。ガンジー先生の予言は当たるか?ガンジー先生のインタビューはこちら高橋洋一先生の予言の的中率は8割を超えているそうだ。一方でN先生は打率1−2割という。いやそれは褒めすぎで正確には1割以下と思う。ではなぜN先生はもてはやされ高橋先生(や私)の予言は黙殺されるのか。高橋先生曰く、N先生の恐怖心を煽る予言のほうがマスコミ受けし、また医療界受けするからだという。すこぶる同意する。高橋先生は自分よりもよく当てている人はいないだろうというが、忘れていませんか?ここにいます(といって正確に自分の予言の的中率を調べたわけでなはいが)。私の予言の根拠は多くは海外。海外の動向をよくみていれば日本の波がどうなるかある程度予想がつく。第6波があるかどうかはデルタ株にかわる新変異株の大波があるかどうか。それは多くの場合海外で先行するのですぐにわかる。なお理研では天気予報の手法を加えた予測を行なっているという。天気予報の方がトンデモの(自称)専門家の預言者のご宣託よりもはるかに信頼できそうだ。

(預言者の言い訳の再録)10/9 土曜日 東京都82人。もはや人流という言葉を口にする専門家(=預言者)はいまい。ただ一体何が起きるいるのか?憶測だけで話をしても解明につながらないのでぜひ世界レベルでの科学的なデータと検証がほしい。(1)やはり一番の要因はワクチンではないか。ワクチンは重症化を抑制することはわかったが、どの程度までウイルスの排出量を減らしたのか?これはサンプルを集めるのが大変だが検査はできる。(2)流行時と現時点のウイルスの変異と変異したウイルスの感性性の検証。これも感染研なら可能では。(3)イギリスのように収束せず長期間毎日3−4万人陽性者が出続けている国と何が違うのか?逆にインドネシアも急速に減少したが、日本との共通点は何か?やはりアジアと欧米では違いがあるのか?年齢分布の違いか。PCRの検査数もあるかもしれない。シンガポールの陽性者の98%は無症状か軽症。これらの人のウイルス排出量は少ないのか。血中抗体レベルやインターフェロンレベルも調べてみると違うのかもしれない。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-08-25 08:37:51 (2487 ヒット)

 mRNAワクチンはこれまでにない画期的なワクチンであり、RNAに関するこれまでの長い研究成果を取り入れており、ワクチンに限らない「RNA医薬」の分野を切り開くものと期待されている。その立役者のひとりカリコー・カリタン博士はRNAのウリジンを置換する方法を開発し、近い将来ノーベル賞を受賞するだろうと言われている。この発明はRNAを安定化させ、同時に自然免疫系による認識を回避し強い免疫応答を抑制するものだ。
しかし実際にはRNAを直接投与しても薬にはならない。細胞に取り込まれてタンパク質に翻訳されないといけない。これを可能にしたのが脂質ナノ粒子(LNP)だ。RNAが爆弾ならLNPはそれを運ぶロケットのようなもの。LNPがなければファイザー・ビオンテックやモデルナのワクチンも誕生しなかっただろう。そのLNPの作成方法(マイクロ流路デバイス。この論文か?)を最初に開発したのがカナダの生化学者、イアン・マクラクラン博士だ。最近のForbesに記事が出ていた。”Covid’s Forgotten Hero: The Untold Story Of The Scientist Whose Breakthrough Made The Vaccines Possible”。ビオンテックとモデルナはなぜほぼ同じmRNAワクチンを同時期に開発できたのか?実はこの2つは元は同じで特許をめぐるゴタゴタからカリコー博士がモデルナの前身からビオンテックに移ったらしい。こちらも相当な確執があったと思うがLNPのほうも負けてはいない。記事はこの手の映画以上に登場人物も多く時系列も関係性も複雑すぎるのでなかなか頭に入らない。日本語に訳したページもあったがそれでもよくわからない。簡単に言えば以下のようになるのか。マクラクランは自身の開発したLNP技術でベンチャー企業を立ち上げたが、他社に技術を模倣されたりとゴタゴタが続き、別のベンチャーに技術を二束三文で売り払ってしまった。カリコーは早くからこの技術に目をつけていたものマクラクランは技術を売り払った後だった。カリコーは諦めず別の企業と組んでmRNAデリバリーシステムを完成させたのだが、まだ当時はパンデミック前(たぶん)。これもモデルナに安く譲渡され、結局モデルナもビオンテックもLNP技術に関しては自社開発としてマクラクランにもベンチャー企業にも全くロヤリティを払っていない。新型コロナウイルスmRNAワクチンの売り上げは450億ドル(4.5兆円)を超えるらしいのでその10%でもロイヤリティが入っていれば4500億円が入ったはず。ベンチャー企業の訴訟は続いているらしいが、しかしどう転んでも、LNP技術を開発したマクラクラン博士には(すでに権利を放棄しているので)一銭も入ることはない。

本人は「自分が貢献したことは間違いなく実感しています」と言う。「貢献したと思っていますが、この技術の起源を知っているだけに、複雑な気持ちです」。しかしこの技術は改良されて核酸医薬にとってなくてはならない基盤技術になるだろう。タイトルは『忘れさられた英雄』とあるがもしRNAワクチンがノーベル賞を受賞するならマクラクランも同時受賞するだろうとも言われている。

8/25 今日の東京は先週水曜日よりも1000人も減って4228人。8/31は3000人を切った。いよいよピークアウトか。相変わらず収束しては困る人たちは「検査が少ないせい」「重症者は増えている」と不思議と減ることを素直に喜ばない。信用ならない(自称)専門家(私)の予言は当たったといえる。いや医療側が危機感を持ち、今の体制を変えるチャンスならしばらくは感染者数は維持されたほうがよいのかも?減ってきた今だから「野戦病院をつくる」とか声だけ出しているのだはないかとも疑われているが。イギリスは1日3-4万人程度で落ち着いているこの程度なら医療崩壊は起きない仕組みらしい。うがった見方をすればイギリスはワクチン接種が人口の80%くらい、またこれまでに感染したひとが13%くらい。残り7% 350万人は感染して免疫つけてね、ということならあと3ヶ月くらいで全国民がワクチンか感染かで一応免疫がつき、重症者はほぼいなくなるはず。一気に感染者が増えると医療危機になるので、「冬になる前までに」というのはある程度感染者を出しつつも完全終息をめざす戦略なのではないだろうか?1日10万人が感染し医療崩壊が起きるとした専門家の予言は今の所まだはずれたままだ。マスコミも専門家も感染が減ると機嫌が悪いのはもうどうしようもないという気がする。一方の元祖デルタ株のインドは感染者が激減し落ち着いてきているがこちらは多くの国民がワクチンではなく実際の感染で免疫を得たと思われる(国民全体の実に7割が抗体を持つという)。その犠牲は死者40万人(実際にはその10倍の可能性があるそう)と極めて大きかったそうだが。

モデルナのワクチンに異物が混入していたそう。捨てるくらいなら動物実験用に大学や研究施設に分けてくれないものか?少なくともうちはぜひ欲しい。

某新聞社から最近のコロナ抗体に関する某先生の研究成果にコメントをしてくれと電話。ワクチンが全く効かない変異を見つけたというような話だが。「この研究は変異をあらかじめ想定してより優れたワクチンを開発するための基礎研究。」ゆめゆめ「ワクチンは無駄」「最凶ウイルス出現」のような偏向した報道にしないようにと釘を刺しておいたが。それは論文を書かれた先生の意図するところでもないだろう。ワクチンの本当の力はこちらの記事に詳しい。案の定私のコメントは完全に無視された。マスコミというのはもうどうしようもない業を背負った商売なんだろう。人々を怖がらせてなんぼ。科学も事実も関係ない。これを生業にしなければならない新聞の記者には同情すら覚える。

菅総理、総裁選挙に出ないとのこと。前々から述べているように私は菅総理はワクチンに関しては極めてよくやったと思う。アメリカまで行ってファイザーの社長とも直談判した。第4波の死亡率は1−2%だったのが第5波は0.2%以下で、海外と比較しても十分低い。不幸だったのはマスコミに自宅療養で死亡したとか入院先がなく死亡とか少数の個々の例を大々的に取り上げられて、全体的な数字(感染者数や死亡率)は無視されたことではないか。読み飛ばしとか説明不足とか言動をあげつらわれたが、昨日のこともよく思い出せない同類の老人(私)にはむしろ親近感が持てた。良いことをしても全く褒められず、少しでもしくじると女房子供に極悪非道人のように責められるのも世のお父さんたちと同じで、我が身を顧みると同情を禁じ得ない。菅首相も忘れ去られた英雄となるか。ご苦労様でした。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-08-13 08:26:50 (2314 ヒット)

 7/19にイギリスのジョンソン首相はすべてのコロナ規制を撤廃した。これに対して専門家らは「狂気の沙汰」として連名でLancetという権威ある医学雑誌に再考を求めた。規制の撤廃によって毎日10万人が感染し医療崩壊するするだろうと予言した。しかし実際は19日を境に減少し現在では1日3万人前後で落ち着いており、入院患者も減少傾向で死者数も概ね100名以下である(致死率0.3%)。この状況に今週号のNatureが記事を掲載している。"Surprise dip in UK COVID cases baffles researchers "。インドでの再流行の時もそうだったが、いつものように「なぜ専門家の予想は当たらなかったのか」いろいろと考えられる要因をリストしているが、要するに答えはわからないということ。ロンドン大学衛生・熱帯医学大の疫学者John Edmunds氏は、「何が起こっているのか、誰にもよくわかりません。特に、この急激な傾向が、第3の波のピークが過ぎたことを示しているのか、それとも複雑な社会的要因による一過性のものなのかは、はっきりしていません。」という。これまでのピークはサッカーのユーロ2020のためで単にそれが終わったから、とか学校が夏休みに入ったら、夏で皆戸外にでるから、検査数が減ったから(日本よりずっと多いが)などなど。ブレークスルー感染もあることからワクチンが行き渡ったことによる集団免疫の成立ではないとも言われる。
 研究者たちは、9月になると学校に通う生徒や大学生、会社員などが戻ってくることや、第1回目のワクチンによる予防効果が薄れる可能性があることから、再び増加する可能性が高いと考えている。リヒター教授は、「夏はちょっと下火になると思いますが、パンデミックは再びゆっくりと拡大し、秋には事態がエスカレートするでしょう」と語る。「まだ、すべてが終わったわけではありません。」感染が減ったことがまるで気に入らないような言い方だが、今回のことで間違いない事実は「権威ある医学雑誌にまで掲載された専門家の予言は、少なくとも直近では外れた」ということだ。専門家の意見は信じなくてよい、ということではない。気候変動の予測と同じで、専門家であってもそれほど難しいということ(と記事にも書いてある。気象変動のほうが当たっているような気もするが。。)。にしてもイギリスは毎日感染者3万人である。日本は全国で1万8千人ほど。。。死亡数は1/3以下である。何が違うのか?そしてその違いを是正するにはどうしたらよいのか、ぜひ日本の(自称)専門家は解明してほしいものだ。某8割の先生も外した理由を探しておられる

 一方でもっとも成功している国のひとつはスウェーデンだろう。こちらはずっと前からマスクは強制ではなく、強い規制は行なっていない。なのに不思議なことに感染者数も死者数も非常に低く抑えられている。あるスウェーデン在住のかたは「昨日の時点で少なくともワクチンを1回接種した人が80%。ほぼ誰もマスクをしておらず、マスク着用義務の欧州他国と比べて超過死亡率は高くない。現在、規制もほぼ撤廃されて、日常が戻っており、すでに感覚としてはポストコロナです。」と投稿されていた。まださほどデルタ株が入り込んでいないからかもしれないが、ワクチンが最も大きな要因であることは想像に難くない。デルタ株の流行でまた増え出すかもしれない。それはそれでまた対処するだろう。インフルエンザと同じく流行と収束を繰り返すものとの割り切りも必要なのでは。 アイスランドもワクチンのおかげで5月中旬以降死者ゼロで成功しているそうだ

感染症学会では、自宅療養中に重症化する患者が増えていることからコロナ抗体カクテルを軽症患者にも使用する仕組みが必要であると要望している。抗体カクテルは発症から7日以内の投与が必要だそうだ。なら具体的には市中病院やクリニックでもすぐに打てるように2類から5類に変更することが必要なのではないのだろうか?
 

この感染力の強い新型コロナが”普通の風邪”になるためには「子供の頃に感染して早期に免疫をつけて、大人になって感染しても軽症で済むようになる」プロセスが必要という考え方がある。もちろん数世代の時間がかかる気の長い話かもしれないが、そうやって人類は多くの病原体と共存を計ってきた。子供なら重症化しない、というのは大きな福音なのだという。おなじみ小児科医の神園先生のコラム「こどもは感染して、そして強くなる」(飛んだ先のサイトの最下段)に詳しく書かれている。私はウイルスが変異して弱毒化するのかと思っていたが、なるほどはしかや水疱瘡のように子供の頃に誰もが感染するか生ワクチンを接種することで抵抗性を獲得する結果としてありふれた感染症になるわけか。『私がこども時代の昭和の時代、大人になってからはしかや水ぼうそうにかかるより、子供のころにかかっていたほうが軽く済む、ということで、どこかで水ぼうそうやはしかが出た、と聞くと、親たちは子供をわざわざ感染させに行っていたくらいでした』。インフルエンザよりも軽い子供にまでヒステリックになって騒いでいると長い目でみると収束を遅らせることになるわけか。そうするとオーストラリアなど超厳格に封じ込めを行なっている国は今はいいかもしれないが、世界が正常に戻ったときに取り残され、外国に行くこともできなくなり、さらには国内で大流行を起こす可能性があるわけだ。同国の絶滅した有袋類にも似ているような気がする。


13日の金曜の厄日だからか東京のPCR陽性数が5000人を超えたという(5773人)。検査数が2万少しなのでこれ以上は増えない可能性は十分あるが重症者数が200名を超えているのが気になる。1年以上前から言われていることだがなんでこの程度の重症者数で医療が逼迫するのだろうか?医師会の会長さんはもっと自粛をしろと言われるが、では医師会は何をしてくれるのだろう?なぜ東京都が借りているホテルは埋まらないのか?なぜ体育館のような収容施設をつくらないのか?なぜ諸外国では成功していない厳しいロックダウンをすれば解決すると確信しているのか?もっと感染者が多いイギリスやアメリカの治療に対する対応は何が違うのだろうか?おそらく2類相当が諸悪の根源のひとつなのだろうが「検討します」というのは1年前にも聞いたがその結果なぜ5類にならなかったのか報道されたことはない。一杯一杯の保険所を介さないと入院手続きもできないままでは。。有効な治療薬が開発されても(少なくとも重症化させない抗体カクテルはすでにある)、近くの病院で処方、処置してもらえなかったらどうするのだろう。。。この先生のおっしゃる通りだと思うのだが、そうはならないらしい
 

最後に全くあてにならない自称専門家の予言。東京都の感染者数は5000人を超える日が続いたが、どうやらこのあたりがピークになりそう。なぜなら検査数が圧倒的に少ないのと、他の国々の感染者数の増減をみていると、理由はわからないが、デルタ株の急拡大は比較的急速に減少し一定数のところでくすぶり続ける(本家インドやイギリスで顕著)から。これもチャートからだけの全くの予言なので外れたら削除します。(9/1現在当たっている!)

最凶のラムダ株、ペルーで19万人死亡、恐怖絵図との全くの煽り記事。科学性のかけらもない記事は無視すべきだがあまりにひどい。巧妙に内部には「まだわからないことが多い」などと書かれているが。19万人は昨年からのトータルだし、その最凶株が蔓延しているはずのペルーでは収束しつつありますけど?

こちらのご意見におおむね賛同。ワクチンは必要。しかし実際に抗体価を測ってみると日本人の若い人には量が多すぎる気がするが、数ヶ月審査にかけた割には年齢、性別、および日本人向けに用量が検討されたという話は聞かない。ただ尾身会長もワクチンパスポートの導入には肯定的のようだ。菅総理はちまたでは不評のようだが私は「ワクチン接種が決め手」としてワクチンに注力してここまで接種率をあげてきた点や死者は前回の波より少ない点はもっと評価されていいように思う。不幸だったのは感染者数ばかりをあげつらう反対勢力と病床がなぜか増えない医療体制?のせいだろう(これは政府というより知事の怠慢のせいらしいが)。前回の波に比べれば死亡率は1/10以下。いやもっと低いだろう。そこはもっと胸を張って主張していいと思う。まれに自宅療養で死ぬ方がおられる。少なくともそれを大々的に報道されて非難されてしまうのは与党なのでしかたない面はある。(もちろんこの報道で人々が自粛を強化した可能性はある)私が秘策?を授けよう。体育館で療養させるのが無理なら、ここはPCRとかなんとかいわず発熱した人は数カ所の注射所に集めて全員に抗体カクテル打って帰す。酸素ステーションではなく「抗体」ステーションだ。都内50カ所なら1日200人程度だ。これで重症者は激減するだろう。抗体は高いかもしれないが予備費の使い残しが数兆あるというではないか。。。抗体カクテルの効果は実証されつつある。在宅死をなくすには1日も早く「抗体ステーション」を作るか、一般開業医でも打てる様に(5類にして)手配すべきだろう。

私の秘策が採用されたのか?まさかね。でもちゃんと考えている人はいるんだ。「東京都は2日、新型コロナウイルス患者の重症化を防ぐ抗体カクテル療法の促進に向け、検査で陽性と判明した直後の段階で投与につなげる取り組みを始めると発表した。」抗体カクテルとワクチンでコロナはきっと制圧できると思う。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-07-22 08:34:39 (2842 ヒット)

 オリンピックが始まった。開会式は23日らしいがなぜか22日から休み。菅総理もバッパ会長もオリンピックが始まったら皆楽しんで雰囲気が変わると言っていた。まさかそんなと思っていたが、早速昨日ソフトボールと女子サッカーを観てワクワクした。特にサッカーはPK外した時はもうダメかと思ったが同点に追いついた時は手を叩いて喜んだ。感染者数が2000に近いとか気にならない。ワクチンの”せい”で65歳以上の感染者数はほとんど増えていない。もういいかげん暗い話は聞き飽きた、と多くの人が思っていることだろう。オリンピックは流れを変えるいい機会になってほしい。朝日新聞関係のサイトでは今もオリンピック強行はけしからんと訴えるコラムが出ている。それなのに「オリンピック特集」として競技の様子を伝えているのは笑ってしまう。節操がないというのはこういうことなんだろう。まあ今に始まったことではないが。

22日ソフト。昨日とかわって終盤押されて絶体絶命のピンチが続く。リリーフの後藤の神がかった連続三振で切り抜ける。やっぱりこんなハラハラドキドキはオリンピックでないと味わえないだろう。今日の東京都1979人陽性。重症者65人。

オリンピックは何のためにあるのか。尾身先生はNHKの「いだてん」をご覧になっていないのだろう(そんな暇はないから当然だろうけど。私は楽しんで全部見たが)。酷評された大河ドラマだったが今こそ見直されるべきだという。全くその通りだと思う。

すべての制限を撤廃したイギリスでは感染者が減少し始めた。10万人を超えると警告していた専門家は何というのだろうか?もちろんまだ結果はもう少しの期間みないとわからないだろうが希望の持てる兆候だ。人はどんなにつらい時でも耐えられる。ただしそれは未来に希望を見いだせる場合だろう。

今日は2848人。ワクチンが不足しているなら首都圏に集中させるべきだろう。それしか有効な手段がないのだから。

東京都福祉保健局吉村憲彦(ん?一字違いがだが赤の他人)局長は「ワクチンの効果で60歳以上の重症者が減っている。すぐに第三波のような状況になるとは認識していない。いたずらに不安をあおることはしていただきたくない」と述べたという。さすが吉村局長。冷静で的確な判断である。抑制のキモは現在感染の主流の40、50代にワクチンを接種し抑え込むことだ、というのは認識されている。あとは実行すればいいだけなのだが。。

27日ソフトボール。6回に上野投手は先頭打者にヒットを打たれ後藤投手に交代。相手打者はサードへの強襲でこれは抜けたかと思われたが奇跡のダブルプレーで切り抜けた。実はテレビ(ネット中継)を見ていても何が起きたのかはじめは全くわからなかった。打者もぽかんとしていた。録画のスロー映像をみてようやく理解できた。神がかっている。最後は上野投手が締めて金メダル。13年前の記憶が蘇った。このときものすごく感動してブログにも何か書いたのだが残念ながらもうその記事は何処にいったかわからない。でも2008年といえばちょうど東京に出てきた年で自分もラボの立ち上げで結構きつかった頃だ。オリンピックは希望と勇気を与えると言われるがまさにその通りだと思う。私と同じく多くの人は柔道もソフトボールも体操も普段テレビ観戦することはほとんどないだろう。だからこそオリンピックは貴重で選手の思い入れは大きいんだろう。

7/18 サッカー日本、フランスに大勝。覚醒したのか!?一体何があったのだろう。

尾身先生『ワクチン70%では集団免疫は難しい。打っていない30%の中で感染が広がる』。以前からそれはわかっていてイギリスもアメリカも、「ワクチン打たないなら感染して免疫つけるしかないよね」という方針なんではないの?ニューヨークでは打ったら100ドル(一万円)くれるというフランスではワクチンパスポートがないと店にも入れない。何処もあの手この手で接種率を上げようとしている。先生らもワクチンの接種率をあげないといけないと言うなら何か方策をうち出せばよいのに。いつも「評論」で具体的対策方法を聞いたことがない。

吉村局長、今朝のサンモニで「多くの専門家から異論」と叩かれていた。自称専門家で擁護する人もいますけど。異論を唱える専門家から具体的な策を聞いたことはないが。。イギリスはペースは鈍ったもののやはり下がり続けている。シンガポールも致死率がインフルエンザ並みになったので重症者を基準にした対策に切り替えたとか。東京4000人を超えたそうで発狂しそうなコメントが寄せられている。私はそろそろ頭打ちではないかと思うのだが(この部分、予言なので外れたら消去)。

感染者数が増えて流石に重症者も100名を超えて医療が逼迫しているそうだ。以前からずっと同じようなことが言われているのに医療側は改善されていない。なぜコロナ病床が増えないのか不思議に思っていたらこちらの先生の記事で納得できた(無料部分しか読めていないけど)。こちらは政府の責任ではなく都道府県の側の問題で、知事は政府のせいにしておきたいのだという。医療界には強制力はなくお願いするだけ。政府は緊急事態宣言を出してお願いするくらいしかできることはないのだそうだ。なんか変だ。

8/8 東京オリンピックが閉幕。楽しみの少ない老ぼれには毎晩、サッカーや野球の観戦ができて幸せだった。終わったら何を楽しみに生きていけばよいのか。。サッカーの「覚醒」は錯覚だったようだ。それにしても閉会式は酷かった。一番よかったのは次回のパリの映像、という意見に賛成。パリでは昼間の明るい時間帯に大勢が集まって賑やかで華やかで半数以上はマスクをつけていない。かたや東京は暗く無観客なので当然ながらお通夜のよう。閉会式なのに何でこんなに暗いのだろう?パリには希望があり東京には絶望があった。日本は3年後もパリやニューヨークのようにはなれずこのままかもしれないと思うと暗い気持ちになった。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-07-13 08:45:48 (1979 ヒット)

 ついにイギリスはすべての制限を撤廃するという。ジョンソン首相の英断はすごいし、このような強力な信念あるリーダーがいることは羨ましく思う。第二次世界大戦時のチャーチルみたいに見えてくる。壮大な実験とは言われているが、最近の感染者3万人に対して死者は20−30人台。致死率0.1%で、季節性インフルエンザ の想定致死率0.1%とかわらない。制限解除は合理的な裏付けがあるということだろう。不安視する記事もあるが、どう考えてもおかしい。死者が約100分の1で済んでいるのはワクチンのおかげ」と言いながら、ワクチンを2回接種済みの人も今の第3波にのみ込まれ、「死者の約半数を占める」という表現はあまりにもおかしな事実に反する言い草だ。多分別の文脈での発言を都合よく??切り取られたのだろう。1/100なら未接種者の致死率を1%とすると致死率0.01%でさらに低くなる。まあ学者の予想は今まで当たった試しがない。もしイギリスの実験が成功したら欧米も追従するだろう。そして感染者ゼロでないと我慢ならない某国は取り残される。こちらの記事の上久保先生の主張通りか。先生は「竹槍でB29を落とす」精神論だけと手厳しい。ワクチンについても世界的な動向を見誤り確保を遅らせた「専門家」の見識に疑問を呈しておられる。吉村知事の言うようにワクチンが足りないなら大都市、特に東京に集中すべきだったろう。そうすれば東京オリンピックも普通に開けたかもしれない。変な平等意識のためなのだろうか。戦略を誤ったとしか言いようがない。


そういえば健康な人にコロナウイルスを接種するというヒューマンチャレンジをするとか言われていたがどうなったのだろうか?これも他では考えられないことで英国人の進取果敢な気質を表しているのだろう。


別の学生さんから質問。「感染したことのある人はワクチンは1回で十分抗体ができて2回目は不要ではないか?」というもの。これに対してはすでに論文が出されている。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2101667
Antibody Responses in Seropositive Persons after a Single Dose of SARS-CoV-2 mRNA Vaccine
の結果(Fig.1)では感染者は一回の接種後5−8日で非感染者の2回目以上の抗体ができています(ログスケールなので実際は10倍)。2回目のワクチンを打ってももうそれほどかわりません。
以下の記事でも同様の結論です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062600352&g=soc
森内教授は、感染経験者は接種が1回でも2回でも抗体量に大差がないとして「1回の接種で十分だと思う。ワクチンの配分量によっては、感染経験者は2回目を受けずに他の人に回す方法もあり得る」と話す。
副作用を考えると既感染者は一回のワクチンで十分だと思いますが、個人差もある。軽症では抗体は高くない場合が多い。抗体値を測ってからの話になるとは思うが、最終的には個人の判断になるだろう。研究が進めば1回でよいということになるかもしれないが、役所は100%でないと責任を問われるので、「既感染者は一回で十分」と通達が出るころにはすでにワクチン接種は完了している(ことを願いたい)。

今回の緊急事態宣言では「ワクチン接種者も外出自粛を要請する」という。接種の有無で不平等にならないようにと言うが、そもそも前提が違う。ワクチン打った人と打ってない人の集団は危険性が全く違うのに同じ規制というのはオリンピック競技で男女を分けないのに等しい。悪平等というより科学を理解しない無知平等だろう。といっても宣言はすでに形骸化しておりワクチンに関係なく人々は外出するだろう。今日は1000人を超えた。しかし重症者数は逆に減っている。単純比較するとイギリスはその30倍で死亡者は10倍くらい。それでもイギリスは正常化に舵を切った。こちらの記事の通りだと思う。

お、尾身先生、やっと言ってくれたか。「行動制限だけに頼る時代もう終わり」。(なのにまた最近は人流5割減などと昔に戻ってしまった)「宣言」はもはや効果ないか。日本発ではないからかワクチンが抜けている?一体いつになったら医療の(逼迫)の方は安全安心になるのだろう。重症者が増えてもコロナ病床を増やす気は一切ないらしい。ずっと前から言われているがこの方からそっちの方の話を聞いたことがないな。

「晴天を衝け」楽しみにみている。今日は大政奉還。徳川は滅亡に向かう。今から思えばまんまと薩摩の罠にはまったようだが、政権側も「これはやったらあかんやろ」ということをやってしまうのは政権末期の常の現象なのだろう。領袖の信念は正しいのに周りがそれを理解せず反対のことをやってしまう。それを続けると領袖も自信を失い朝令暮改や硬直したボケ命令(似た典型的な例は鳥取県の高校野球辞退。事勿れ主義で感染した人が責め立てることになるという想像力がない。さすがに撤回されたらしいが)を出してしまい自滅する。政権末期は何時も同じか。やることなすこと全部裏目に出る。今からでも遅くない。どうせ滅びるなら最期に自分の信念を貫いたらどうなんだろうか。起死回生の一発になるかもしれない。今は反対する人たちや政敵の声しか聞こえないだろうが、もっと多くの、声にならない本当に評価する人たちは静かに支持してくれると思う。イギリス方式を支持するかどうか調査してみるといい。若者やワクチン完了者を中心に多くは支持してくれると思う。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-07-04 15:45:19 (3132 ヒット)

職場接種が始まって以降ワクチン接種がぐんぐん進んで8月末には希望者全員に打ち終えるのではないか?という期待を持たせたが、ここにきてワクチンが足りないことが明らかになって各地で大きなブレーキとなっているそうだ。また東京都の感染者数は再び上昇しており(大半は20台、30台の若い人なので重症者は劇的に増えているわけではない)五輪無観客などとリンクさせて報道されるので全く気分が晴れない。熱海では土砂崩れが発生している。この時期豪雨は毎年恒例になってしまった。なんとかならないものか。

こういう時は明るい希望的な話題が欲しい。週末和歌山までがん免疫学会に出席するために出張してきた。現地開催をメインにした大会本部の英断には拍手を送りたい。参加者はいつもの1/3くらいだろうか。それでも以前の学会らしく挨拶をしたり討論したり久しぶりにいい刺激を受けた。やはり学会は現地集合がいい。学生のひとりが若手奨励賞をもらったのも嬉しいニュースだ。今の日本で明るい話題といえば大谷翔平の活躍くらいか。オリンピックは何のためにやるのか明確にしろとどなたか愚問を投げかけていたが「この何もかも暗い世の中に希望の光を」だけで十分ではないのか?


ワクチンがちょっと怖いという医学部の学生さんからmRNAワクチンについて質問がきた。
まず伊藤塾長と北川病院長の動画を見るように進めた。
https://www.youtube.com/watch?v=gG5a1X0tXkk

 

(1) ワクチン接種による遺伝に対する影響がないという根拠はあるのか?
ジェンナーが牛痘を始めた時も「打つと牛になる」というデマが流されたが、未知のモノに対するヒトの意識は科学が進んでもなかなか変わらないものらしい。

分子生物学でセントラルドグマを習ったはずです。それを知っていればmRNAワクチンが遺伝情報に影響を与える可能性は皆無であるとわかるでしょう。
例外はありますね。HIVのような逆転写酵素をもったレトロウイルスです。人の細胞でHIVが感染していなければ逆転写の可能性はほぼありません。
しかしもし君が勉強熱心なら内在性レトロウイルスのことを言いだすかもしれません(知らなければ調べてください)。我々の細胞も逆転写酵素が発現している可能性はゼロではないが、遺伝情報に影響を与えては困る生殖細胞や幹細胞にmRNAワクチンのmRNAが届いて逆転写されて染色体に組み込まれる可能性はゼロと言ってよい。しかも内在性レトロウイルスの影響はこれは何もmRNAワクチンだけではなく毎日我々の細胞が作成しているmRNAでも他のRNAウイルスでも同じ危険性があるので、これまでにそのような例はないのだから特にmRNAワクチンのmRNAを危険視する必要はないと思います。

 


(2) コロナワクチンに胎盤形成に関わるタンパク質が含まれていて妊娠及び胎児に影響しないか?

mRNAコロナワクチンにはタンパク質は一切含まれていません。デマです。「ワクチンでできた抗体が胎盤形成に重要なシンシチン-1を認識して胎盤を攻撃する」可能性があるとも言われていますがそれもこれまでの妊婦さんへの接種からありえないことが証明されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6011bd2fd3c53db2bcc67f6f8f7fd0531aa447e4?page=3
ただし、ワクチンを打つと熱が出ることからわかるように自然免疫が活性されるので、胎児の脳に影響を与えないとは言えない(まだ長期に調べられていない)。コロナに感染するリスクが十分低い妊婦さんは念のために出産してからのほうがよいかもしれない。ただ現在のところ、他のワクチンでは妊娠時に打ったから将来子供に影響が出たということはなくちゃんと調査されて否定されています。また当然、妊娠していない女性が打って将来子供に影響が出るということはない。それはこれまでの子宮頸がんワクチンなどで世界で大規模に調べられています。なぜかデマを流すひとがいるのは理解しがたいことですが。

(3) 
コロナワクチンに依る危険性・不都合な点やメリットについて

現在のところ若い人には軽いアレルギー反応がでやすいですが、それで死亡することはないと言っていい。多くは2、3日で回復します。「危険性・不都合な点はない」と言えます。ただこれまでにアナフィラキシーを起こしたことのあるひとは 念のためにやめた方がいいでしょうね。「普通の健康な人にとって、重大な危険性・極めて不都合な点は全くない」と私は思います。
一方でメリットはかり知れません。自分にとっては感染の危険性、重篤化の危険性がほぼゼロになりますし、人にうつすこともなくなります。また社会が正常化すれば困窮してい人たちや孤立している若者にも手を差し伸べることができます。
アメリカでは現在、死亡者の実に99.5%はワクチンを打っていない人だそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e0bee38ebd65eac8e66ec62834c0272da0bea6f

メリーランド州では6月の死者の全ては未接種だったそうです。
このことをみてもいかにワクチンが重要かがわかると思います。
さらに重要なのは多くのひとが打つことで、ウイルスの感染者が減り、打ってない人や、いろいろな理由で打てない人も助かります。これが「ワクチンは自分のためだけではなくみんなのため」と言われる所以です。伊藤先生も動画でそう言われていますね。さらにもしワクチンを打たない人が一定数いるとウイルスが増えて変異を誘発する危険性が高まります。インド株やブラジル株など感染性の強いウイルスは対策を十分やっていないところから発生しています。なので1日も早くこのコロナ禍を終わらせたいのでしたらワクチンを打つべきなのです。どうかそのことも十分考えてほしいものです。
mRNAワクチンが大規模に接種されてまだ1年くらいです。長期的な影響は検証されていないがそのことを今心配して、現在の状況を打破できず感染者が多く出て死亡したり若者が失業で苦しんだりしていることを長引かせる必要はないと私は思います。もし10年後に副作用がでてもそれを解決する医学や科学技術が現れて必ず修復してくれます。10年後には君たちが優れた治療法を見つけているでしょう。今回のmRNAワクチンもコロナ禍があったらからこそ、ここまで大規模に広がり有効性が証明され収束の切り札になったのだと思います。私は次に来る困難も人間の英知による医学、科学の進歩で克服されると信じています。

このかたのご意見は私と完全に一致。科学的にはこれでまっとう。専門家でも事実や論理に基づかず、自分の感情や感覚で判断している人が多い。「ワクチン打ってもマスク着用、集会会食禁止」などど言う自称「専門家」は専門家かもしれないが科学者ではないと言える。彼らの言う通りならワクチン打つ前と何が違うのだろうか?ワクチンを打っていれば重症化しないことは多くの国での実例が示している。ヨーロッパの感染者数と死者数の推移をみれば明らか。
若者の感染ばかり煽っていては決して収束することない。

今日は感染900人を超えたとかで政府はまた緊急事態宣言を出すらしい。多くは若者の感染なのでおそらく
緊急事態宣言を出しても減らないだろう。政府は腹を据えて「ワクチン接種を少しでも早く進めて重症者を増やさない対策に絞る」ような方針を宣言すればいいような気がするのだが。菅政権はそれを目指しているはず。イギリスやアメリカと基本は同じ。「日本もワクチンで欧米に追いつく。感染者が出ても重症者がでなければいい」と強く宣言したらいい。オリンピックと同じく半数近くは反対するだろうが半数は支持する。収束しては飯の種に困るらしいマスコミや野党や医師会は反対するだろうし、ヒステリックな反対の声に比べて政府への支持の声は聞こえにくいだろう。でも感情ではなく理屈で判断する半数はきっと支持してくれると思う。
こんなグタグタでは藤井先生のように現政権に愛想をつかす意見も出るだろう。信念を持ってブレない肝の座ったリーダーが必要なのではないか。イギリスではワクチンが進んで
他の死因や感染症と比較してコロナを特別視する必要が無くなった、ということで間もなくての規制を撤廃し正常化するという。様々な批判があるようだがジョンソン首相は決断力があるということだろう。感染者は一日3万人に迫るが死者は30人程度だという。一か八かの賭けではなく合理的な判断であり、この試みが成功して多くの国が追従することを祈りたい。

またこういう目標があるから頑張れるのではないか。日本では禁酒令など単に人々を締め付けるだけで明確な目標が示されていない。これではオリンピックも経済も盛り下がるのも仕方ない。


 

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-06-11 18:12:22 (2588 ヒット)

慶應義塾大学は6/21より大学を挙げてワクチン接種を進めるという。伊藤新塾長の宣言が誠に頼もしく、希望にあるれるものだった。「キャンパスライフを奪還しよう!」と宣言された。1日1000人、合計5万人の接種をめざすそうだ。「自分のためだけでなくキャンパスライフを確立するため、そして日本からコロナをなくすために是非ワクチンを接種しよう」と呼びかけられている。動画は涙が出るほど感動した。秋には、いや夏休みからでも授業やサークル活動が再開される。ようやく日常が戻ってくることを学生さんらと共に喜びたい。さすが理系の先生だけにワクチンの意義と安全性を正確に理解されている。さらに「自分のためだけではなくみんなのために」という呼びかけも全く正鵠を射る言葉で、この科学軽視、連帯感希薄の時代に感動すら覚える。ただもちろん「浮かれてばか騒ぎなどはしないように、国民全体にワクチンが行き渡り社会全体として安心感が得られるまでは慎んだ日々を送るように」と釘をさすことを忘れていない。学生には特に必要なことだろう(いやお前だろ!ごもっとも)。
リーダーが「希望の灯火を掲げる」ことが重要なのだと思う。もう後少しの辛抱だ。
慶應は教職員の家族も非常勤の先生も予約可能だ。他の国公立大学も始まるという。奉職する大学だからではないが、本当にすばらしい英断だ。まさに福沢イズム。社会の先導的役割を果たそうとされる姿勢は誇らしいと思う。学生教職員に打つことを検討もしていない大学もあるそうだが、「ぼーっとしてんじゃねーよ」とチコちゃんにしかられるだろう。そんな大学は学生に提訴されるかも。


 ニュースを見ると「五輪は無観客で」とか「必ず感染は増える」とか、「緊急事態宣言を続けろ」とか、「ワクチン接種後何人死亡(打たなければ何人死ぬのか比較等なし)」とかどう考えても人々を縮こまらせる(ほとんどが根拠もなく感情的な)否定的発言が目立つ。感染を広げない(重傷者を出さない)ようにしながら、選手と共にがんばろう、そのためにはこういう行動をしよう!という話にならないのが不思議でしかたがない。もともと日本人は暗い話やネガティブ思考が好きな民族なのかもしれない。その点私の知っているアメリカ人や中国人はいつもポジティブ思考のような気がする。
五輪で海外から来る人は全員ワクチン証明をみせること。念のために成田で抗体検査を行う(簡易キットで十分)。陰性、もしくはワクチンを打っていない人はその場でアストラゼネカ のワクチンを打つ。観客は65歳以下、65歳以上もワクチン打って抗体陽性はOKとする。そこまですれば科学的には何も問題ないと思うのだが。こちらの記事ではBBCが冷静に「感情的な議論になっている」と分析。その最たるものが実は尾身会長自身だという指摘は頷ける。菅首相「何かあったら(コロナ死亡者が増えたら)オレが全責任をとる」と一言言えばいいのに。五輪で感染爆発は起きない。少々感染者は増えてもワクチンが進んでいれば重症者は増えない。

ニューヨークやカリフォリニアではワクチン接種7割超えたので規制はほぼ撤廃するという。喜ばしく羨ましいことだ。当然残り3割の人の感染の危険性は増えるだろうが、それはもう個人の責任ということ。アメリカらしい合理的な考え方なのだろう。一方イギリスは同じくらいワクチンを打っている(完了した人は5割くらい)が感染が増えているので規制撤廃を4週間延期するそうだ。入院者は大幅に減っているのだが、感染しているのはやはり若者やまだ2回目を打っていない人だと言う。インド株は若者にとってはほんのちょっとした風邪だそうで、実際イギリスの感染者数7000人でも死者数は全土で10人を切っている。それでもロックダウンしないといけないのだろうか?こちらは相当慎重なのだろう。またいつも出てくるイスラエルはもう完全に日常が戻っている。ここまで抑え込めればワクチン打っていいない人にも広がらないようなのでイスラエル並を目指せばいいのだろう。

私は全面的にこちらの元厚労省医系技官のおっしゃる通りと思う。まずは高齢者にワクチン打っているので重症者は減るだろうが20−40代が中心の感染者数はそこまで減らないだろう。それでも前週よりもxx人も増えたと騒ぎ続けるのだろうか。きっと今のイギリスよりもひどく騒ぐだろう。その時は二類相当を外した方がいいと思うけど。

日本では安全安心は世論調査で決めるらしい。私は全く知らないが、世論調査で「ダメ」と言っている人で実際に五輪の会場を見たり、感染防御の管理の実態を知っている人がどれほどいるのだろうか。どの対策がどういけないか、何が足りないのか具体的な指摘を聞いたことがない。尾身会長すら全部の会場を見たこともないらしいが。ただの「感想」ではないか。こういう調査結果をただ流す新聞社はどういう頭をしているのだろう?


今日22日は先週の火曜日よりも98人感染者が増えたそうだ。このままいけばオリンピックの頃にはまた1000人を超え、緊急事態宣言を出せという話になるだろう。その頃には65歳以上のワクチン接種が進んで重症者は増えないことを期待したい(そうなってもマスコミは感染者数を報道し続けるだろう)。インド株は若い人にはこれまでのコロナよりも風邪らしい風邪にすぎないらしい。本当は私は、若い人たちは「本当の風邪に過ぎないコロナ」に対してワクチンを打つ必要はないと思っている。ところが世の老人たちは「若者が広げている」と自分たちの会食やカラオケは棚に上げて非難している。そしてそんな老人が政策を決めている。専門家と言われる人たちもほぼ同じ。若い人は自分は無症状なのに非難され解雇される。そのような風当たりを防ぐために若い人もワクチンを打たざるをえない。そうしないとこの苦しみは永遠に続くからだ。おかしくはないだろうか?ワクチンの副作用は若い人に出やすい。また今まで触れてこなかったがファイザーのワクチンでできる抗体は若い人はべらぼうに量が多い。こんなに必要ないのに、と思うくらい。将来このような大量の抗体が交差反応で何かの自己免疫疾患や腎障害を起こす可能性がないとはいえない。一方で高齢者は少ししかできないが命を守れる量だし副作用も少ない。もし万一不妊になっても(デマだけど)問題ない年齢だろう。そう考えると高齢者はすべて義務として全員打ってしまえばそれでこのコロナ騒動は終わりだ。それなのに打たないという高齢者は一体どういう理由をつけるのだろうか?以前まだワクチンがない頃、私は高齢者だけを隔離すればよいと思ったが、今はワクチンがあって打てば隔離する必要はない。18歳以上接種が進んでいるイスラエルはほぼ完全に収束しているし、イギリスは延期したものの、もはや重症者はほとんど出ないということで7月半ばに解除しても大丈夫と英国首相は朝のニュースで言っていた。これまでよく言われてきた行動変容、ではなく「考え方の変容」が必要だと思う。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-06-08 08:36:32 (2002 ヒット)

 今日(アメリカでは6月7日か)は認知症研究にとって歴史に残る日になることだろう。バイオジェンとエーザイがFDAに申請していたアデュカヌマブが承認されたのだ。アデュカヌマブ(もちょっと言いやすい命名はなかったんか?ニュースでアナウンサーも舌をかみそうだった)はアルツハイマー病の原因とも言われるアミロイドβ(Aβ)に対する抗体で、神経疾患に対する生物製剤は初めてではないか(自己免疫性の脳脊髄炎などは除いて)(勉強不足だったが、片頭痛に対するCGRP抗体、ガルカネズマブがすでに販売されている)?その作用機序は、簡単には抗体がAβにくっついてミクログリアなどの脳内免疫細胞によって除去されるということ。がんに続いて免疫が神経疾患を治療する時代がやってくるのではないか?何年も前からそう宣伝している自分としては大いに意を強くした。しかし実はまだまだわからないことは多い。

ちょうど今上原財団の脳ー抹消連関のシンポジウムが行われている。昨日のイスラエルから非常に興味深い発表があった。このグループは以前がんの治療に使われるPD-1抗体(チェックポイント阻害剤として使われている)がAβの蓄積を止め神経症状を改善することを報告していた。今回は同じくがん治療で使われている抗PD-L1抗体を使ったもで、主なAβ除去細胞はもともと脳に存在するミクログリアよりも外から入っていくるマクロファージなのではないかという話。しかもマクロファージは七田君がみつけた死細胞などの除去受容体MSR1を高発現している。しかし抗PD-L1抗体が活性化させるのはT細胞なので、なんで抗PD-L1抗体がM2型と呼ばれるAβ除去に関わるマクロファージを増やすのはよくわかっていない。まだまだ研究しないといけないことは多いがアディカヌマブの承認はこの分野の研究を強く活性化するだろう。
ちょうど昨日脳内免疫に関する某科研費のヒアリングがあった。このニュースが1日早かったらもっと意義を強調できただろうに。そんなことよりエーザイの株を買っておくべきだったか。。

今朝のハーバード大学からの報告はさらに面白く、母体(マウス)にpolyI:Cを注射して(母親が妊娠時にウイルス感染した時の状態を模倣している)作成する自閉症モデルにLPSで発熱させると自閉症の症状が良くなり社会性が回復するのだという。この場合、仕組みはよくわからないがIL-17aが重要だそうだ。もともとなぜこういう話になったかというと自閉症の子供を持つ親は、子供が熱を出すと一時的に症状が緩和することを経験していたからだそうだ。うーんこれも奥が深い話だ。IL-17aがどこから来るのかは不明だそうだが、今コロナのワクチンを打っている若い人たちは発熱しやすいのでぜひ自閉症の症状がどうなるかみて欲しいものだ。昔ワクチンで自閉症が起きるという完全に捏造の研究があって大いに物議をかもしたが、逆にワクチンで良くなるとなればワクチン忌諱派も減るかもしれない。

なお妊娠中のインフルエンザワクチン接種では自閉症が増えることはない。しかしmRNAワクチンやアデノウイルスワクチンでの大規模な調査はこれからだろうから、念のために妊婦は出産してから打ったほうがいいのではないかと思う。

上原シンポジウムのトリでの講演。英語は久しぶりでしどろもどろでグタグタになってしまった。歳のせいもあるだろう。自分が真っ先にアデュカヌマブを打つ必要があるだろう。

イギリスではワクチン2回接種が50%を超えたというのに感染者が増加傾向にある。この記事ではインド株のせいにしているが、ワクチンはインド株にも効果があることが報告されている。よって感染している(少なくとも入院している)人はワクチンを打っていない人と思われる。なぜそこのところをしっかり調べて報道しないのだろう?ワクチン打っても無駄のような結論にしたいのかもしれないが、状況は全く逆で、ワクチン打った人々は安心して外に出るので打たなかった人が感染の機会が増えているだけかもしれない。すでに半数以上2回接種していると言われるイスラエルではほぼゼロを維持していることからも ワクチンを打った人が感染しているとは考えにくい。悪意を持った、あるいはあまり深く考えていない記者の書くことだろう。本来は死者は減り続けていることに注目すべきで、ワクチンの目的は感染しても重症化せずにウイルスを広げないことで、決してかからないことではない。PCRのような高感度の方法を使えばワクチン打っても陽性は出る。ワクチンが行き渡っらもう若い人のPCRは必要ないと思う。

党首討論が気になっていた。菅総理はオリンピックで感染者が増えたら腹を切る(辞職する)とまで言い切るかと思っていたが、さすがにそこまで肝は座っていなかったか(それくらい見栄を切っても良かったと思うが)。しかし11月までに希望者全員にワクチンを接種すると言い切ったそうだ。そこは不退転の決意なのだろう。約束通り1日100万人も達成した(盛りすぎ発言だったらしいが)。ぜひそうなって欲しいものだ。すべての人々が科学的判断ができるわけではないので、自由に外出できるがワクチンを打ちたくないという人は一定数いるだろう。海外と同様にそのような人は結果的には感染して免疫をつけることになるだろうが現状ではそれぞれの判断に委ねるしかない。11月でイスラエルなどのように収束すると期待したい。
慶應義塾大学は6/21より大学を挙げてワクチン接種を進めるという。伊藤新塾長の宣言が誠に頼もしく、希望にあるれるものだった。「キャンパスライフを奪還しよう!」という。1日1000人、合計5万人の接種をめざすそうだ。自分のためだけでなくキャンパスライフを確立するため、そして日本からコロナをなくすために是非ワクチンを接種しようと呼びかけられている。涙が出るほど感動した。秋にはいや夏休みからでも授業やサークル活動が再開される。ようやく日常が戻ってくることを学生さんらと共に喜びたい。ただもちろん「浮かれてばか騒ぎなどはしないように、国民全体にワクチンが行き渡り社会全体として安心感が得られるまでは慎んだ日々を送るように」と釘をさすことを忘れていない。それでもともかくも希望の灯火を掲げることが重要なのだと思う。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-06-04 21:10:16 (1426 ヒット)

 今日は東京大学医科学研究所の一戸先生のセミナーだった。先生は外気温とウイルス(主にインフルエンザウイルス)感受性の研究をされている。マウスを36度にすると体温が37度を超え、発熱状態に陥る。この状態で感染実験を行うことで感染における発熱の意義を明らかにできるだろう。ウイルス感染すると熱が出る。これは高温ではウイルスの増殖がおち、免疫系は活性化されるためと信じられてきたが、じつは後者は嘘っぽい。実はいまだに解熱剤で熱を下げることの是非は確定していない。興味深いことに一戸先生らの2019年の論文では高温では獲得免疫系が誘導されずウイルスは排除されにくいことが示されている。はやり感染後半では熱は下げた方がいいのではないか?一方で(未発表データなのかもしれないので細かいことは言えないが)感染初期から高温だとむしろ致死率は下がるそうだ。こちらはウイルスの複製と自然免疫系の話だろう。
ごく数日前に、試験管内では新型コロナウイルスは33度に比べると37度ではずっと増えにくいことが報告されたされた。やはり熱が出る方がウイルスは増えにくく無症状になりやすい。インフルエンザもコロナも重症化するのは65歳以上の高齢者だ。よくよく考えてみると子供のころはすぐに熱が出た。ウイルスだろうが細菌感染だろうがよく発熱しては親を心配させた。ところが最近は風邪をひいいても熱が出ない。身体はだるいので炎症性サイトカインは出ており脳からは発熱の指令が出ているんだろう。でも肝心の熱発生機関の筋肉は衰えており熱が出ない(のだと思う)。そう考えるとなぜ子供が軽症で自分のような高齢者が重症なのかが説明できるような気がする。実際に測定したわけではないので確実ではないが高齢者は熱が出にくいとう話は多くある。そうか!ファクターYは熱(体温)だったのか!子供は感染初期にすぐに熱が出る。子供は熱が出ても比較的元気だ。よってウイルスは増えにくいし症状もでない。一方で高齢者は熱が出ないのでウイルスは増殖するが獲得免疫が出番のころよやく熱が出だして味方のリンパ球を撤退させてしまう。うまく獲得免疫への橋渡しができないので自然免疫のサイトカインストーム が起きる。新しい仮説がひとつ加わった(ドヤと胸を張る)。風邪かなと思ったら熱いお風呂に入って十分身体を温めることだ。

そう考えるとインフルエンザも新型コロナも重症化のメカニズムは同じ。インフルエンザでも子供が死ぬことは稀だ。インフルエンザで亡なくなる人は年間3000人程度と言われる。新型コロナも感染者ゼロ、死者ゼロならそれに越したことはないのはもちろんだが、インフルエンザ程度までなら、高橋先生の解析を信じれば、そのラインはワクチンさえ普及すればもう目の前だと思える。大多数の五輪反対の大合唱の予想を裏切り、新型コロナ重症者が激減することを祈るという意味で、9回裏逆転サヨナラを願う。マスコミの手のひら返しが遠からず始まることを祈りたい。


オリンピック開催賛成派が50%
になったという。高橋先生の予想通り。マスコミは反対派の意見ばかりとりあげる。ニュースのコメント欄も反対という強い意見ばかり掲載されるが実は冷静な判断をしたり、私みたいに浪花節的な判断をする人も十分いるということ。一番笑えるのはアメリカのメディアが中止を訴えているという記事。明らかな事実誤認。アメリカはワクチンで収束しつつあるとはいえ、今でも感染者は一日1万人は超えている。対して日本は”さざ波”2000人だ。お前が言うか?という話だと思われる。同様に風の変わり目を自覚しだしたメディアも現れ始めた。五輪後にコロナ重症者が増えなかったら、今まで散々人命軽視と叫んできたマスコミはどうするのだろう。もちろんこの記事のとおり手のひらをかえすだけろう。試験直前までに決して慌てないのが学生、過ぎたことは決して話題にしないのがマスコミ。学生といえば、私の講義のオンデマンド録画をダウンロードしているのは1/3もいない。やはりモチベーションを維持するのが困難なのだろう。責められるは学生ではなく、何ら工夫のない我々、いや私の方だろう。

もう日中は30度を超えるという。文科省はまた犠牲者が出る前に、学校での体育の授業の際はマスク禁止を通達すべきと思う。通学時も固まって喋らないようにしてマスクは外すべき。そもそも戸外でマスクする意味はない。

 


 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-05-31 16:23:58 (1585 ヒット)

 明日から6月である。もう半年近くが終わった。5月末で折り返しとばかり思っていた。本当に頭が変性している。アデュカヌマブを投与して欲しい。。
老化に伴い時間の進みが加速しているような気がするが、それでももう半年過ぎたことに呆然とする。ここ2ヶ月は怒涛のように忙しかったのもある。4月は報告書書きに追われ、5月は学会や研究会が多かった。特にインターフェロンサイトカイン学会の会長を任じられて気苦労も多くなった。講義のオンデマンド収録もあった。学生さんにはオンデマンドのほうが好評のような気がする。そのほうが好きな時に視聴できるし倍速でもいいし、つまらない冗談は飛ばせる。それよりも部活などが中止になって仲間や友人と会えないことの方がつらいのだと思う。
高橋先生によるとあとひと月もすれば感染はピークアウトするそうだ。これは心強い御宣託だ。ぜひそうなってほしい。実際感染者数の推移は先生の言われる通りになっている。先生の図をみると日本は「さざ波」だということが事実としてわかる。こういう希望を持たせてくれる話はテレビでは聞かない。この話が本当になったら困るのは話題がなくなるマスコミと野党だそうだ。

ところでファイザーのワクチン接種後に亡くなったひとが累計87人になったと報道があった。現時点ではワクチンとの因果関係が証明できるものはないらしい。数学や統計学に詳しくないので、正確にはわからないが日本では1日3000名の死亡があるので、ワクチンを打たなくてもこれくらいの数字は出ておかしくないのだろう。現時点では大きな懸念はないとされている統計学的な理由も書いてほしいものだ。大阪でマスクをして持久走を行なった小学生が死亡した。親御さんの衝撃と悲しみは想像できないくらい大きいと思うが、これもスポーツでの突然死は一定数あるので因果関係を証明するのは難しい。ただ戸外でのマラソン中にマスクは全く意味はないし、小学生が感染で死亡した例はなく、さらに小学生が大人に感染を広げている例はまれだそうなので運動中のマスクは「しなくてもよい」くらいの勧告より安全のためにはっきり「禁止」とすべきと思う。

アストラゼネカのアデノウイルスワクチンでは血栓と血小板減少症が起きることがあり、3400万回接種のうち死亡が18例という。なぜか稀にHIT抗体(血小板第4因子-ヘパリン複合体に対する抗体)ができるために血小板が減少するのそうだ。これは自然に起きる確率よりも高いそうなので、ワクチンがトリガーになっている可能性はあるが、ごく稀な事象なのでやはり何らかの素因があってのことだろう。危険な人を予測する方法が見つかるとよいが。それに関連してアデノウイルスベクターの場合はスプライシングが起きて分泌型のスパイクタンパクができるのが原因とする査読前の論文が出て話題になっている。斜め読みしてはみたが、実際に接種した人や血栓を起こした人のデータは全くなく話題作りではないか?と思った。

  高橋先生の言われるようにワクチン接種は加速していくのではないか?ともかく「今すぐ打ちたい」という人が増えた。Yahooニュースの「みんなの意見」の投票では様子見派が減って積極的に打ちたいに変わっているように見える。もともと日本人は有名なジョークにあるように「周りが打っていれば自分も早く」となることは予想できたこと。日本医師会会長の宴会暴露は打ち手を増やすために、医師会の声を小さくしようとどこぞが手を回したのかもしれないといううがった妄想もわく。ワクチンが加速すればオリンピックは何が何でも中止とする声は減ってくると思われる。実際そのような兆しはあるのでは。9回裏ツーアウトからの逆転サヨナラ、あるかもしれん。ボロクソに言われているが菅総理はブレていない。意外と肝が座っているのかもしれない。

最近の報告ではファイザーのワクチンは二回打てばインド変異株にも十分有効らしい。これも朗報。本当にワクチンに抵抗性の変異株が現れる前にワクチンで抑え込むことが重要だろう。ワクチンは任意。飛行機事故にあいたくない人が飛行機に乗らない選択肢があるのと同じように考えられるかもしれない。しかしワクチン忌諱派の人は、ワクチンを打たない人が一定数いると収束が遅れワクチン抵抗株を生み出す余地を作っていることを理解してほしいものだ。

アメリカではワクチンを打たせようと1億円の賞金をかけたという話が話題になったが、今度は銃をプレゼントするという。アメリカという国は本当にわからない。mRNAワクチンという超画期的な英知の結晶のようなものを生み出した同じ国のすることなのか。。アメリカではビールや無料保育券など様々な特典を用意して接種を促している。国が率先して優遇を行うのはコロナ重症者が減れば国の医療費の削減につながるし、経済が活性化し税収も増えるという合理的な根拠があるそうだ。日本でも『接種は自分の利益のみならず家族や周りのみんなを救う』という公共広告機構なんかの宣伝があってもいいのでは。

ニュースで千葉大学のワクチン接種後の抗体価の報告があった。1700人というのはかなりの数だ。若い人の方が老齢者より高く、女性の方が男性より高い。ここまではうちの小さな集団でも同じ。なんと千葉大学では「飲酒する人の方が低い」と付け加えられていた。自分は「高齢、男性、飲酒」全部兼ね備えているやないか!道理でビリッケツに近い抗体価だったのか。。。それでもスパイクの中和活性は十分ある。心配はしてない。ただ千葉大の1700名のうち一人だけ抗体価が上がっていない人がいる。いったいどういう理由なのか?抗体ができない条件を見つけるのに役立つのではないか。
それでもこのmRNAワクチンはかつてないほどに優秀だ。九回裏ツーアウトからの逆転サヨナラをみたい。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-05-12 08:23:57 (2381 ヒット)

 講義の準備をしている。コロナの感染や重症化の地域差(ファクターX)や年齢差(ファクターY)は何なのか?もう随分前からいろいろな仮説が唱えられているがなかなか一言では説明できない。ヒトなので検証も難しい。コロナの重症化には過剰な免疫、特にサイトカインストームが重要、という認識は間違っていないだろうが、では免疫は弱ければいいのか?確かにコウモリは自然免疫系に変異があり、そのためサイトカインストームが起きず感染しても平気だ。子供もそれに近いのかもしれない。一方で交差免疫を持っているほうが重症化しにくく、T細胞応答が素早く上がる人は重症化しにくいとも言われる。いったいどっちやねん、と言いたいが、一元的に白黒つけようとするのが間違っているような気がしてきた。
ワクチン注射後の抗体値をみていると若い人が高く私のような老人は低い(と言っても十分ウイルスを中和できる量)、また男性よりも女性の方が高い傾向があるように見える。これは一般的に言われていることと同じ傾向で、高齢者は免疫老化により獲得免疫応答が弱く、男性よりも女性のほうが免疫応答は強い(だから自己免疫疾患は女性に多い)。やはり免疫、特に獲得免疫(抗体とT細胞応答)が強くウイルス排除が早ければ重症化はしにくい(ウイルスは増えにくい)だろうし、自然免疫が強くなりすぎてサイトカインストームが強くなれば重症化する。サイトカインストームのサイトカインの多くは自然免疫系の炎症性サイトカイン(IL-1やIL-6)である。獲得免疫、特にヘルパーT細胞は自然免疫を活性化するが、通常は適切に制御されておりウイルスがいなくなれば獲得免疫系の細胞は減って免疫応答は収束する。高齢者や基礎疾患のあるひとは獲得免疫系は弱く、その分自然免疫系が強く活性化され続けるのだろう、という『自然免疫/獲得免疫のバランス説』を提唱したい。これだといろいろな報告や仮説を無理なく説明できるような気がする。簡単に言えば獲得免疫が強ければ感染しにくく当然重症化もしにくいし、獲得免疫が弱く自然免疫ほうが強ければ重症化しやすい。どうだろうか?

内閣参与の高橋洋一氏が「日本の感染者数はさざ波」と表現して各方面からひんしゅくを買っている。第二波、第三波などと感染者の増減は波に例えられるので高橋先生の表現は言い得て妙だと思うが。。先生の主張がYoutubeに出ていて極めて真っ当な意見のように思える。イギリスやイスラエルの状況を見ればワクチンで確実に収束し死者も激減するのだから、もう四の五の言わずにすべてのエネルギーと資金をワクチン接種に向かわせればいいのに。高橋先生の話だともうワクチンの必要量は確保できているらしい。患者が来なくて困っている開業医も多いというのでちゃんとした報酬を保証すれば打ち手はすぐに確保できそうなものだろう。

横浜市立大学の発表ではファイザーのワクチンでも英国型やインド型でも90%以上中和活性があったという。今の所変異株にも十分対応できるということだろう。英国型が主流のイギリスでも収束しつつあるのだから当然かもしれない。この中和活性というのはスパイクとACE2の結合を抑制できるかどうかをみるもので直接抗体の量を測るものではない。なかにはまれに抗体価の低い人もいるのでそういう人は3回打つなどの工夫が必要かもしれない。日本も野球場とか薬局とか何処ででも打てるようにならないものだろうか。ワクチンだけにこれしか打つ手はないのだから(お気に入り)。

アメリカでは頑なに打ちたくない人もいてワクチン接種のペースが鈍っているという。その対策なのか「オハイオ州で、ワクチン打てば1億円当たる」そうだ。宝くじより確率高いかも。日本では個人には難しいだろうから6月中に接種を終えた自治体に1億円配るとか。またメリーランド州では一回1万円くれるという。あの手この手でワクチン接種を推進しようとしている。今アメリアで感染しているのはほとんどがワクチン打たなかった人たち。行動制限が緩和されるので、周りが打って自分だけが打たないと自身の感染リスクが高くなることはもっと報道されてもいいのではないだろうか。

アメリカCDCはワクチン2回目接種から2週間以上経過したひとはパンデミック前と同じ生活を可としてマスク着用のやソーシャルディスタンスは原則必要ないとしている。これもワクチン接種をさらに加速したい狙いだそうだ。CDCは科学的に根拠のあることとしており日本もこれに習ってはどうなんだろうか。それでも打ちたくないというひとはぜひ「打たなくて何かいいことがあるのだろうか?」と考えてみていただくとよいのではないかと思う。しかしやはり問題は接種の目詰まりでこれは行政の責任だろう。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-04-29 22:30:48 (2252 ヒット)

 東京は今日1000人を超えたようで、ほぼ掛け声だけの緊急事態宣言の効果はもうないのかもしれない。関西では英国株が増えており同じことが東京でも起こっているのだろうか。ただ英国株はワクチンで抑え込むことは可能。
それにしてももっとすごいのはインドである。Natureに記事が出ている。1日30万人を超える感染者が出ておりその数はまさにうなぎのぼり(指数関数的)だ。この事態に科学者が困惑しているという。実はインドでは1月にはもう人口の50%が感染して抗体を持っており、間も無く収束するだろうとさえ言われていたのだ。当然再度の感染拡大の理由を探ろうとしているのだが、科学雑誌なのになんとも歯切れが悪い。現在はB1.617株というのが主流でE484QとL452Rの2重変異を特徴とするが実際にはもっと変異が入っているという。関西で主流なのはN501Yの英国型仙台で主流なのはE484K型。いろいろあってわかりにくいが要するに感染性が上がっているということ。インドでの爆発的な感染は変異株のせいだと一般には考えられていた。ところがNatureの記事ではまだ確実なことはわからないという。変異のせいかもしれないが、冬に「インドは集団免疫を獲得した」という安心感が広がってここ数ヶ月、集会や結婚式など大勢の人々が普通に集まるようになった「気の緩み」が原因とする識者もいるそうだ。接種率10%程度なのにワクチンが届いたことでまだ打っていない人まで安心してしまったということか。イギリスやイスラエルをみていると本当に60%以上ワクチンを打つしか打開策はないのかもしれない。日本でもおおよそワクチン確保の目処はたったそうなのであとはいかに早く接種を進めるか、なのだろう。

アメリカではワクチン2回接種したのに7000人が感染したとかでニュースになっている。実際は8700万人のうちの0.008%ということで、効果は99%を超えるかもしれない(打たなかった人と比較しないと正確なところはわからないが)。臨床試験の95%よりも実際ははるかに効果が高かったということになる。これは悪意のある報道と取られられてもしかたない。
こちらの記事ではインドの第二波の原因は「完全に油断」だという。二重変異株の割合が必ずしも高くない地域でも流行しており、またワクチンに抵抗性という実験結果は得られていないそうだ。

それにしても「ワクチンだけにこれしか打つ手がない」。
 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-04-18 19:33:54 (2065 ヒット)

 週末、北大の先生に呼ばれて講演を行う。臨床の先生が多いので夜7時くらいに開演。昨年10月のがん免疫学会から半年以上ぶりなので是非にと頼み込んで会場まで足を運ばせてもらった。もちろん感染対策は完璧。ひと昔前なら講演の後は懇親会、いや情報交換会なのだが、今は札幌もお店は9時で閉まるそうなので、お弁当をもらって部屋に戻る。呼んでいただいた先生は申し訳なさそうだったが、それは全くなんでもない。それよりも若い先生方からたくさん質問をもらって「すごく刺激になった」と言われたことが何よりも嬉しい。それでもとんぼ帰りの札幌である。せめて、というわけで翌日空港で今大人気の「えびそば一幻」と立ち食い寿司をいただく。一幻は千歳空港に行くたびにぜひ寄りたいと思っていたのだが、いつもすごい行列で、並ぶのが苦手な自分はとても無理。しかし今回はやはり観光客が減っているのか全く並ばずに食べることができた。喜んでいいのか、憂うべきか、噂に違わずうまかったが、、(新宿にも東京駅にも店があるそうだ)。

それにしてもである。また大学ではオンラインに逆戻りしそうで学生らは不安に駆られているという記事があった。コメントでは「若い人たちにばかり負担を強いるのはおかしい」という真っ当な意見もあったが、20代の若い人が感染を広げているという変な認識が浸透しているのか街に繰り出す若い者が悪いと思っている高齢者がいるようだ。若い人を拘束するよりも65歳以上を何処も出入り禁止したら解決するのではないか?と思うのは私だけではないらしい。あとはワクチン次第。総理が直談判して9月までに目処がたったそうで喜ばしいことだが、打つ方の体制は大丈夫なんだろうか。。。医療関係者もまだ14%完了程度だという。報道関係者はいつもながらの感染者数を流すだけでなく、もっとこのあたりの目詰まりの原因を追求して改善できるようにしてほしいものだが。。。
ニュースでワクチンの進化について記事があった。モデルナもファイザーもmRNAワクチンというだけでも画期的な新技術だが、さらにスパイクの構造にも極めて巧妙な工夫がなされている。これは2つのアミノ酸をプロリンに置き換えてスパイクを融合前の構造に保つ改変だそうで通常よりも中和活性の高い抗体を誘導できる。うちでもACE2とスパイクの結合を中和させる活性を見ているがファイザーのワクチンを打ったひとの血清の中和活性は感染経験者のそれを凌駕している。なるほどそういう工夫もされていたのか。さらにこの記事ではスパイクの構造を安定化させ鶏卵で増やせるウイルス(NDV)に組み込み、インフルエンザウイルスのワクチン産生ラインでもワクチンを作れるようにした、という。「ホームラン級の進化」と呼んでいるが、まさしくワクチンの進化は止まらない。日本は、、、言い出すと愚痴になるのでやめておこう。これなら種ウイルスさえもらえれば国内でもすぐに量産できそうな気がする。律速はそこではないという話もあるが。。

 25日から3度目の緊急事態宣言である。大阪市立小中学校では給食は学校で、授業はオンラインでやるそうで、初めは何かの冗談だろうと思ったが、本当にやっているらしい。保護者からは「意味がわからない」と酷評されている。東京では「通勤の混雑は全くかわらないのに大学は学生を締め出し」とこれも効果が理解できないことをやっている。そもそも大阪は実行再生産数が下がり始めており、おそらく今後大阪は感染者数は減ると思われる。緊急事態宣言の効果かどうかはどうやって判定するのだろうか。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-04-06 00:09:39 (2057 ヒット)

 多くの人がそう思ったことだろう。私は極めて単細胞な昭和浪花節人間である。池江璃花子選手が東京オリンピック出場を決めたシーンは感動した。この子のためにオリンピックは開催できるように我々も頑張るべきだと思った。池江選手は「すごくつらくてしんどくても努力は必ず報われる」という。昭和人間には当然でも日本では今や「努力」は死語かと思っていたが、この人が言うと説得力があるし素直に受け入れられるような気がする。さっそくニュースのコメント欄では「オリンピック強行に結びつけるべきではない」とか「関係者はこのことを利用しようとしている」とか「努力しても報われない人も多い」とか言われているが素直に応援しようと言う気にならないものか。

では我々はどうすればよいか。すでに第4波は避けようがなさそうだが開催までにせめて高齢者全員にワクチン接種が行き渡るようにすることだろう。そのため根拠なくワクチンを忌諱しないことだろう。イギリスやアメリカではワクチン接種が進んで死者は確実に減っている。しかし感染者は横ばいかアメリカではむしろ増えている。ワクチンを打った人はほぼ感染しないのでこれはワクチンを打っていない人がより罹りやすくなっていることを示している(報道はされないが)。理由はいろいろあるだろう。ワクチン接種者が増えれば社会的制限が緩和されるからか。いずれにしろワクチンを打ちたくないという人は感染リスクが高くなることを頭に入れて「自分で決断してください」という状況だろう。
それと海外から感染が入るので反対と言っているのは不思議。ワクチン打って抗体検査した人だけ入れるようにすれば何の問題もないような気がするのだが。
あとはどうやってリスクの高い人への感染を防ぐか、だろうか。ワクチン未接種の高齢者はなるべく出歩かないようにして、また若者との接触も減らす。相変わらずスウェーデンでは感染者数は上昇しているが死者数は減っており数名/日のレベル。どういう対策でこうなっているのか?何かヒントがあるのかもしれないが情報はなかなか得られない。イスラエルはほぼ完全終息か。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-03-20 01:02:39 (2145 ヒット)

 昨年5月ごろスウェーデンは強いロックダウンを行わず集団免疫を目指す特異な国として知られていた。国民をゆるく?感染させて集団免疫を目指しているとも言われていた。確かに第1波で5000人くらいの死者を出したものの、その後第2波ではほとんど死者が出なかったので、これは集団免疫が成立したか?と私は称賛したのだったが、第3波では第1波を超える死者を出しており、「集団免疫」を信じた自分を恥じたものだった。ところがここに来て何かが違う。スウェーデン では第4波で感染者(PCR陽性者)が増えているにもかかわらずまたもや死者が極めて少なくなっている。ワクチン普及率世界一 のイスラエルと比較してもずっと少ない。一体どうやって死者数を減らしているのだろうか?ネットで調べても情報を得られなかった。少なくとも国ごとの感染状況を見るとこんな国は他に見当たらない。一方の日本は感染者数は少なくても死亡率はかなり高い。これは高齢施設での感染が多いのか、医療体制の貧弱さのためかもしれない。日曜討論で厚労大臣が「高齢施設で検査を増やして早めに感染を検知して対応するようにしたい」と言っていた。え?まだやってなかったの?
もちろん重傷者を増やさないことを念頭に高齢者を中心に対策するのは大いに賛成だ。

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-03-13 19:53:15 (2004 ヒット)

今日は都内は330人陽性が出たということで 緊急事態宣言を続けても収束しないことほぼ明白になった。国内で見ると増加に転じている。が、300人前後なら都民は十分頑張っていると思う。これ以上どうしたらいいのか具体策もない。一方世界を見渡すと日本とほぼ同じく一旦下がっていたのが再び増加している国がほとんど。ロックダウンしていてもしなくても。変異種のせいかもしれないし、周期性や季節的なものなのかもしれない。しかしイスラエル、イギリス、アメリカなどワクチン接種が進んでいる国はここ数週間踏みとどまり下がり続けている。これはワクチンがこの不条理を終わらせる有効な手段であることを強く示唆しているのではないか。それには時間がかかるので感染者1000人超えてもいいように重症患者専門のコロナ病床を増やすべきだ、というのは多くの人が異口同音に言っているのに全く実現しないのはなぜか?マスコミは感染者数ばかり発表したり反ワクチンの片棒を担いで不安をあおるよりもコロナ病床が増えない本当の病根を調べ追求してはどうなんだろう。

ワクチンのことを調べていたら昔の卒業生で今大分で小児科のクリニックの院長をしている神園慎太郎先生のブログを発見した(似顔絵は本人?)。ワクチンについて非常に詳しくわかりやすく解説している。特にモデルナとビオンテックの創始者についてのコラムは非常に面白かった。なんとこの2つの会社はもとは一つで特許のゴタゴタか何かで袂を分かったものらしい。知らなかった。ついでに私の紹介もしてくれている。それにしてもすごい情報量だ。よくこれだけのことを調べて書けるものだと感心した。もしかしてクリニック、流行っていない?心配になってメールしたらやはりコロナで患者さんが減って大変なのだそうだ。いや開けない夜はない。今は充電期間をもらったと思って踏ん張って欲しい。

NHKの『所さん大変ですよ』。今一番苦しい立場に立たされている大学生を特集している。合格してから大学に一日も行けてない。友達もつくれない。アルバイトもできず経済的にも壊滅的な状況なのに学費は下がらない。まだこんな状況なのかと驚く。文科省は4月から対面授業を再開するように通達しているが大学側はとにかく保身主義でオンライン授業は続くという。理不尽と言ってこれほど理不尽なことはない。大学生は自分らが感染しても無症状か軽症。不自由や不利益は自分たちのためではなく、重症化する可能性の高い年寄りのため。ただでさえ年寄りの年金は若者が支えているのにあんまりではないか。日本の未来は年寄りではなく彼ら若者にかかっているのに。私は年寄りの部類だが自分の命は自分で責任を持つから若い人たちはもっと伸び伸び勉学やサークル活動に打ち込んで欲しいと思う。日本の若者は本当に心やさしい。それにしてもだ。毎日感染者数を発表して煽りに煽っているNHKが「若者は大変」など言う資格があるのか?結果的に若者を苦しめているのはNHKなのによくこんな能天気な番組をつくれるものだ。じゃあどうしたら解決するのか提言してみせるといい。出演者が自分も若い時は貧乏だったと言っても何の解決にもならない。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-03-10 23:47:26 (1390 ヒット)

日本でも医療従事者を中心にファイザーのワクチンの接種が始まった。その中で「アナフィラキシー」の発生率が欧米よりもかなり高いことが報道され注目されている。ワクチンは怖いと煽りたい報道機関はほれ見たことかと盛んに報道している。しかし報告されている事象は本当にアナフィラキシーなのだろうか?免疫学の講義ではもちろんアナフィラキシーショックを扱う。もともとフランスのリシェというひとがクラゲの毒素の研究をしているうちに血液成分(今でいうIgE)がショック死を誘導できることを発見し、ノーベル賞をもらったものだ。これに従って私は免疫学の講義では「アナフィラキシーショックは全身性に一斉にアレルギー応答が起き、血圧低下や呼吸困難など生死に関わる症状」と説明している。どうも報道されている「アナフィラキシー」はこれとは異なり生死に関わることのない早期に改善しているやや強いアレルギー応答らしい。日本では一般で使われる「アナフィラキシー」と教科書で使われる「アナフィラキシーショック」は違うようだ。日本でワクチンによる「アナフィラキシー」が多いというのは単純に欧米との定義の違いを反映しているのかもしれない。遅ればせながらそういう分析記事も出た。「アナフィラキシー」を起こした人の多くは過去にもアレルギー症状を起こしたことがあるらしい。ロシアンルーレットのようなものではない。ポリエチレングリコールが主要なアレルゲンらしいのでこれに過敏な人は注意した方がいいのだろう。
NHKがまた時論公論でアナフィラキシーの特集をしていた。専門家の会議では「アナフィラキシー」として報告された36例中7例が本当の「アナフィラキシー」と判断されたという。この数は海外とそう大きな差は感じられない。接種を忌諱する理由は全くない。メリットのほうがはるかに大きいことはほんの短時間しか放送しない。一体何がしたいのだろうか。。

3.11 東日本大震災から10年。今はコロナ禍。厳しい時代は続くけどいつかは夜は明けると信じたい。アメリカは7月に正常化を目指すという。やっぱりリーダーからこういう目標を聞かされると希望や勇気が湧く。一方の日本は。。代わりに私が言っても意味ないだろうが、9月末までには正常化したい。
今日は上原賞の贈呈式があった。理事会の前に短い挨拶をするように直前に知らされて焦った。少人数ではあるが錚々たる先生がたの前で、影山先生は慣れておられる様子だがこちらは初めてなので緊張する。何を言ったのか思い出せない。留学から30年間よく走ってこれたなと我ながら自分を褒めてあげたい。金メダルは純金製だそうで結構重い。下賎な身としては値段のほうが気になる。重みをかみしめつつ今日はゆっくりするか。
  翌12日にラボの皆にお祝いをしてもらった。金メダルの重みをかみしめてもらう。いや噛んでもらっては困るので手に取って実感してもらう。本当に皆さんのおかげなのだ。もっと努力しないといけなのだと酔った頭に言い聞かせる。
紙上での受賞講演記録はこちら


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-02-28 14:39:12 (1753 ヒット)

 5年来使用しているMacBookの電源が完全にダメになった。MacBookは現在はProとAirの2種類しかなくMacbookとしては最後のものに近いだろう。新しいバッテリーをネットで購入して取り替えることにした。以前もAirの電源を交換したりiMacのメモリを交換できたのでチョロイと思ったのだった。ところがこのA1534モデルはバッテリーが粘着テープで止めてあり剥がす作業をしているうちにキーボード側と画面側をつなぐ線が断線してしまった。そんなに引っ張ったわけでもないのに。自分の腕を過信しデータのバックアップもとっていなかった。しかたない。以前同僚がHDが壊れて正規のApple Storeに修理を頼んだら修理不能でHDを没収されてしまうという理不尽な経験をしていたし、自分で開けたと言うとひどく叱られそうだ。正規は避けてデータだけでも取り出そうと秋葉原のイーハン○という店に持ち込んだが、「このタイプはハードディスクと本体が一体になっていて部品もなく無理。たぶん何処に出しても無理。」と開けだだけで3000円も取られて終了(データ回復できたら3万円だった)。データのバックアップを取っていなかったことを死ぬほど悔やんだが、気を取り直してネットでの評判を頼りに吉祥寺のApple Juic○という店に連絡。すると「とにかく見てみましょう」と言われる。持参して写真を見せて状況を説明すると事もなげに「大丈夫ですよ。明日朝にはできています」と言われる。対応してくれたおにいさんに後光がさしているように見えた。実際翌朝取りに行くと完全に復活している。バッテリーも直っている。これで修理代2万円。何処ぞとは大違いだ。聞くとMacBook系を専門に修理しているそうでiMacは部品も置いていないという。なるほど住み分けもあるんだ。Macを開けるときは必ずデータのバックアップをとるという基本中の基本を忘れた代償は大きかったが、こういう修理店もあることを知ったのは収穫だった。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-02-23 18:35:31 (1788 ヒット)

 今日は1日ぐったり。コロナのせいではなく花粉症だ。目も鼻もやられている。こんだけ粘液が出たらウイルスも洗い流されるのではないか?多くのネットの記事では逆で、花粉症は「くしゃみでウイルスを撒き散らす」「目や鼻をこするので感染の機会が増える」と花粉症はコロナの危険度を増すと考えている。しかしそれってエビデンスがあるのか?実はすでに私と同じことを考えた人はいてオランダの研究者が花粉の数と感冒(ここではインフルエンザ様症状)とは明らかな逆相関があることを報告している。洗浄効果だけでなく花粉症も免疫応答なので肥満細胞から放出される炎症性サイトカインは自然免疫を強化してウイルス防御に働く可能性もある。1月に入って急速にPCR陽性者数が減った原因のひとつはもはや国民病ともいえる花粉症のせいではないか?まあそれだけとは思えないが夜の時短営業のせいなのか?それならなぜ緊急事態宣言を出していない県も減っているのか?何事も曖昧な知識にとらわれることなく、きちんとした調査結果に基づいて判断すべきだろう。専門家と言われる連中も間違った知識で判断していることはたくさんある。

24日。本日は東京都総合医学研究所主催でのYale大学の岩崎明子先生のWeb講演会だった。コロナウイルス感染症について主にヒト検体を用いた解析の話。ここまで大量の検体をよく短時間で集め解析できたものだと感心する。日本ではとてもこうはいかない。もちろん患者数の違いも大きいが、血液だけではなく唾液や尿などの検体を集積するシステムが構築されており多面的に解析できる点がすごい。そこから例えば最近Natureに出された、重症化の性差の発見などが見つかる。自己抗体も見つかるそうだ。脳オルガノイド を使った実験もされているということでどうやったらこんなにどんどん発想が広がるのだろうと感心するばかりだった。講演後ポストセミナーディスカッションの時間が用意されており、私は子供がなぜ重症化しないのか質問をした。岩崎先生は自分も知りたいといわれてまだ確定的な仮説をお持ちではないようだったが、ひとつ面白い実験を紹介された。T細胞やB細胞のない、つまり獲得免疫のないRag欠損マウスはコロナウイルスに感染させてもウイルスは作り続けるが死ぬことはないのだそうだ(普通のマウスは死ぬ)。つまり本来はウイルスを排除するためにある獲得免疫系が体を傷つけていることになる。新型コロナ感染症は免疫病と言われる所以だろう。では他のウイルスと違ってなぜそうなってるのか?まだ謎らしく本来なら免疫学者が競って解明すべき課題のように思えるが、日本ではどう考えても難しい。。

NHK時論公論。ワクチンについて。有効性に関する話は1分ほど。副反応に関する話は5分以上だろうか。海外と日本の違いはないと言いつつ、ほとんどが軽症で死亡重篤の割合は低い(死亡は今の所ゼロ)といいながら長期的な副作用はわからないとかやっぱり難癖をつけている。リスクとメリットの天秤は完全にメリットが上回っている。それなのに図の天秤は水平でメリットとリスクが同程度という印象をふりまくのはなぜだろうか?報道機関はコロナ禍が収束したら困るのだろうか。一応メリットは大きいと言ってはいるがそれでも危険性を強調する。やはり最後は一人一人が判断してと言う。もしそうならメリット、デメリットの解説の時間も実際の数字に合わせて報道すべきではないのか。印象操作はやめるべきだろう。

遺伝子ワクチンは核酸がゲノムに組み込まれる危険性を否定できないと言われる。それなら日本の某ベンチャーが開発を進めているDNAワクチンはもっと染色体に組み込まれる危険性は高い。モデルナは当然RNAとDNAを比較してとうにDNAは捨て去っている(とHPに出ていた)。

日本でも小児の重症例が報告されたという。海外では小児の場合は後遺症で「小児多系統炎症性症候群」(MIS-C)を起こすことが多いのだそうだ。実は一例だがSOCS1に変異を持つ子供でコロナ感染後にMIS-Cを発症した例が報告されている。やはり獲得免疫の暴走がコロナの重症化や後遺症に影響している可能性を支持している。逆にそのような症状を示す小児の遺伝子を調べれば免疫制御にかかわる遺伝子が見つかるかもしれない。

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-02-04 18:17:21 (3779 ヒット)

 COVID-19の交差免疫についての解説が「EBM Library特設サイト」(ライフサイエンス出版)で公開されました。ファクターYは『交差免疫』なのか?!
他にもこちらのCOVID-19超解説はわかりやすい記事が掲載されているのでぜひご一読を。

交差免疫とは関係ないが東京の抗体保有率は0.91%だそうだ。これまでのPCR陽性者は累計99000人ほどなので人口1100万とするとほぼ0.9%で一致する。PCR検査が少ないとあれほど極評されながらも実際には感染者のほぼすべてをカバーしていたことになる。ほんとか?計算間違いしてないよな。

一方のインド
(右上図)デリーでは56%もの抗体保有率ですでに収束に向かっている模様。こちらも多くの犠牲を出しつつも自然に集団免疫を得つつある点はすごい。


イスラエルのワクチンの続報
60代以上で2回のワクチン接種を終えた約75万人のうち、検査で陽性となったのは0.07%に当たる531人だったそうだ。この数字は意外と多いような気がする。一方で2回目のワクチン接種後1週間以上たってから新型ウイルスに感染したのは0.03%。同時期のワクチンを受けていない人は0.9%の感染率だったそうなので有効率は1-0.03/0.9=96%なのだろう(最近ボケていて計算に自信がない)。60歳以上だと有効性が倍近く劣る(0.07% vs 0.03%)のはやはり免疫系の老化のせいだろうか。ぜひ年齢ごとに有効性や免疫記憶の維持具合を検証してほしいものだ。

イギリスはロックダウンとワクチンのせいか急速に感染が縮小している(右図)。いち早く収束するか?

EUからのワクチンの供給が遅れるかもしれないとの報道。ワクチン後進国に転落とまでこき下ろされている。世界が交流を回復した時に日本だけが取り残されると危機感を煽っている。こういう煽りはいいと思う。政府は日本での生産拠点を提供するくらいしてもいいのではないか。

ファイザーのワクチンが特例承認が了承されたという。マスコミは相変わらず「日本人での効果は不明」とか「副反応の4割が深刻(副反応の頻度も示さず)」などネガティブキャンペーンにいとまが無いところもある。一方で「ワクチンに期待82%」もひっそり掲示されている。マスコミはこの多くの人々が苦しむ状況が続いて欲しいのだろうか。日本人は皆がやっていると右へならいで打ち出す、しかも入荷数が未定となると先を争って接種するだろう、という予想もあった。

イスラエルの続報。国民の半分がすでに初回、ないし2回目のワクチン接種を終えているそうだ。それでも急速にPCR陽性率が顕著に下がり出したのは右図のように1週間前くらいから。国民の大半が打っても完全収束に向かうには一月以上かかるということか。ただ特に朗報なのはワクチンを打って感染した人はほとんどが軽症なことと、他人にうつす可能性も低下していること。ワクチンは自分を守るだけでなく周囲の人たちも守ることになる。

NHKはニュースで「接種は最後は自分で判断して」などと馬鹿げたことを言っていた。知識や情報のない人に自分で判断してというのはどういうつもりなのだろうか。結局は「周りがやらないから自分も」ということになる(逆もありだが)。まあこれまでNHKも散々子宮頸がんワクチンの心理的?後遺症をとりあげ不安を煽ってきたので急に方向転換もできないのかもしれない。今日のニュースでは接種を希望する人はまだ7割だという。報道機関は海外の情報も正確に伝えて、接種は決して危険ではなく本当に収束させる今唯一の手段で、かつ自分も他人も守る本当に大切なことだと訴えるべき。「自分で判断して」などと付け加える必要があるとは思えない。やはり悲惨な状況が続いてくれないと報道機関は困るのだろうか。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-01-27 09:12:37 (2003 ヒット)

 イスラエルではワクチンを2度打った12万8千人のうち1週間以上で感染したのは20人で陽性率0.01%以下だという。コントロールをどうとればよいのかよくわからないが人口900万人に換算すれば1週間で1400人くらい、1日あたりだと200人が感染した計算になる。イスラエルでは最近では1日平均7000人感染しているので、ワクチンは感染を3%にまで減少させている。この間ワクチンによる死亡は報道されていない。4万人規模での95%の有効率とされた臨床試験の結果と一致する。ワクチンはこの不条理を終わらせる現在最も大きな希望だ。私も初めは世界初の核酸ワクチンということで効果や副反応が気になっていたが、報道を見る限り危険性を上回る驚くほどの有効性だと思う。マスコミも野党も日本でなぜワクチンの普及がこれほど遅いのか追求すべきだろう。PCRやコロナ専門病床と同じ轍を踏まないように切に願う。大阪の知事も似たようなことを言っていてまだいつ、どれだけの量が来るのかわからないそうだ。「G7でワクチン接種が始まっていないのは日本だけ」というと落語家も「それが不思議」と言ったという。NHKのニュースで「ワクチン格差」を話題にしていたが、日本も途上国と同じく(まだ始まってないという意味で)「格差の国」に含まれていた。

J&Jのワクチンは66%の有効性だと報道されている。ファイザーやモデルナと違ってJ&Jはアデノウイルスベクター型だ。実はロシアのスプートニクVもアストロゼネカのもアデノウイルスベクターである。全くもって不明を恥ずべきことに、私はアデノウイルス型のワクチンは複製する生のウイルスだと思い込んでいた。そのほうが細胞性免疫も強く誘導できるだろうしウイルスも少量で済む。ところが実際は非複製型だという。そう言われれば実験室では我々もよく使っていた(写真は当教室でSOCS3をアデノウイルスベクターでマウスの関節に投与した際の導入効率をみた実験。青が感染した細胞)。アデノウイルスベクターの良い点は細胞への導入効率が極めて高いことと細胞あたりの発現量がべらぼうに多いこと。またなるほど非複製型なら身体の中で広がることはなく安全だろう。
  実験室で普通に使っているということはアデノウイルス型のワクチンは日本国内でも種ウイルスさえもらえれば直ちに量産できるはず。技術的には多くの製薬企業でも作れるだろう。J&Jもアストラゼネカもぜひ日本で生産してほしいものだ。と思ったらアストラゼネカは日本国内で生産開始するそうだ。EUからの輸入に不透明感が漂っている。某国内メーカーはじめいくつかの企業はDNA型のワクチンを開発しようとしている。しかしよほど導入効率が上がらないとタンパク質の発現が低く、個人的には期待できないと思う。

東京は今日は感染者700人を切った。おそらく来週はもっと下がるだろう。しかし緊急事態宣言終了を宣言すればまた1000人を超えるだろう。下がった今こそワクチンでコロナを永久に封じ込めるのが最も理想的な展開だろう。そうでなければ再び増減を繰り返しつつ未来永劫にこの苦しみが続くことになるだろう。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-01-23 19:12:44 (2158 ヒット)

 イスラエル人口は少ないが感染者数、死者数共に日本に近い。そのイスラエル は世界でも最も早く、かつ多くの国民がワクチン摂取を行なっている。その効果が出始めていると言う。ワクチンはこの過酷な状況を打開する最後の希望だ。この前本庶先生も参加したオンライン講演会で、臨床現場で戦っておられる先生が「今過酷な状況でも頑張っていられるのはワクチンが行き渡ってこの苦しさから解放される日が来ることを信じているから」と言われたのが印象的だった。
そうだと思う。ワクチンが日本だけでなく世界の希望のはず。ワクチンは打ては自分だけではなく他の人も守ってくれる可能性が高い。それは歴史が証明している。

電車の中吊り広告を見ているとマスコミは人の不安につけ込んでニュースを売ることが仕事なのだとつくづく思う。アメリカでは190万人のうちアレルギー反応は21人だが全員回復したというモデルナはもっと少ない。それでもアナフィラキシーを大袈裟に伝えて「こんな危険なものはない」と煽る。もしそれで多くの人が忌避しこの厳しい状況が長期化し多くの人々が困窮し命を落とすことなど一考だにしない。いやそうなった方がニュースは増える。「ワクチンこんなに危険」と言っている同じ番組で「こんだけ苦しんでいる人がいる」というのを平気で報道する。どちらもニュース価値は高い。先のサイトでは「歪んだ社会正義」と言っている。ワクチンは99.9%の人には何の健康上の問題はなく、ニュースを見ているかぎりリスクのある人をきちんとフォローすれば問題なくワクチンだけで死亡することはない。高齢者やアレルギーの既往症のある人は注意すべきだろうがこれはコロナに限ったことではなく全てのワクチンに必要なこと。

 我々免疫学者は非論理的な悲観論を展開すべきではない。自分は打たないけど皆を助けるためにあなたは打てと言うのは無責任では。影響力のある方はぜひワクチン接種がスムーズに進む様に発言して欲しいものだ。英国の小野先生はワクチンも副作用は把握できるしアップデートするので変異株にも有効と言われる。今日の情熱大陸で出てきた先生たちもワクチンが希望と言われる。「ワクチンがゲームチェンジャーになる。煽り記事を信じないように」と。しかし行政は今から遅延の責任を押し付け合っているらしいので暗い気持ちになるが。案の定、日程提示も見送りになった。PCRの遅延の責任は曖昧なのまま。ワクチンも何処かで目詰まりする可能性が高いだろう。マスコミはむしろ「今年後半、欧米ではワクチンが行き渡って経済も人々の交流も回復、一方で日本はそれに遅れて長期低迷に落ちるかもしれない」と煽ってみてはどうか?そのほうがよほど建設的なのではないか。

ワクチンには常に反対する人々がいる。デマも多い。昔「ワクチンが原因で自閉症が起きる」とする論文が世界的権威のLancetという雑誌に掲載された。結局は捏造で著者も医師免許を剥奪されたそうだが、今なお信奉者がいる。心理的な副作用を非科学的とは言わないが本来の免疫学的副作用とは区別すべきである。なぜ陰謀論やフェイクニュースの類が絶えないのかこちらで詳しく考察されている

 「ワクチン予防効果なし」こちらはフェイクニュースです。さすがに新潮社は取り下げた模様。この記事の先生が言われていることの方が正しい。
 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2021-01-11 15:18:49 (2318 ヒット)

 成人の日。街では晴れ着を着た女性をちらほら見かけたが、都内23区で成人式を開催したのは杉並区だけだそうだ。今日はよく冷える。雪の地方では成人式どろこではないかもしれない。未来を創る若い人たちはこの日を覚えておいて将来笑い話にしてほしいものだ。
ここ数日都内ではPCR陽性者は2000人を超え、全国でも7000人を超えている。日本は何かの力(ファクターX)で守られているとか、スウェーデンは集団免疫で成功したと信じていた自分が恥ずかしい。このままでは感染爆発が起きる(起きている?)可能性があるらしい。欧米並みのロックダウンに近い厳しい対策をとるべきとの声もあるが本家のイギリスではロックダンしても感染者数は増え続けている。ある程度の数を超えてしまうとロックダウンでは効果が薄いのかもしれない。台湾やニュージーランドなど世界で成功している国を参考にするしかないが、シンガポールは感染者数の割には死亡数が少なく参考になるのではないだろうか。しかし徹底した検査と強力なリーダーシップがないと難しい。そうなると一日も早いワクチンの普及が望まれるが、菅首相は2月下旬の開始を目指しているという(遅くないか?)。モデルナに至っては5月以降という話もある。死者数が日本に近いイスラエルでは首相が猛烈に働きかけて3週間で2割の国民が接種を終えたという。接種後2週間経過した人は感染率が低下したそうで希望の持てる結果ではないか(ただ記事は何人中何人といった正確な情報を伝えていない)。こちらは1回の接種でも60%の感染率の低下がみられるという。我が国では昨年安倍前首相がPCR検査を早急に1日2万回以上にすると言いながら、何処かで目詰まりして数ヶ月かかったことが気になる。嫌な予感がする。
案の定都内では既に準備が難航しているそうだ。もっとひどい予想では4月以降という話がある。管総理はここでリーダーシップを発揮できなければ内閣支持率はとんでもないことになるだろう。管総理は厚生労働大臣ではなく行革担当の河野大臣をワクチン担当相に任命した。厚労省の動きが鈍くなかなか官邸の言うことを聞かないからとも言われている。ここは本当に2月下旬には始まって欲しい。

東京都は3つのコロナ専門病院を指定するという。これも随分前から早くやれと指摘されていたと思うが。。政府はPCR陽性者が入院拒否した場合に罰金懲罰を課すらしい。ところが東京都では入院先が見つからない患者が7000人を超えているという。入院したくてもできない人にも罰金を取るのだろうか?まずはコロナ専門病院を作って十分な入院先を確保してから言うべきことでは?PCR検査と同様お尻に火がつかないと動けないか。

インドでは感染者が急激に減少している。公式には1000万人の感染者数であるが実際には3〜4億人、人口(13.5億人)の20-30%がすでに感染している可能性があるそうだ。さすがにここまで広がると集団免疫が近づいているのだろう。ワクチン接種も始まるらしいので多くの犠牲を出しながらも最も早くコロナを克服するのはインドかもしれない。そのほかイラク、サウジアラビアなど中東の国でもかなり感染者数が下がっており何か理由があるのではないだろうか。イベルメクチンのおかげではないかという説もある。なるほどアフリカで感染者が非常に少ない理由もそれか。

このコロナのやっかいな点は、ロックダウンなどの閉鎖、隔離を優先すると経済が回らずに感染者以上に苦しむ人が出ることもだが、もうひとつは閉鎖によって感染の収束が遅くなることだと思う。台湾や中国やニュージーランドはうまくっていていると言われるが、感染者を出さないようにすれば窮屈な生活はいつまでも続き感染して免疫を得る機会は減る。もちろんワクチンがそれに代わることが期待されているのだがスパイクタンパクだけのワクチンで集団免疫が得られるかどうかはまだわからない(ワクチンを打った人は重症化しないがそれが他人にうつさないかはわからない)。アメリカの研究者は10年後にはコロナは普通の風邪になりインフルエンザよりも軽症になるだろうと報告している。子供が軽症なところをみると確かにそうだろう。しかしそれは多くのひとが感染して免疫を得ることと、おそらく並行してウイルスが変異して毒性が低下することが必要なのだろう。隔離政策はその速度を確実に遅くし、本当の収束を遅らせる可能性がある。あちらを立てればこちらが立たない。コロナは非常にやっかいな問題を人類に突きつけている。私は高齢者を率先して隔離もしくは自粛させよという木村先生の意見に賛成だ。

 


  
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