投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-07-23 21:01:49 (1340 ヒット)

 世の中ポケモンGoの話題でもちきりである。ゲームには関心ない自分としてはネットのスピードが気になる。皆が昼夜問わずネットに接続したら親もたまらないだろうが、格安ユーザーもたまらない。遅いのがさらに遅くなるにちがいない。
今日7/23は新宿で自己免疫疾患研究会。特別講演もだが、一般演題もどれも素晴らしくレベルが高く、これを21演題も聞いていたらかなり疲れた。そのなかで気になったのが関節リウマチ患者さんの腸内細菌では特徴的な『Prevotella』属菌殖えているという報告。この菌をSKGマウスという関節リウマチ様の症状を呈するマウス(無菌化しておく)に移植すると早期に関節炎が発症するという。指導の先生に『すばらしい仕事ですね、メカニズムの解明が楽しみですね』。というと『いや本人はもうやりたくない言っています。』『なんでですか?』『患者さんに便を下さいとお願いするのは(患者さんにも本人にも)気持的にかなり難しいようです』

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-07-19 08:41:42 (1206 ヒット)

 昨日からソフトバンクが英ARM社を3兆円で買収するというニュースが盛んに流れている。3兆円といえば小さな国の国家予算に匹敵するらしい。なんでもIoT(Internet of Things)という新しい世界を切り開くためだという。IoTというのはあらゆる機械がインターネットで結ばれて人間が考えなくても万事うまくやってくれる世界だそうだ。痛ましい追突事故の話を聞く度に車の自動運転、せめて自動ブレーキくらいはすぐに実用化して欲しいものだと思う。2018年にはAIの能力が人間を超えるだろうと20数年前に予想されていたそうだが、ほぼ現実になっている。30年後にはAIのIQが10000になるという。IoTになるとロボットとも連動するので研究者も技術者も必要なくなるに違いない。Inferno of Technologists にならなければいいが。しかしインターネットで結ぶなら昼間の回線のスピード低下はなんとかしないと大事故になりそうだが。格安では結ばんか。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-07-18 19:13:31 (1165 ヒット)

 7/18 三連休は毎日仕事だった。溜まりに溜まった仕事を片付けた。尾籠な例えで申し訳ないが便秘が解消した時の気分に似ている。すっきりついでに夕方外苑をひとまわり走ってビールを飲んだ。
12-14日と函館での免疫サマースクールに参加した。北海道新幹線が開通したので函館が選ばれたのだろうか。会場は大沼のセミナーハウスで森の中の心地よい場所だった。が、居並ぶ講師は皆功なり名を遂げたかたばかりである。おそらくそれだけでは面白くないので『功も名もない』者の話も聞かせたいというので私が呼ばれたのだろう。成功したひとの話は感動を呼ぶかもしれないが破れた者の話は共感を呼ぶ、と信じたい。でももうこれでサマースクールは卒業かもしれない。実は前の晩『フリーディスカッション』の時間に河本先生の部屋で飲んでいたら前後不覚に陥ったのだった。私の発表は13日の朝一番8時からだった。7時30分にセミナーハウス行きのバスが出るという。気がついたら7時で、自分の部屋だったが学生さんが電話で起こしてくれたのだった。バスでは清野先生が隣だった。気分が悪いんです、というと『下を向くな、常に上を向け』と人生訓のようなアドバイスをいただいた。青白い顔で講演はなんとかこなしたのだったが、もう飲んだくれは今後お断りだろう。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-07-10 20:56:44 (1359 ヒット)

 12/10 2日間の札幌出張を終え土曜日は三上君の凱旋講演会とClinical Immunology Seminarが開かれた。特別講演は某T大藤尾先生のリウマチやSLE患者さん由来末梢血のRNA-seq解析の話。ただの末梢血ではない。20種類以上の細胞に分画してからRNA-seqにかけるので、もし50検体を調べようと思うと1000サンプルはRNA-seqをやることになる。聞いていてため息しかでない。もっと大変だろうと思ったのは得られたデータの解析だ。バイオイフォマティックスを縦横に使えないとデータから意味ある結論を導き出すのは容易ではないはずだ。どうしているのかと聞くと大学院生自からがやっているという。自分でもプログラムを書くこともあるという。さすがはT大医学部。ITに強い連中も多いのだろうから当然なのかもしれない。北海道で存分に食べ、昼間も三上君と食ったので懇親会は遠慮しようと思っていたが料理の誘惑に負けてたらふく食ってしまった。

翌日、日曜日、アイルランド、ダブリンの大学から共同研究者がやってきて接待。それが日本に来るから寄りたいと言ってきたのが1週間くらい前。もう平日のスケジュールは埋まっているのでいきおい日曜日しか空き時間がない。最初はdiscussionしたあと二人なので居酒屋に行こうと話していたのだが、前日、グループ(いろいろな大学をまわって協定を結ぶ仕事らしい)全員7名くらい来てよいか?とメールを受け取る。大学のお偉いさんもいるはずだ。堅苦しくて嫌だなと思ったがすぐに店に連絡して席を確保した。居酒屋でいいんだろうかと気をもんだが共同研究者の彼は問題ないという。ところがホテルに行ってみるとやっぱり3名しか参加しないという。うぐぐ、、これまたすぐに連絡を入れてOKをもらったが店にしてみたら猫の目の変更でいい迷惑だったろう。全くこの国には『計画性』という言葉がないらしい。幸いあとの2人は気さくなひとだった。料理はどれが気に入るかわからなかったので、ともかくいろんな種類を頼んだ。鳥料理中心の田舎風料理だ。はじめはおしい!と言って食べてくれていたが味が濃いせいかだんだん箸が止まって、最後は私が処理することになった。まあ『協定締結』のような堅い仕事のために日本に来て、居酒屋で食べる(飲む)経験はなかなかないだろうから珍体験と思ってくれたようでよしとしよう。それにしてもこの3日で3キロは太った。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-07-04 18:24:12 (1333 ヒット)

 7/1 講義実習の打ち上げ。新宿三丁目のトルコ料理の店に繰り出す。久しぶりに相当飲んだ。だいぶ陽気にはしゃいでご機嫌だったそうだ。何かを自慢げに見せている。帰りに何故か『私は自由だ!』と叫んでいたらしいが、、、何事もなく家に帰れたのだろうか?
翌土曜日は皮膚科関係の講演会。悪い酒でなかったのか寝起きはすっきりしていた。講演はいつもの常在菌とヘルパーT細胞分化の話で恐縮だったが『以前SOCSの話を聞いたこととがある』という先生から、今日の話はよく分かりました。と褒められた。つまり前回は全く理解出来なかったということか?やっぱり細胞内のシグナルの話は難しいらしい。
座長の先生に『先生の皮膚は皮膚科医からみても歳の割に若い。何か秘訣でも?』と言われてまんざら悪い気はしない。『当大学の皮膚科の教授に伝授されたノー石けん、ノーシャンプーを実践しています』と答えたら『うーん、それは臭うかもしれませんよ』。今のところ苦情はないと信じているのだが。。。
 

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-25 14:51:12 (1303 ヒット)

 夜8時半頃だったろうか、ラボから四谷三丁目の駅のほうへ歩いていると若い外国人から声をかけられた。大学生で今日フランスから着いたのだがホテルを探していると言う。初めて聞くホテル名だったが住所はこの近くのようだ。スマホは持っているがネットにも電話にもつながっていないという。そこで自分のスマホを取りだしてgoogle-MAPを開いたのだが遅くて使い物にならない。住所を入れても移動しない。結局ホテルに電話して道を教えてもらった。しかしホテルとは名ばかりで普通の家を仕切って宿にしたような感じだ。しかも彼の泊まる部屋はどうもベッドが複数あって3人以上寝ているようだ。これが今はやりの民泊か。カプセルホテルのほうがましではないか。ドアには暗証番号の鍵があるものの非常にわかりずらい。メールで知らせたというが彼には伝わっていなかった。オーナーは電話には出るが管理者は全くいない。もし自分がパリで電話もスマホもなしで同じ状況におかれたら絶対にたどり着けないだろう。ドアのことは一応説明したが一度外に出たら二度と入れないかもしれない。朝まで出ないほうがいいと忠告してそのシェアハウス?を後にした。
それにしてもやっぱり格安スマホだ。いままでMAPが読み込めないなんて考えられなかった。翌朝使ってみたが普通に使えた。時間帯と場所によってはLTEの激遅現象は起こりうるらしい。やっぱり格安は格安たる理由があるのだ。
しかし解決策を見つけた。LTEを切って3Gで使うとよいのだ。もちろん遅いがLTEで使いものにならない時でもMAPで住所検索など可能だった。面倒くさいことこのうえないが動かないよりマシ。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-24 07:56:14 (1872 ヒット)

 講義などで紹介するのを忘れていた。消化器内科から留学した筋野君と三上君の論文がすでupされていた。
Tissue adaptation of regulatory and intraepithelial CD4+ T cells controls gut inflammation.
Science. 2016 Jun 2. pii: aaf3892. )
Developmental Acquisition of Regulomes Underlies Innate Lymphoid Cell Functionality.
Cell. 2016 May 19;165(5):1120-33. doi: 10.1016/j.cell.2016.04.029. )

三上君は7月上旬に一時帰国するそうなので、その報告会を7/9(土曜日)11時から東校舎1Fセミナー室で行なう予定。

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-20 16:11:28 (1403 ヒット)

 現在までの出席日数と中間試験の成績表をまとめてもらった。16回の講義中6回以下しか出ていない者が10名いるが30点(60点満点)以下の成績不振者は2名(20%)、50点以上の優良者も2名(20%)。平均41点。一方で16回全回出席者55名中30点以下は3名(5%)、50点以上は7名(13%)で平均は44点であった。微妙な結果だが、出席しなかったからといって成績が悪いとはいえないが、やはり出席したほうがある程度の成績は維持できると言えるのではないか。少しほっとする。出席してなくても成績がよい者がいることは『レポートを課しているから』と自画自賛に解釈したい。それにしても10点台の二人が14回出席なのはちょっと心配だ。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-20 15:38:46 (981 ヒット)

 どうもオースチンといえば『こうもり』らしい。ホテルすぐそばのコングレスアベニュー橋のコンクリートのすき間に150万匹のコウモリが住んでいるらしい。いくらなんでも150万はもり過ぎだろうと思うが運が良ければ日没時に空を覆い尽くすくらいの大群が見れるらしい。コウモリウォッチツアーや舩からコウモリを観察するクルーズもある。というわけで夜の8時半頃(まだ薄暗い程度)橋のたもとまで出かけた。時差解消のためにすでに寝ていたのだが、目覚ましをかけて起きた。これを見ずにオースチンに来たと言えない。すでにすごい混雑だ。残念ながら一斉に飛び立つところは見れなかったが、多数の小さな物体がものすごいスピードで飛びかっているところだけは観察できた。あまりに速いので写真にも全然写っていない。うーん、証拠がなくて残念。コウモリは優雅に飛ぶわけではないことを初めて知った。
今日は口演のセッションでは半分夢の中だったが。ポスターセッションではちゃんとdiscussionできた。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-19 12:50:45 (996 ヒット)

 6/19 テキサス州の州都オースチンに来ている。テキサス州はケネディ大統領暗殺事件で有名なダラスがてっきり州都だと思っていたが、オースチンなのだ。つい先日NHKのニュースでオースチンはベンチャー企業がたくさんあって好景気に湧いているという報道があった。テキサス州の真ん中に位置する。当然ものすごく暑い。昼間は37度を超えるそうだ。

NF1の国際的なコンファレンスに呼ばれたのだった。講義の合間を縫っての出張なので2日間しか居れない。片道11時間+1時間(ダラスーオースチン)のフライトなので疲れることは覚悟の上。なんと着いたその日の午後に発表だ。それでもSpredを宣伝するまたとない機会だ。無理を押して行くことにした。勇んで飛行機に乗り込んだものの、昼間発で全く眠れない。アルコールを飲んだら眠れるかと思ったら単に酔っぱらっただけだった。CAに『このまま寝ないほうがいいでしょうかね?』と尋ねたら『寝たほうがいいですよ。仕事中に寝ることになりますよ』と忠告された。がその通りになってしまった。自分の発表はなんとかこなしたが、どうにも眠たくてホテルのベッドで仮眠をとる。気がついたらポスターセッションも懇親会すら終わっていた。Youは何しに来たの?と言われそうだ。明日はちゃんと出ようと思う。

夜、今更会場まで行ってもしかたないと、ホテルの周りを散歩する。コロラド川の橋の欄干に人だかりができている。何か川でやっているのかと思って見に行ったが別に何もない。観光船が数隻いるくらい。土曜日の夜なので皆思い思いに涼んでいるのだろう(あとで調べたらコウモリの名所だそうだ。150万匹もいて運が良ければ黒いコウモリの大群が空を埋め尽くすらしい)。それにしても暑い。汗が吹き出る。早々にホテルに引き上げることにした。途中で大音響で何か演奏している。さすがに『ライブミュージックの聖地』と言われることはある。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-17 16:18:58 (1155 ヒット)

 今日は講義を少し早めに切り上げて30分間の中間試験。基本問題で5択なのですんなり出来るだろうと思ったら、60点満点で10点代が数名いる。彼らは呼び出しだな。レポートを課すことになるだろう。
試験問題を作成するといつも必ずミスをする。根がザルに出来ているからしかたない。今回も問題番号31が2つあって学生の指摘で気がつく。また採点をしていると必ず模範解答と違う問題がある。情けない話だが、そいういうのはまず自分の解答の間違いを心配しなければならない。Webに解答をupしたら早速優秀な学生がやってきて2カ所間違いを指摘された。ともに全く私の単純なミスだ。学生諸君はなぜ自分の答えと先生の答が違うのか、よく見て欲しい。存外先生が間違っていることがあるもんだ。開き直りか?といわれるとその通りです。

教科書の間違いというか『あやふやさ』も多い。ペニシリンによる過敏応答は何型か?免疫生物学ではIgEを想定してかI型のアナフィラキシーのところで出てくる。エッセンシャル免疫学では赤血球溶血のところで出て来てII型である。イラストレイテッドでは何故か臨床問題でIII型としている(誤訳かもしれない)。確かにハプテンとして免疫複合体による疾患もあるらしいのでIII型も間違いではない。どれもありなので、そもそもこれは問題として不適切といえる。そんなの出すほうが悪いと言われればその通りです。スンマセン。

ともかく試験は落とすためにあるのではなく理解を確かめ、勉強のきっかけをつくるためにある。役立ててくれるとうれしい。
私が最も気にしている『出席と試験の成績の関係』の解明にはもう少し時間がかかる。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-16 08:34:38 (1064 ヒット)

 6/15 大阪住吉区のコスモスクエアにある研修施設にてAmed関連の若手発表会にアドバイザーとして参加する。いつもの千里中央あたりでの会議と違って実に遠い。そのうえ大阪の地下は複雑で乗り換えがよくわからない。道案内の表示も懇切丁寧とは言いがたい。というわけで朝7時に家を出てコスモスクエアについたのは12時過ぎだった。翌日講義があるので私は日帰り。帰りの阪急ではプラットホームがわからない。駅員も見当たらない。旅行者か、『XXに行くにはどのホームに行けばいいのでしょうか?』と聞かれたが『私もそれを探しているんです』。毒ついてもしかたない。思い切ってここだろうとホームに上がったら乗るべき電車が出て行くところだった。
コスモスクエアは確か前橋下府知事が庁舎移転を検討したところ。瀟洒なビルが並んでいて緑の街路樹も美しいのに、人口密度は驚くほど低そうで人を見かけることがほとんどない。これが『バブルの夢の後』なのか。。。

どうもこのごろ面白いことがない。締め切りに追われるのは相変わらずだが、講義も停滞気味。いつもの『免疫学のパブロフの犬効果』に関する真説も、今年の学生は真面目なのかほとんど寝てないので講釈できない。少し残念な気がする。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-09 18:38:57 (1538 ヒット)

 6/9 雑誌Cellと言えば当業界では最高峰に位置する雑誌のひとつである。そのEditorial Officeから直々に『投稿してくれ』とメールが来た。おお、自分もここまで認知されたのかと喜んでよくみたら『Cell』ではなく『Cells』。やっぱりね。そんなこだろうとは思ったが、新手の詐欺商法のようなものだ。最近も『メールアドレス一文字違いで830万円詐欺被害」というニュースがあった。皆様ご用心。でももしかしたらこの雑誌に論文を載せて業績欄に記載したら審査員も『Cell』と見誤ってくれるかもしれない、、、と某知事のようなセコイ思いが一瞬脳裏をかすめた。
早朝2コマの講義。かなり気力を消耗して午後の実習はスタッフにまかせた。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-05 14:00:05 (1442 ヒット)

 今日の午前中のシンポジウムの最初の講演はYale大学の先生で大変面白かった。不明を恥じるべきだろうが実は昨年にNature Medcineと以前Cell Metablismに論文が出ている。NLRP3インフラマゾームによる炎症が加齢によるボケを促進するらしい。高齢のNLRP3欠損マウスは野生型マウスよりも記憶学習能力が高いという。ところでカロリー制限をすると寿命が延びることはよく知られている。この先生たちはカロリー制限で増えるBHB(3ヒドロキシ酢酸)がなんとNLRP3インフラマゾームの活性化を抑制することをつきとめた。BHBは尿酸結晶による痛風発作を抑える。BHBがどうやってインフラマゾームを抑えるのか不思議だがK+レベルを調節することで抑えるらしい。BHBは不安定だがケトン食で増やすことができるそうだ。私もつい2,3日前に痛風発作で苦しんだ。しかも頭のインフラマゾームの活性化は痴ほう症を促進するというではないか。確かに最近物忘れは激しいし、時々意識もなくなる(別の理由か?)。あわてて先生に『ヒトでもケトン食出来るのか?』と聞きに行った。何かごちゃごちゃ副作用もあるとか言っていたが、糖質を抑えた食事でもいいという。そうか今はやりの『糖質ダイエット』か。これで痛風とボケを抑えられるなら早速取り組もう。といいつつランチョンで出されたご飯を完食してしまう自分が情けない。
 

(なお論文では正確には『 slows age-related degenerative changes』と言っておりボケない、とかは言っていない)


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-04 20:41:48 (1181 ヒット)

 本日と明日はお茶の水で国際マクロファージ研究会。松島先生が25年会長を務められて来た由緒ある会で今回で会長の任を退くというので私も参加。会場はソラシティというニコライ聖堂のすぐ前のビルで景色も中もすばらしい。当教室からは七田君と駒井さんお参加する。しかし私はすでに自転車が倒れており、締め切りを過ぎた原稿をいくつもかかえ、講義の準備も十分できていない。なので午後から参加することにしていた。といいつつ昨晩学生らとビアガーデンに行ってしまってそのあとも飲んで午前中はソファーで寝ていたのだった。我ながら意思の弱さにあきれる。今晩から本気を出すしかない。

  研究会のシンポジウムでは最初のBogunovicという女性研究者が腸管マクロファージをCX3CR1の発現レベルで非常に明快に分類してくれてかなりすっきりした。我々のTGFβ産生DCと思っていたのはCX3CR1強陽性のIgA産生を誘導するマクロファージなのかもしれない。IgAのクラススイッチに関与するならTGFβが高いことも納得出来る。それでは田中先生のCD169+マクロファージはどれに相当するのだろうか。この分野はまだまだいろんなひとがいろんな分類をしていて混乱させられる。ぜひ早く統一して欲しいものだ。七田君の話は皆に好印象を持ってもらったようで質問も相次いだ。こんなに完成度の高い仕事なのになんで論文にするとなかなか通らないのか?やっぱり教授の筆力の差なんだろうか。

 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-03 20:48:51 (996 ヒット)

 皆さんにこっそり教えます。私はいわゆる大手3社キャリアから格安スマホ某社に替えて6500/月-->1500/月を実現。これまで大手3社は要するにぼったくりに近い状態だったわけだ。しかし一般のかたが格安スマホに乗りかえるのはまだまだハードルが高いらしい。そもそもSIMという言葉も知らない。そこで代行業である。特に零細な『便利屋』的なひとは目をつけるべきところだ。一般的には格安に移行することで普通年間6万円は安く上げられる。ならばその2割を報酬としてもらってもありがたがられこそすれ恨まれることはあるまい。『SIMXX』も自分は一度成功したが、さすがに長期の運用は未知数なので一般のかたには安全第一をおすすめする。定年後に『便利屋』になろうと思っている私は『鍵開け』とか『冷蔵庫の修理』くらいではやっていけないので、この事業を始めようかとも思ったのだが(吉本じゃなかったのか?)、おそらく遅いだろう。そのころは大手も必ず対策を打っているはず。なので今が『格安スマホ移行代行業』、ビジネスチャンスである。私と同業の『理系便利屋』家業のひとはぜひトライしてもらいたい。まだこれを掲げている業者はいませんよ。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-06-03 16:19:45 (895 ヒット)

 昨日6/2より免疫学の講義が始まる。今年は出席率が悪く6割位か。しかし出席している子はほとんど寝ずにおとなしく聞いている。内職もせずネットで遊ぶ訳でもない。しっかり聞いているのかどうかは不明だが、講義の終わりに『難しいか?』と聞くと『分子名がたくさんあってややこしい』という。『大枠を理解して細かい名前は試験前に覚えればいい』というと『はい。頑張ります!』。むちゃくちゃ素直だ。真面目だ。これは近年にないパターンで、毎年途中で心折れるのだが今年はそれはなさそうだ。もっとも伝家宝刀の『ここぞ』というジョークや面白ネタにも全く反応がない。これには心折れそうだ。失笑は間違いなく買った。下品すぎるという批判があることも自覚している。しかし講義は本来は双方向でありたいものだが。。単に『ネタが面白くない』?うーん。すみません。まだ座布団もらえる立場にないようで。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-31 21:46:10 (1190 ヒット)

5/31  大阪の千里ライフサイエンスセミナーで講演を行う。村上先生、片桐先生が世話人で「神経と免疫炎症のクロストーク」というタイトルの会で非常に勉強になった。参加者も熱心に質問していた。空港に向かうモノレールで7,8年前にアメリカ出張でお世話になった田村先生と偶然乗り合わせた。田村先生はアステラス(前身の藤沢薬品)でタクロリムスの開発に携わり、アステラスのアメリカ研究所の所長だったかた。十分功成り名を遂げられた方だ。それが現在ヘリオス(株)の神戸研究所の所長をされているという。ヘリオスというと何処かで聞いたことがあるなと思ったら、あのiPSを使った網膜治療のサポートをしている会社だった。しかも今度間葉系幹細胞を用いた脳梗塞治療の治験を始めるという。休むことのない情熱に感服した。さらにヘリオスのHPを見て驚いた。社長兼CEOがあの鍵本君ではないか。九州大学大学院生でありながらアキュメンというベンチャーを起こした伝説?の人物。私も少しだけ手伝ったことがあった。なんか縁があるのか。。。
明後日から講義が始まる。自転車が倒れそうだ。
6/1 昨晩から予兆はあったのだが普通に歩けるし油断していた。今朝起きたら右足首が猛烈に痛い。なんと左足膝も痛む。歩けるか?と思ったがなんとか這うようにしていつもの倍の時間をかけてラボにたどり着いた。最近『もしかしたらもう治ったのかも』と根拠もなくザイロリックを飲むのをサボっていた。疲労もあるのかもしれない。しかし発作が始まると嵐が過ぎるのを待つしかない。ついに自転車が倒れたか?
村上先生のゲートウエイ仮説では痛みによって脊髄の血管内皮細胞にケモカインが誘導され病原性のT細胞が侵入して行くそうだ。下肢に痛みを持ち続けるとそのうち脳脊髄炎になるのかもしれない。残念ながら痛みを抑える方法までは講演されなかった。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-28 18:08:05 (1146 ヒット)

 5/26 鹿児島から戻るとお昼にフランスから共同研究者のChristopheがやってきた。フランス語の堪能な秘書さんと和食の定食屋に行く。彼は日本人以上に日本を愛して止まないフランス人でもう何度も日本に来ている。『地震があったらどうする?』と聞くと『日本で死ねたら本望』という。うーん、私もパリは好きだがパリで死にたいとは思わないな。鹿児島から早朝戻ったせいか疲労感が抜けずしっかりDiscussionできなかった。
 翌日5/27阪大微研での『シグナルネットワーク研究会』に向かう。PCの電源を忘れていることに気がついて空港に行く前にラボに寄った。雨の中を歩いてかなり濡れた。しかもラボに寄ったために時間的にラッシュにひっかかった。泣きっ面にハチ。ただ大韓航空機事故に巻き込まれることなく定刻に出発できたことは幸いだったか。傘はじゃまくさいが捨てるのももったいない。大阪まで持って行った。しかし案の定、帰りの何処かで忘れて行った。何処に置いて来たのか全く記憶にない。阪大微研は10年前は年季の入ったビルだったがリノベーションされて見違えるように立派な外観でなかも美しい。そもそも大阪大学自体広々として緑に囲まれてどのビルも新しい。こんな環境で学べたら幸せだろう。いやいや見かけで学問ができるわけではない。ボロは着てても、、、といつもの強がりをつぶやく。
来週から講義が始まる。この土日はその準備に追われそうだ。論文も報告書も溜まっている。依頼された査読もある。スルーしたメールもだいぶ溜まっている。さらに火曜日は再び大阪出張である。まさに自転車操業。自転車操業というのはその場しのぎで次々に借金をしていくことを言うのかと思ったら、『自転車のように走り続けないと倒れてしまう状況』を言うのだそうだ。どちらにしても今の状況は自転車操業状態であることに変わりない。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-26 06:59:53 (990 ヒット)

 5/25夜リウマチ関連の研究会に呼ばれて講演を行った。一般開業医のかたも多いというのでIL-6のシグナル伝達を含めてJAK阻害剤とSOCSの話をする。鹿大の血液膠原病内科の先生も来られていたが、最新の話や実際のデータがほとんどなくてちょっと物足りなかったかもしれない。広い層に向けての話は極めて難しい。その先生から今日は「笑い」が少なかったですね、と言われた。このブログを楽しみにしているのだそうだ。ありがたいことだが、講演で『笑い』をとることは中身を理解してもらうよりさらに難しい。失笑を買うことは簡単なのだが。。。
朝桜島のご来光を眺めながら温泉を堪能する。これだから鹿児島はやめられない。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-22 17:16:32 (1147 ヒット)

 5/20にカナダ・ケベック州のSherbrookeで開かれるサイトカイン関連の会議に呼ばれた。ニューヨーク経由でモントリオールに着いて一泊。成田からモントリオールまで16時間の旅だ。昼間のフライトでかつ空調が悪いのか暑くて寝れなくて相当疲れた。モントリオールでは旧知のAntonisが迎えに来てくれた。彼も会議に参加するので翌日一緒に車で2時間ほどかけてSherbrookeに行った。Sherbrookeは初めて訪れる街だ。森にかこまれた街で新緑が美しい。
呼んでくれたのはIlan(イラン)とよばれているインド出身の地元のSherbrooke大学の教授だ。SOCSの研究を行っていて私は材料を提供して長く共同研究を続けている。しかし会うのは初めてだ。彼はこんな田舎までよく来てくれたと大歓迎してくれた。カナダの大学全体に通じるのかもしれないが、参加者はやたら中東関係者が多い。Aliと呼ばれていたオタワの教授はアフガニスタンか何処かの出身で、キューバ(中東ではないが)出身の教授も2名参加していた。昨今危険視されそうな名前ばかりで誰かが『トランプが大統領になったらアメリカに行けない』とジョークを飛ばしていた。半分本気で心配しているのかもしれない。
講演はお昼前だった。講演前のilanの紹介がふるっていた。『自分はAkiからマウスをもらって彼の後を追っているが彼の実験結果は100% reproducibleだった』。これは最高の褒め言葉だろう。11時頃を選んだのは時差があってもこの時間帯ならば大丈夫だろうと言うilanの配慮だった。時間超過したものの無事発表は終了した。昼食を楽しく食べてポスターのあと3つほど一般講演だった。ところがどんなに集中しようとしても睡魔が次々に襲ってくる。何度も意識を失ったようだ。コーヒーブレークにilanがやって来て『控え室を用意したからそこで睡眠をとれ』という。ついにやっちまったか?!きっと睡魔に負けて大いびきをかいていたに違いない。みっともなくて『いびきかいてたか?』と聞くこともできない。言われるがままに控え室のベッドに横になった。30分のつもり気がついたらもう夕方で会議は終了していた。慌てて会場に戻ったがほとんど人がいない。残ったポスターの前でしばし立ち尽くし続けたのであった。


 


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-21 18:31:51 (956 ヒット)

 5/15、長崎から戻った翌日、実は若冲展に行ってしまった。これまではほとんど知らなかったのにNHKに煽られたあわれな中高年のひとりだ。いろいろなサイトで殺人的な混雑で3時間待ちは覚悟しないといけないとわかっていた。それでも海外出張があるのでこの日を逃すともう行けない。朝早く出れば大丈夫と早朝から出かける準備をしていたのに結局ぐずぐずして着いたのは9時少し前だった。入れたのは11時頃だったのでやはり3時間並んだろうか。5/18は320分待ちだったそうだ。私は並ぶのが大嫌いで普通は列を見てすぐにひきかえすのだが、何故か並んでしまった。もちろんパソコンを持って行って立ちながら出張の準備のスライド作製をしていたのだが、それでも数時間待つのはつらい。どう考えても常軌を逸している。しかしこの主催者は巧妙なのか、列の折り返し点がみれないようになっていて、勘違いして『もうすぐかも』という期待をあたえられてしまう。列が折れているところに来て初めてもっと先があることがわかるのだが、そのときはもう30分以上も並んだのだから、、、という一度並ぶと離脱できない心理状態に置かれる。それにしても東京人は並ぶことに耐性が高い。整理券を発行すべきとか言う声は聞こえるものの総じて静かでかつ割り込む人もほとんどいない。日頃の通勤通学の混雑で鍛えられているか、諦観に達しているのか、ともかく東京人の忍耐力には感心する。
中は思ったほどの人混みではなく、近くで見ることができたのはよかった。海外へのお土産に絵の入ったメモ帳をたくさん買うことにした。展覧会の中でしか販売してないし、なにしろ3時間待って得られた貴重なものだ。話のタネにもなる。いいお土産が出来たと喜んこんでレジに行ったら、あっちに行ってくれという。なんとここでも見えないところに20分くらいのレジ待ちが並んでいる。さすがにこれにはゲンナリした。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-16 23:45:22 (1094 ヒット)

 頭のフケは英語でdandruffというのだそうだ。初めて知った。『ロード・オブザリング』(指輪物語)にも似た様な名前がでてこなかったっけ?中国の研究者がフケ症と頭皮の細菌や真菌との関係を調べた。一般的には真菌(マラセチアフルフルが有名)がフケ症に関係すると言われているが59人の中国の参加者の調査では真菌よりも細菌のほうが関係性が強く、細菌のなかでもブドウ球菌が多くプロピオン酸菌(Propionibacterium )が少ないとフケが出やすいらしい。ではどうしたらプロピオン酸産生菌を増やせるか?プロピオン酸産生菌は水を好むらしく保湿が重要だという。私の朝晩2回シャンプーなし、お湯だけシャワー法はもしかしたらプロピオン酸産生菌を増やすことでフケを抑えていたのかもしれない。しかしプロピオン酸産生菌はビタミンB12を作ってくれるがプロピオン酸は悪臭がする。もしかして臭ってたのかも。。。
実はもっと気になるのはフケと脱毛の関係なのだが。。。脱シャンプー法以来現状維持だったのが最近、ちょっと見にはわからないが密度が低下しているような気がする。そっちの調査もして欲しいものだ。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-16 09:12:32 (988 ヒット)

 5/13,14と長崎大学でのインターフェロン・サイトカイン学会に参加する。参加人数は少ないながらシンポジウムでは活発な議論が続き、ポスター発表も盛り上がっていた。ランチョンセミナーでは『これからのC型肝炎治療』と題して長崎大学消化器内科の中尾教授の講演があった。これまでウイルス性肝炎の治療法としてはインターフェロンが特効薬のように言われて来た。実際にそう講義でも教えて来たのだがこの5年で治療法は一変しプロテアーゼ阻害剤やさらにNS5A,NS5B阻害剤が現れてついにインターフェロン治療法は姿を消すと言われている。京都府立大学の角田先生(なんと本当にMBAを取得されているそうだ)は講演でインターフェロンは20年間使われたのでかなり薬としては長寿命であったが次ぎの世代にバトンタッチをした、と言われた。この学会はインターフェロンから始まって他のサイトカインも取り込んで会員を増やして来たが、インターフェロンが(少なくとも治療に関して)歴史的な役割を終えたのであればインターフェロンの名前は取ってサイトカイン学会としたほうがよいのかもしれない。
4月のウイルスの講義では相変わらずインターフェロンや新しいところでもプロテアーゼ阻害剤など5年遅れの話をしてしまった。講義レポートに『最新の話を聞きたい』とあったが今思えば講師の不勉強に対する強烈な皮肉だったのだろう。夜は長崎の夜景が見れる会場で懇親会。鹿児島大学のH先生と私に共通する(いや私は完治している)疾患で盛り上がった。飲み過ぎて朝会場まで歩く坂道がつらい。長崎は坂の町であることを実感した。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-06 08:55:12 (1624 ヒット)

 今月号のNature Medicine 22, 516–523 (2016) より。『腸内細菌は腸内のγδT細胞を制御して脳梗塞の病状に影響する』ヒトでは腸内細菌は動脈硬化の結果として脳梗塞や心筋梗塞など関係することが語られて来た。マウスの実験ではあるが、この論文では腸内細菌叢のDysbiosis(バランス失調)が樹状細胞を介して制御性T細胞Tレグ(Treg)とIL-17産生性γδT細胞の比率を変えることで脳梗塞を改善させることが報告されている。脳内炎症との関係に着目したわけだが、Dysbiosisは様々な疾患を悪化させることが多いのにこの場合は脳梗塞を軽減している。IL-17産生性γδT細胞が脳梗塞の悪化に寄与することはもうだいぶ前に七田君が報告しているし、Tregが保護的に作用することも報告されている。腸内細菌叢の乱れがこれらの細胞群に影響を与えることもわかっている。やはり流行の腸内細菌と脳梗塞後の炎症を結びつけたところが着眼点なのだろう。一般的な『dysbiosisは悪い』という認識と逆の結果なのも面白かったのかもしれない。ただ見ている結果は梗塞後1週間以内である。もう少し長い経過でみるとどうなるか?再生や修復と腸内細菌の関係も今後着目されるだろう。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-05-03 10:07:43 (1470 ヒット)

 消化器内科からNYに留学しているS君からメールが届いた。推薦状を書いた関係で時々やりとりを続けて来た。Scienceに論文がacceptになったという。留学して2年と少し、立派なものだ。途中ラボのgrantが切れそうでどうしようかと相談されたこともあったがよく乗り越えて頑張ったものだ。先月は同じ消化器内科からNIHに留学しているM君からCellにacceptになったと連絡をもらったばかり。慶應医学の継承者は着実に育っているようだ。一方こちらは相変わらずEditorやReviewerに苦しめられている。両君の頑張りはもちろんだがやはりボスの力量も大きいのだろう。いつもながら彼我の差に嘆息する。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-04-30 20:59:11 (1095 ヒット)

4/28日。毎年恒例の 九州大学医学部3年生向けの講義。今年はなんと3コマ(13時から90分X3)である。九大は学生に(いや講師に?)やさしい大学で大型連休はすべて講義なしにするためにその前後に詰め込むらしい。しゃべるほうも気力体力の限界に挑戦だが、聞くほうはもっとつらいだろう。なるべく動画を多用して興味をかき立てる講義をめざしたが、午後の3コマ目はさすがに出席は半分以下となった。それでも残っている学生らは熱心に聞いてくれた(と信じたい)。講義終了後質問がないので聞いてまわったが、どうも反応が鈍い。盛りだくさんすぎたか。ひとり『一年中鼻炎なんですけどどうしたらいいですか?』と聞いてきた学生がいたので『きっとそれはハウスダストがアレルゲンだ。部屋が汚いんだろう。掃除しなさい』と冗談のつもりで言ったら、なんだか傷ついたようで非常に申し訳なかった。『ただ、掃除する時にあまりホコリをたてないようにしたほうがいい。私もひどいダニアレルギーなんだが、女房がたまに掃除をするとすぐにわかる』と全くフォローにならないようなフォローをする。
やはり熊本の地震は福岡でも話題だった。熊本大学は特に高層階は深刻な被害だったそうだ。一日も早い復旧を祈りたい。ただ失礼を省みずに言わせてもらえば、もしかしたら先生方には『熊本には地震はない(ほとんどない)』と心のスキが少しはあったかもしれない。実は私自身も福岡西方地震の時がそうだった。地震が来てからはじめてつっかえ棒や留め具を準備したのだった。そして数年後には『もう当分来ないだろう』と暢気にかまえていた。幸い東日本大震災の時はラボに大きな被害はなかったが、まさに『天災は忘れた頃にやってくる』。テレビでも言っていたが日本に住んでいる以上何処でも地震への備えは忘れてはいけないということだろう。
一月ほど前に出していた論文の返事が返って来た。厳しい。いや理不尽な気がする。抗議を出そうか迷う。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-04-23 15:32:22 (1229 ヒット)

 4/22日吉での生命科学入門コースでのヒトコマ。昨年は本田先生だったので2年ぶりである。2年前と比べて大きな違いは聴講している学生の数である。4月に始まった講義なので私は3番目ではないかと思う。なのにいつか7月に行なった講義のときと同じくらいの人数しか出て来ていない。200名は登録したそうだが来ているのは40人くらいだろうか。講義中後ろを向いてしゃべっているやつもいる。そういうのに質問するようにしているのだが本人はなぜ何回も当てられるのか理解出来てないらしい。講義終了後感想を聞いてみた。文系の学生は「難しかった」、薬学部の学生は「聞いたことがある話だった」。うーん、これは難しい。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-04-17 15:12:13 (1794 ヒット)

 土曜日、福岡での研究会に参加する。16日深夜の熊本地方の本震のニュースにほとんど寝ていなかった。福岡のほうは被害はほとんどなく、参加者も多くは九州外からということで開催されることになった。我々の出来る本分を遂行しようという主催者の意思だろう。私は講演者のトップバッターだったので冒頭『紹介がありましたように私は九州の出身でかつ大分、鹿児島、久留米、福岡と九州各地を転々として来ましたので、今回の震災には非常に心を痛めています。しかしこのような時に我々ができることはしっかり勉強して明日の医療につなげることでしょう』と言って話を始めた。
分子生物学会などからまわってきたメールによると熊本大学では研究者や学生の人的被害はないものの研究施設は壊滅的な打撃を受けたそうだ。東北の時よりもひどいかもしれないと言われている。もちろんまずは被災した人々の生命や衣食住の確保だろう。一日も早い復旧復興を祈らずにいられない。薬学部長のブログによると学生さんも大学で受け入れている被災者の支援にまわっているという。立派なことだ。写真はメールでまわってきた熊大某研究室。


投稿者 : yoshimura1212 投稿日時: 2016-04-14 10:02:07 (1561 ヒット)

新学期になって学生は気分も新たに張り切っていると思うが、親にとっては学納金を納める憂うつな季節でもある。私も子供が通う大学(私立)から催促が来てため息がでる。私自身も学生さんからの学納金から給料をもらっている身分なので文句は言えないが、大学生の仕送りは年々減少しており、親に頼らずに学費や生活費を自分で工面しなければならない学生も多い。そのような苦学生には頭が下がるが、出来る限り奨学金を充実させて経済的な理由で学業を断念する若者を減らしてもらいたいものだ。返済義務のない給付型を新設するか議論されている議員のトンデモ発言もあったが、現状をご存じないのだろう。メリカ大統領選挙でも大学生のローンの過重な返済が若者の不満となってサンダース候補の支持につながっていると言う。アメリカの大学生の苦境についてはこちらの竹内先生の論評が詳しい

しかし大学生よりももっと手当が必要なのは義務教育の小さい子供たちだ。ユニセフの「子供のいる世帯の所得格差」調査で日本は 41カ国中ワースト8位だそうだ。子供は親を選べない。子供の貧困問題は国が最優先でなんとかすべきだろう。


  
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